コロナ感染対策派界隈 (original) (raw)

以前からこの考えは変わってなくて、マスコミの巨大な発信力に対抗して今の易きに流れる世の中に訴えかける一番の方法はこれだと思ってます。具体的に「飛び道具」っていうのは「映像と音楽と物語」だと思ってます。最近「現代版レイチェル・カーソン」をよく持ち出すのもこの辺と多少リンクしてます。 https://t.co/6gHRFIo9Xy

— ざらめ煎 (@zarame_senbee) 2024年10月10日

「映像と音楽と物語」がなぜ有効かといえば、映像や音楽、物語というのは適度に抽象化されていて、人がそれぞれが自分のこととして解釈しやすいからなんだよね。それによって多くの人が共感して、行動が促される。

その為には市民というものを深く理解することが必要なんだよね。それが無理でも最低限、市民がそう行動をとる意味というのをちゃんと理解できないといけない。そしてそれは自分の中の負の感情と向き合えばできるはずなのよ(悪いボクならそうするけど、そうしたくはないんだってね。悪いボクなんていないって人には無理だけどさ)。

でも、コロナ感染対策派界隈というのはまったくそれができてないじゃん?コロナの感染対策ができていない人を自分たちとは全く異なる(愚かな)人のように思っている。でも、感染対策してない人も一緒の人なんだよ。

あ……コロナ感染対策派界隈って

「大切な人の為にワクチンを」とか

「笑顔がみたい」とか

「免疫力を高める」とか

こういう(CM映像や音楽にも含まれている)抽象的な言葉を自分たちが信じる理屈に従って否定するばかりで、その言葉が喚起している物語に対して全く共感できていないようだから、そもそも普通の市民とは感覚が違う人たちなのかも……。そういう人たちは「映像と音楽と物語」を使っても、市民にメッセージを伝えられないと思う。

個々に解説が必要かな?

「大切な人の為にワクチンを」ってワクチンの効果だけをとれば、それは自分の為だけど、例えば自分が罹らないことで家族が罹らないならそれは家族のためにもなるし、もっと広く労働収入の持続可能性などでもワクチンは大切な家族のためと言える。この言葉は前者を訴えるためではなくて、後者に訴えるものなんだよね。そして、これは間違ってる?ボクは科学的には正確ではなくても、物語的には全く間違った言葉ではないと思う。そしてボクはこの言葉を否定する人たちを信頼しない。

「笑顔がみたい」。表情のもつ情報というのはとても重要なんだよね。普通の市民はそれを知っている。だからこの言葉に共感する。逆に言えば、マスクの着用を訴えるために、普通の市民の表情に対する感覚に対する共感無しに、表情を軽視するような人って信用できないんだよね。

ある論文に対して、コロナ感染対策派界隈が「マスクは子供の発達にマイナスどころかプラスだった!」と変な解釈をしてたけど、あの論文は、大人がマスクを着けている相手の表情を読み間違える事を「インペアメント」と表現していて、子供の「インペアメント」は大人より深刻だったけど、大人並みの「インペアメント」になったという話なんだよね。この論文をあんな風に読み間違えられるのも、表情という情報の重要性を理解でいてないからだと思ってる。

「免疫力を高める」。これも科学的にどうたらこうたらと否定してるけど、例えば、帯状疱疹の原因に関して、免疫力の低下とか免疫機能の低下なんて言葉が広く使われている。高めるというのは、こういうことの対になる概念なんだよね。免疫力という言葉が正確に定義されていないからこそ、例えば、帯状疱疹にならない為の免疫力の維持、ワクチンなどによる免疫の獲得なども含めて「免疫力を高める」と理解される。

もし「免疫力を高める」というのを否定したいなら、このような「免疫力の低下」というような言葉も含めて、社会で「免疫力」という言葉がどのように使われているかを理解した上で、わかりやすい説明を考えないと無理なんじゃないかな。

今の免疫力という言葉への批判は、確信犯とは本来の意味では~と大差ないんだよね。

最後にヒント

コロナというか感染症全体の対策を取り戻したいなら、コロナ対策で普通の一般市民がどういうキズを負ったかということについてもっと想像力を張り巡らしてね。それは水曜日のダウンタウンでコロナ感染対策界隈が批判していたようなキズとは異なるキズなんだよ。そのキズがあなたたちには見えていない。

ちなみに、ボクは今の社会を変えるのは飛び道具じゃなくて地道活動だと思ってるし、コロナ感染対策派はそれから逃げてるからさらに状況は悪化の一途を辿って、1年前の状況を取り戻すのにまず1年以上かかってしまうだろうと思ってる。

そして、社会が変わるのは、あなたたちの運動ではなくて、新型インフルエンザの流行などの状況の変化によってだと思ってる。

とはいえ。

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