やせっぽちソプラノのキッチン (original) (raw)
天ぷらと雲丹の味噌汁
8月17日は夫の命日。今年で丸四年が経ちました。長いようで短く、短いようで長い4年です。
命日にはやはり夫の好物を作りました。
暑いからといういい訳、一人分だから面倒という言い訳もこの日ばかりは仕舞って、天ぷらです。
魚介類は海老、帆立、水蛸。野菜は茄子、ピーマン、インゲン、ミニトマト、初物の松茸、残り少なになった鉢植えの茗荷、友達から頂いたケールと無花果。
衣は卵の黄身1個、冷水200ml, 小麦粉100gをふるって、だまが少し残るくらいにかき混ぜます。夕べはサフラワーオイルでサラッと揚げました。
左が夫へのお供え。(後で下げて冷蔵庫に入れました。今日は天丼か天ぷら蕎麦にでもしましょうか。)久しぶりの天ぷらはとても美味しく出来ました。特に美味しかったのが松茸とケールと無花果。抹茶塩が良く合いました。
〆は雲丹のお味噌汁。生雲丹はお刺し身で食べられる新鮮なものですが、一度これを作りたかったのです。
夫が学生の頃、フィールドワークで積丹半島の漁村にテントを張って1ヶ月現地調査をしたことがあるそうです。ある朝、漁師の家の方が朝ご飯を振る舞ってくれ、そのとき出て来たのが、穫れたての雲丹のお味噌汁だったそうです。お味噌汁とは言え、お味噌は全く入っておらず、雲丹だけで、それがこの上もなく美味しかったのだと、何度聞かされたことか。
その雲丹汁には遠く及ばないでしょうが、雲丹たっぷりのお味噌汁にしてみました。かつお出汁に雲丹と赤味噌をざっと擂り鉢で擂り、一煮立ち。
お葱も吸い口も無しで、素朴に。北海道の豪快さには敵わないでしょうが、とても美味しいお味噌汁でした。
ご訪問ありがとうございました。
by Mchappykun | 2015-08-19 01:52 | レシピ
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