団体旅客乗車票が昨年度限りで廃止されていたことに気づいた (original) (raw)

家のきっぷコレクションからこんなものが出てきました。

団体旅客乗車票です。中学3年の関西方面の修学旅行では東京から新幹線に乗ることになっていまして、そのときに配布されたものです。

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これはなんなのか。

たとえば東京から京都に修学旅行に行くとします。添乗員や引率の先生方は東京駅から京都駅までの団体乗車券を持っていますが、生徒たちは集合場所である東京駅まで行くすべがありません。おまけに本来は「東京都区内→京都市内」の乗車券のはずですから、特定特市内分を補ってあげようというのがこの団体旅客乗車票の趣旨です。ちなみに東京の場合は山手線内用と都区内用の2種類あるようですが、私が持っているのは都区内用のもののみです。

ところが、2024年4月1日以降に出発する学生団体より廃止されたそうです。今後は東京駅などの集合場所へは各自が交通費を負担する必要があるとのことです。

shugakuryoko.com(リンク切れはご容赦くださいな)

なぜ廃止されたのでしょうね。発行や配布に手間がかかる、修学旅行自体が減っている、といったところでしょうか。日本修学旅行協会が出している「データブック教育旅行年報2023」にこの辺のデータがいろいろ出ているっぽいです。国会図書館に行って閲覧してから記事にしようかとも思いましたがめんどくさいのでやめました。

集合場所までの交通費分儲かるから・・・と考えているならばこれまた利用者軽視の経営姿勢だ!!!と言わざるを得ない気がします。ただし記事公開日時点でJR西日本のFAQには「団体旅客乗車票を交付することもでき」るとの記載が残っていました。

faq-support.westjr.co.jp

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ご無沙汰しております。8月最初の更新となりました。別に忙しかったわけではありません。大学生の夏休みなんて暇ですからね。

9月からは北海道&東日本パスを2冊買って、2週間ほど北海道に行ってきます。旅行中も適宜更新していこうかなあなんてぼんやり考えていたり考えなかったりしています。