No.2 ブックオフの100円コーナーのこと (original) (raw)

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昨日はブックオフに行き、2冊の本を購入しました。

一冊は、モーリス・ルブランの「奇巌城」、もう一冊はジョン・ディクスン・カーの短編集です。
まだ読んでいないですが、面白ければ感想書いてみようかな。

ミステリー好きを自称しながら、ルブランもカーも読んだことがないのです。

初めて読むのに適しているかは分かりませんが、ただ100円コーナーで見つけたから買ったというだけです。

私はとてもケチな人間なので、愛好している作家の新作を除いては、本は基本的に中古で、しかもなるべく安い値段で購入しています。

最近はメルカリで、300円ぐらいで状態のいい中古本が手に入るので、ブックオフで300円以上だと躊躇してしまいます。
お金に余裕が無い訳ではないのだけれど。

なので、最近はブックオフでは100円コーナーばかり見ています。

メルカリが当店より1円でも高ければ割引します!みたいな、ヤマダ電機のようなサービスをやってくれればいいのに。

個人の小遣い稼ぎの金額に合わせていたら、経営なんて成り立たないのでしょうかね。

きっと悲しい人生だと思われていますよね。
私もそう思います。

でも、期待してお金を出して買った本よりも、100円コーナーでたまたま見つけて買った本の方が、面白かった時の感動が倍増しませんか?しませんか。

ところで、ブックオフでどのように値段が決められているのか、不思議に思うことありませんか?
(問いかけだけで答えはありません)

昨日行った店舗では、カズオ・イシグロの「日の名残り」が、100円と400円ぐらいの2パターンで売られていました。

しかし、100円のものと400円のものを比べても、正直違いがあまり分からなかったのです。

わざわざ両方手にとって、パラパラめくったりして比べてみたけど、なぜ値段の差があるのか、結局分かりませんでした。
細かい染みや折れ曲がりを見落としていたのかな。

もちろん、私なら100円の方を買います。
(「日の名残り」は既に持っているので買いませんでしたが)

一方、100円コーナーに置かれがちな作品の傾向、というのもやっぱりありますよね。
どの店舗にもこいついるよな~というやつ。特に海外作品かな。

私の感覚では、書店でものすごくプッシュされていたミステリーや、流行った映画の小説版などが多い気がします。

昨日は、「君の名は。」の小説版が棚一列を占領していました。

あと、そんなに金額が気になるなら図書館で借りて読めばいいのでは、とも思うのですが、やっぱり本は本棚に並べたいのです。

借りて読んで面白かったら買うにしても、初めて読んだ時の感動や衝撃が、1度手を離れると薄れてしまう気がするし。
(ああ、なんて偏屈な人間なんだろう)

結論。ブックオフの100円コーナーは楽しい。

それでは。