この素晴らしい世界に祝福を!9 紅の宿命 感想 (original) (raw)

2016.7

今回は、このすば9巻です。

めぐみんがめちゃヒロインしてました! ギャグラノベでなければもう完結してしまうのではと思えるレベル。

めぐみんの爆裂魔法+ゆんゆんのテレポートというヒットアンドアウェイが強すぎ!笑

あらすじ

めぐみんの呼び出しも肩透かしに終わった頃、王都で魔王軍幹部による攻撃の激化が報じられる。邪神ウォルバクの名前を見て俄然やる気を見せるめぐみんに押されて、ゆんゆんを加えてカズマらは前線に向かう。

最前線の砦では、敵の爆裂魔法に苦戦していた。そして、現れたウォルバクは見覚えのある赤髪の巨乳なお姉さんで…。

感想

めぐみんが爆裂魔法を習得するきっかけになった人ウォルバクだったー!何となくウィズじゃないんかなと思っていたのだけれど。

さらに、ウォルバク本人はアルカンレティアの温泉で会ったあのお姉さんでしたねー。ただ、怠惰を司る一方で暴虐の方がちょむすけに封印されている為に、あまり力を発揮出来てる感じではなかったです。

ウォルバク自体が何故魔王軍幹部になったのか語っていなかった点で、実際のところ悪い人じゃなかった気もします。そもそも、小さい頃に封印を解いてしまっためぐみんを助けたのもお姉さんだった訳で。

そんな中でしたが、魔王軍幹部を仕留めない訳にもいかず、最後はやはりめぐみんの爆裂魔法で一応の討伐完了となってました。

ウォルバクが人間たちに、爆裂魔法を放ってテレポートする戦法を取っていて、それをやり返すカズマやめぐみん達が逆に悪役っぽくなってたのは面白かったです。

とは言っても、恩人殺しのような形になってしまっためぐみんは心を痛めて、それもあってカズマへの大胆な同衾や告白もしていて可愛かったですが、そこはまぁオタクなカズマらしく一線を越えることはなく。

でも、初な感じはリアルと言えばリアルっぽかったですね。ほぼほぼ両想いなのが分かったとは言え。

また、カズマがダイナマイトを試作していて、それなりに成果もあってそれに焦るめぐみんでもありましたが、今回のあらゆる意味での存在感は圧倒的と言わざるを得なかったです。

ちょむすけに関しては、連動して消滅するという事もなく普段通りな様子でした。成長して擬人化してお姉さんがまた出て来たら良いなとも思いますが、別人格なのかな?

あとは、ダクネスがカズマのバインドを試して、トイレを手伝って貰う一幕もありました。このブレなさも良いけど、ヒロインレースは遅れてるよな…笑。

今回のbest words

補修隊長、今日もよろしくお願いします! (p.207)

→器用さが売りの自称女神。ウォルバクの心を折る斜め上の嫌らしさ。

あとがき

カズマらのパーティの大金星が止まらないですね笑。そういや、ウォルバクが話していたお伽話の勇者の名前がサトウだった件、歴史の改変とかが起こってるのか否か。

次回は、またアイリスが出てくるようです。