インターネットの友達とは赤の他人である (original) (raw)
年が明けて2020年になった。
☆☆☆
年が明けてすぐ父にメールをした。
父は几帳面な人で、メールを送るとすぐ返信してくれるのだ。
しかし今回は返信に3日ほど掛かったため、私は病気で入院でもしてしまったのかと、かなり心配してしまった。
親がこの世からいなくなってしまうのではないかというリスクを少しでも考察してしまった。
父に失礼なことをした。申し訳なく思った。
いま、メールボックスを開けたら返信が届いていた。
私はそれを読んだ。
どうも会社を定年退職してから自治会やお寺のボランティア活動で、年末年始ずっと働いていたと言う。
父は社会に対して恩義をお返ししたい。
社会から大変助けてもらったからその恩を返す。
とメール本文に書かれていた。
また自治会の要職に就いたためしっかりしなければ。と書いていた。
私がインターネットで記事をひたすら書きまくっている間、インターネットをほとんどしない父は周囲の人間をひたすらに助けまくり、なんか知らんがまた出世していたのだ。
どう控えめに見ても父のほうが質の高い生き方である。
会社でも出世し退職しても人から必要とされ、頼られ、またしても出世する。
栃木工場のトップに立っていた男と会話ができるというのは、息子としてメリットがでかいなとたまに思う。
恥ずかしい話ではあるが、鷹がトンビを生むとはこのことである。
このブログは、ライブドアブログ時代アクセス数が一番多いときで月間3万6,000アクセスだった。
一人あたり2ページ読むとして月間1万8,000人が来客する。
しかし私は1万8,000人のうち一人とも会話をしたことがない。
生身の人間としてお会いしたこともない。
ライブドアブログでは累計閲覧者数というデータがあったが、ウチのブログの累計閲覧者数は33万人だった。
しかし私はネットからつながった友達が一人もいない。
ネットで知り合った人間がもしもホームレスになって、家に泊めてくれと言ったら、あなたは泊めるだろうか。
いいえ。誰も赤の他人を家に泊めたりなんかしませんよね。そう。ネットの友達とは赤の他人のことなのだ。
前澤社長のツイッターフォロワーは586万人だが、586万が困っていたら、彼はその全員に手を差し伸べるだろうか。
前澤社長は昨年度100人に100万円、総額1億円のお年玉キャンペーンを企画し、ツイートしたが彼がやっていることはただの利潤の最大化に過ぎない。
良い行為でも悪い行為でもない。ただの自己利益の最大化である。
半年くらい前から私も感覚的に(というかミクロ経済学最高の理論、インセンティブ理論を使えば気づくのだが)
藤沢さんが仰るように、彼がやっていることはこういうことなのだ。
■こういうこと
出典:藤沢さんのツイート(https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1209745081067925505)
前澤さんは館山市に20億円寄付したが、寄付によって得られるふるさと納税の返礼品と、新聞に掲載される広告費の総額が20億円を超えると分かったあとに、そろばん弾いて儲かるぞ!
と分かった後に寄付しているのだ。
1億円プレゼントキャンペーンも1億円以上の広告費が浮くと判断したあとにキャンペーンをしているのだ。
ネット民というのは、要は期待値が1を超えた時、利益が出る、金になると判断したあとに、寄付やらボランティア活動やらをする。
だから金持ちは金が増え続けるんです。別に悪いことではなく根っからの商人なのだ。
なんかみなさんご存知ないですよね、知名度がどんだけ金になるかってことを。
皆がどんだけテレビに出たがっているかってことを。
知名度全国区の蓮舫議院が安倍総理に総理!総理!2位じゃだめなんですか?
と言った瞬間からすかさず執筆活動に励み、書籍「一番じゃなきゃ駄目なんですか?」を出版したことを。
堀江さんがヌードになってネットを炎上させ、ついでに逮捕もされて知名度全国区になったあとすかさずゴーストライターを使って、毎月本を出版していることを。
全国区の知名度に到達した鳩山元総理が本を出版し、そこそこ金を稼いでいることを。
ネットの成功者は夢を売り金を稼ぐのだ。
イケハヤさんとかヒトデさんとかはあちゅうさんとか、全員やってることは同じである。
サブスクリプションモデル(月額定額モデル)で夢を売り、毎月金が銀行口座から入金してくるのだ。
ブログ成功の秘訣とかYoutubeの教科書とかサロンとか、そんなもんだ。
で、誰一人それ読んで成功者が出てこないのだ。夢だけ売っているのだから当たり前である。
金持ちは夢を売り価値を買う。知名度を使い、金が毎月入金される権利を買う。だからより金持ちになる。
いつものことである。
日本人はまだ1億2,000万人もいる。
1億2,000万人から名前を知られると、1人1円ずつ寄付してもらえるだけで1億2,000万円の収入になる。
だからみんな知名度全国区を目指しているし、全国区の知名度になった人は全員本を出版し
1億2,000万人から1円を受け取るビジネスモデルを展開するのだ。
かといって1億2,000万人が困っていたりネットのフォロワーが失業したりホームレスになって住む場所も食べ物もなくなったとしても、誰も助けたりなんかしない。
金を受け取るだけの場所なのだ。
ネットは損得勘定で動いているのだから当たり前だ。
ネットとはただのツールだ。金持ちにとっては所詮は金儲けの道具にすぎない。その程度だ。
で、私も有料記事よりさらに質の高い無料のブログを書こうと努力しているが、ネットでそこそこアクセス数を得ても別に友達ができたりしません。
つながりがないためです。儲けるためのツールなんだから当然です。
ということで今年の目標は生身の人間を大切にすること。
リアルの知り合いを作ることに決めました。
ネットなんて所詮ゴミだから。有料も無料も全部役に立ちません。
書き込みの半分以上は嘘だし、まともなことを言ってる人は少数派です。
私は自分が書いたブログ以外ほぼ読んでいません。
だって、自分が書いた記事がネットで一番質が高いのだから仕方ありません。
ネットは文章の質が悪すぎます。
世のため人のために書かれた記事が少なすぎるし、嘘が多すぎる。
人から頼られて困っている人を損得勘定抜きに助けまくるから、父みたいにアホみたいに周りから親しまれ必要とされ、そのため、周りに人がいっぱいやってくるわけです。
ネットの金持ちとかネットからできた友達なんていないでしょ。
だって所詮金を儲けるためのツールとしてネット使ってるのだから、当然です。
私から見てネットは役に立たないため、論文を読む時間を増やします。
あけましておめでとう。今年もよろしくね。
今年も努力と研鑽を続けていきます。質の高い記事をたくさん書いてタダで提供します。
平気で損のできる大人になりたいですし、なろうとしています。