Broadway! in AUTUMN 10月はイギリス発「サンセット大通り」、ジャック・アントノフ参加のロミジュリ (original) (raw)
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実話をもとにした新作ロマンスコメディも
2024年10月17日 11:30 2
10月のアメリカ・ニューヨークのブロードウェイには、イギリス・ロンドンから、意欲的な演出で話題を呼んだミュージカル「サンセット大通り」や、若手人気俳優を起用した、音楽プロデューサー、ジャック・アントノフ参加のシェイクスピア劇など、話題作が次々とお目見え。さらに、骨太作品の演出に定評があるケニー・レオンによる群像劇や中年男女のコミカルなラブロマンスなど、バラエティ豊かな作品が劇場街を彩る。
「わが町」
2024年10月10日(木)~
エセル・バリモア劇場
脚本:ソーントン・ワイルダー
演出:ケニー・レオン
出演:ジム・パーソンズ、ゾーイ・ドゥイッチ、ケイティ・ホームズ、ビリー・ユージーン・ジョーンズ、エフレイム・サイクス、リチャード・トーマス、ミシェル・ウィルソン、ジュリー・ハルストン、ドナルド・ウェッバー・ジュニア
1938年にブロードウェイで初演され、ピュリツァー賞を受賞したソーントン・ワイルダーの3幕劇。20世紀初頭、アメリカ・ニューハンプシャー州の田舎町に暮らす住民たちの日常生活が描かれる。ブロードウェイで5度目の上演となる今回は、「陽なたの干しぶどう」でトニー賞を受賞したケニー・レオンが演出を担当。物語を進行する“舞台監督”役をジム・パーソンズ、エミリー・ウェッブ役をゾーイ・ドゥイッチ、ジョージ・ギブス役をエフレイム・サイクスが演じる。
ミュージカル「サンセット大通り」
2024年10月20日(日)~
セント・ジェイムズ劇場
原作:ビリー・ワイルダー
脚本・作詞:ドン・ブラック、クリストファー・ハンプトン
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
振付:ファビアン・アロイーズ
演出:ジェイミー・ロイド
出演:ニコール・シャージンガー、マンディ・ゴンザレス、トム・フランシス、グレース・ホジェット・ヤング、デイビット・サクストン
同名映画をもとにアンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲したミュージカル。今年のローレンス・オリヴィエ賞で最多7冠に輝いたジェイミー・ロイド演出版が、ロンドンからニューヨークへ。ロイド演出版では、シンプルな舞台装置や、リアルタイムで撮影された映像を使用し、過去作を大胆に再構築。第2幕では、ジョー役のフランシスが劇場外へ飛び出し、路上を歩きながら歌唱する。ロンドン公演に続き、ニコール・シャージンガーが銀幕復帰を目指す大女優ノーマ・デズモンド役、トム・フランシスが若き脚本家ジョー・ギリス役で主演を務める。
「レフト・オン・テンス」
Left on Tenth. Now in performances
2024年10月23日(水)~
ジェームズ・アール・ジョーンズ劇場
脚本:デリア・エフロン
演出:スーザン・ストローマン
出演:ジュリアナ・マルグリーズ、ピーター・ギャラガー、ピーター・フランシス・ジェームズ、ケイト・マクラグガージ、トーマス・マイケル・ハモンド、サラ・グレース・ウィルソン
映画「ユー・ガット・メール」の脚本でも知られる作家デリア・エフロンの回顧録を、スーザン・ストローマンの演出で舞台化。実話をもとにした本作では、過去に関係を持った男と再会し、人生と恋愛の“2度目のチャンス”をつかみ取るヒロインの様子がコメディタッチで描かれる。デリア役を2006年の「Festen」以来、2度目のブロードウェイ登場となるジュリアナ・マルグリーズ、相手役を「夜への長い旅路」でトニー賞候補に挙がったピーター・ギャラガーが務める。
「ロミオ+ジュリエット」
2024年10月24日(木)~
サークル・イン・ザ・スクエア劇場
脚本:ウィリアム・シェイクスピア
演出:サム・ゴールド
音楽:ジャック・アントノフ
出演:キット・コナー、レイチェル・ゼグラー、ギャビー・ビーンズ、ダニエル・ブラヴォ・ヘルナンデス、ジェイサイ・チェイス・オーウェンズ、トミー・ドーフマン、ニハール・ドゥヴリ、ソラ・ファディラン、タヒーン・モダック、ギアン・ペレス
グラミー賞で年間最優秀プロデューサー部門に3年連続で輝いたジャック・アントノフが音楽で参加し、サム・ゴールドが演出を手がける、シェイクスピア悲劇の新プロダクション。Netflixドラマ「ハートストッパー」で人気を得たキット・コナーがロミオ役、2022年に日本でも公開された映画「ウエスト・サイド・ストーリー」でマリア役を演じたレイチェル・ゼグラーがジュリエットに扮し、それぞれ本作でブロードウェイに初出演する。
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