日韓演劇交流センター (original) (raw)

韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2
俳優オーディションのお知らせ

2025年は、日韓国交正常化60周年の記念の年です。

その年に12回目の「韓国現代戯曲ドラマリーディング」を実施できることをとても嬉しく思っています。例年通り演出家の公募に加えて、2回目の翻訳者の公募を行いました。どちらも多数の応募をいただき、魅力的な方々に演出・翻訳としてご参加いただけることとなりました。

つきましては、公演に向けて出演者を公募いたします。

出演ご希望の方は下記要綱を熟読のうえ、必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ1枚(PDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください)にまとめ、下記グーグルフォームにてご応募ください。

それでは、たくさんの皆様からのご応募をお待ちしております。

上演2作品

『火種』

【作家】崔原碩 (チェ・ウォンソク)
【演出】桑原裕子
【翻訳】岡野萌、諏訪さちこ、森喜久子
【翻訳監修】石川樹里

『ハウスソナタ』

【作家】韓賢珠(ハン・ヒョンジュ)
【演出】万里紗
【翻訳】宋美幸(ソン・ミヘン)

応募方法

※応募フォームが利用できない場合、メール(japan.korea.tcc@gmail.com)でお送りください。

・応募フォーム https://forms.gle/NDBoi1CgJpGMUK756

・応募フォームが利用できない場合
件名に「2025日韓リーディング出演希望」を記載し、下記(1)~(11)をA4用紙1枚以内でPDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募ください。

応募用紙記載事項

A4サイズ1枚(PDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください。書式自由)

(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)性別と身長
(5)住所
(6)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(7)略歴
(8)志望理由(200字程度)
(9)プロフィール写真(全身とバストアップ)
(10)希望作品(複数可)
(11)2次審査の日程で、現時点でNGの時間帯があればお知らせください

オーディション(2次審査)日時

9月20日(金)
※会場は東京都内となります。書類選考通過の方にお知らせいたします。

応募締め切り 9月2日(月)18時必着

結果のお知らせ

書類選考通過の方に、9月13日(金)までにメールにてご連絡いたします。
オーディション(2次審査)結果は、オーディション後10日ほどでお知らせいたします。

オーディション参加条件

・韓国演劇に興味のある方で、20歳以上で1年以上の俳優経験者、心身ともに健康の方
・募集対象:20代〜60代までの俳優
・出演料は1ステージ15,000円×3ステージを予定(稽古手当・交通費込み)
・下記に記載の2月の稽古と本番にすべて参加できること(2024年12月もしくは2025年1月に顔合わせの可能性あり)
・公演中は他の作品も必ず観劇し、期間中の行事に必ず参加すること
・チケットノルマはありませんが、積極的にチケットを売っていただくこと
・応募書類は返却いたしません。

※新型コロナ感染症対策に対応しながらの上演となりますので、予定が変更になることがありますので、その際にはご協力をお願いいたします。

オーディション参加費 無料(会場までの交通費は自己負担となります)

上演までのスケジュール

2024年12月もしくは2025年1月中に、顔合わせ・勉強会の可能性あり。
稽古日程 2025年2月18日(火)頃~2月26日(水)頃(約7日程度) 座・高円寺の稽古場ほか

公演概要

2025年2月28日(金)~3月4日(火)
会場:座・高円寺1
全6ステージ (各作品3ステージ)

2月
28日(金)19:00A ◆ポストトーク

3月
1日(土)16:00B ◆終演後シンポジウム(18:15頃からを予定)
2日(日)13:00A/17:30B ◆ポストトーク
3日(月)19:00A
4日(火)14:00B

お問い合わせ先

ご不明点は、下記にお問い合わせください。
必ず件名に「2025日韓リーディング俳優オーディション」と記載してください。
japan.korea.tcc@gmail.com(日韓演劇交流センター事務局)


作品について

◆作家・作品について戯曲の一部と登場人物表については、**こちら** をご参照ください。
戯曲の全編をお読みになりたい方には、戯曲集を1,000円+370円(送料)+振込手数料で販売しております。japan.korea.tcc@gmail.com(日韓演劇交流センター事務局)にお問合せください。

『火種』

原題:빌미
(2017年の韓国演劇ベスト7選出、第12回大韓民国演劇大賞受賞作品)

【作】 崔原碩 (チェ・ウォンソク)
1967年、韓国ソウル生まれ。劇作家、演出家、俳優。2023年から慶尚南道立劇団芸術監督に就任。現代社会を支配する資本や権力、暴力の問題をえぐり出す独自の作風で注目を集めている。
『変態』(2012)で第一回ソウル演劇人大賞受賞。
『不滅の女』(2013)で第五回ソウル演劇人大賞受賞。
『殺・色』(2022)で第四十二回今年の最優秀芸術家賞(演劇部門)受賞。

【翻訳】 岡野萌(おかの・もえ)
2003年、東京生まれ。現在、日本女子大学に在学中で、社会学を専攻する。2023年度には韓国・梨花女子大学への交換留学を経験。以前から様々なジャンルの韓国語書籍を翻訳することを趣味としてきたが、本格的な翻訳は演劇『火種』が初挑戦。

諏訪さちこ(すわ・さちこ)
東京都出身で今は山梨県在住。高校・大学時代、演劇にいそしむ。その後、理学療法士として病院等に勤務する傍ら、趣味で韓国語の勉強を始める。現在は字幕翻訳をメインとするフリーランサーで、日本語教師として教壇にも立っている。戯曲翻訳は今回が初挑戦。

森喜久子(もり・きくこ)
岡山生まれ。中高大学時代は演劇漬けの毎日。その後神奈川県警に就職、韓国語の研修を受けたのがきっかけで退職し、韓国に渡り言葉を学ぶ。現在は韓国語関連のフリーランサー、通翻訳者及び韓国語の講師として活動中。戯曲『6月26日』(作=張泰俊) 翻訳。

【演出】 桑原裕子(くわばら・ゆうこ)
東京都出身。劇作家・演出家・俳優。KAKUTA主宰。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術監督。KAKUTA『甘い丘』(2009年)にて第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)、KAKUTA『痕跡』(16年)で第18回鶴屋南北戯曲賞、18年穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』で第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞および第70回読売文学賞戯曲シナリオ部門受賞。19年に劇団作品『ひとよ』が白石和彌監督で映画化。NHK昭和歌謡ミュージカル『また逢う日まで』(脚本)、赤信号劇団『誤餐』(作・演出)、『ロビー・ヒーロー』(演出)、『たわごと』(作・演出)、『ナビレラ』潤色・演出、24年12月脚本を手掛ける『応天の門』が明治座で上演予定、25年6月には『ザ・ヒューマンズ』演出を控える。

【あらすじ】
とある別荘地。大学教授のチェ夫妻は、娘のスンヨンの留学の送別会を開くために都会から離れた別荘に来ていた。しかし、スンヨンは、その送別会に自分より30歳も年上の婚約者を連れて来たため、チェ教授夫妻は大反対する。そして、別荘の管理人一家も巻き込む形で不幸な偶然が重なり、殺人事件が起こる。皆がその殺人事件の責任を回避するために嘘をつき始め、事態は壊滅的な破局に向かって突き進んでいく。

『ハウスソナタ』

原題:집집:하우스 소나타
(2021年の韓国演劇ベスト7選出、第58回東亜演劇賞戯曲賞受賞作品)

【作】 韓賢珠(ハン・ヒョンジュ)
1978年生まれ。劇作家。労働問題や青少年問題など常に社会と寄り添いながら、そこに存在するテーマを扱った作品を書いている。
『私たちを見たか?』(2009)で第四回CJヤングフェスティバル最優秀作品賞選出。『八七八メートルの春』(2011)で、第一回碧山戯曲賞受賞。
『少年がそうした』(2012)で2012年の韓国演劇ベスト7選出。

【翻訳】 宋美幸(ソン・ミヘン)
1976年、神戸生まれ。日韓関連の公演や映画などで、現場通訳や字幕制作の仕事に携わる。これまで関わった主な作品に、舞台『焼肉ドラゴン』『海辺のカフカ』『屋根裏』、映画『ひと夏のファンタジア』『アイアムアヒーロー』『お嬢さん』など。

【演出】 万里紗(まりさ)
日本女子大学卒業後、舞台や映像と幅広く活動、2016年には主演映画『眼球の夢』が第64回ロッテルダム国際映画祭の正式招待を受ける。近年は演出や戯曲翻訳など多方面から演劇に携わる。演出作に、『ミュージカル 人間ども集まれ!』、『詩劇 響きと怒り』、 翻訳作に『原宿ガールズ』『Big Deal』『A WALK IN THE WOODS』など。主な出演作に、『デカローグ プログラムE』『不思議な国のエロス』『屠殺人ブッチャー』『海戦 2023』『レオポルトシュタット』『アンチポデス』『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』『Fly By Night』『ペール・ギュント』など。 GNC主催「俳優指導者ゼミ」修了。

【あらすじ】
国民の多くが、「アパート」と呼ばれる高層マンションや住宅団地で暮らすことを望む韓国。日韓ワールドカップが開催された2002年と約二十年後の2021年を行き来しながら、安心して生活できる「家」を切実に願う二人の女性を巡る物語。
60代のパク・チョングムは、教会の助けを借りて新しく建てられた公共住宅に入居するが、追い出されるのではないかといつも不安を感じていた。もう一人の主人公、新婚で30代のヨン・ミジンは、住宅価格が高騰するなか友人のコネを使って古い公共住宅に入居し、シンク台の下に隠されていた旧札の札束を見つける。その部屋は以前、パク・チョングムが住んでいた部屋だった…。

留意事項
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください

当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。
参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。

以上

隔年で上演している「韓国現代戯曲ドラマリーディング」、次回は日韓国交正常化60周年を迎える2025年に、座・高円寺1にてリーディング公演を予定しております。つきましては、その演出家を1名公募いたします(今後、出演者もオーディション形式で募集したいと思っております)。当企画に興味を持つ演出家の方々の、たくさんのご応募をお待ちしております。

◆応募資格
演出経験10年以下、もしくは39歳以下。
戯曲を聞かせるドラマリーディングであることを踏まえ、通常の上演のような動きは抑える形での公演を目指せること。

◆応募方法
応募フォーム、もしくは、メール( japan.korea.tcc@gmail.com)のいずれか
・応募フォーム https://forms.gle/QSLqJjbzQ7fxnXWTA
・応募フォームが利用できない場合
件名に「2024日韓リーディング演出希望」を記載し、下記(1)〜(10)をA4用紙2枚以内でPDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募ください。

(1)氏名(ふりがな)/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(5)略歴(活動歴・プロフィール。400字~1200字程度)
(6)志望理由(200字程度)
(7)ドラマリーディング(朗読公演)の演出で大切にしたいこと(200字程度)
(8)プロフィール写真(バストアップ)
(9)参考資料があれば記載。過去の演出作品の劇評、取材記事、
舞台映像のURL(映像の場合には編集をして3分以内のもの)など
(10)希望作品

演出料 15万円(税込)
締切 2024年5月31日(金)必着

◆公演までのスケジュール
6月下旬 演出家決定
9月 出演者オーディション・出演者決定
12月 顔合わせ
2月18日頃~2月26日頃 稽古(約7日程度) 座・高円寺の稽古場

公演概要
2025年2月28日(金)~3月4日(火) 座・高円寺1全6ステージ (各作品3ステージ) ※下記開演時間は変わる可能性あり。

| | 2/28(金) | 3/1(土) | 3/2(日) | 3/3(月) | 3/4(火) | | | --------- | ------ | ----------------------- | ------ | ------ | | | 14:00 | | 作品A | 作品B | | | | 16:00 | | 作品B※終演後、 シンポジウムあり | | | | | 19:00 | 作品A | シンポジウム後、両作品の作家や韓国側との交流会 | 作品B | 作品A | |

選考方法
書類選考の結果次第では、6月中旬から下旬に面接(オンライン可)を行うこともあります。

お問合せ
必ず件名に「2024日韓リーディング演出家募集」と記載してください
japan.korea.tcc@gmail.com


◆作家・作品について
公演の順番などは未定です。
※ご希望の方には、戯曲の一部と登場人物表を、データでお送りします。戯曲の全編をお読みになりたい方には、戯曲集を1,000円+370円(送料)+振込手数料で販売しております。上記メールアドレスにお問合せください。

『火種』原題:빌미

(2017年の韓国演劇ベスト7選出、第十二回大韓民国演劇大賞受賞作品)
あらすじ:とある別荘地。大学教授のチェ夫妻は、娘のスンヨンの留学の送別会を開くために都会から離れた別荘に来ていた。しかし、スンヨンは、その送別会に自分より30歳も年上の婚約者を連れて来たため、チェ教授夫妻は大反対する。そして、別荘の管理人一家も巻き込む形で不幸な偶然が重なり、殺人事件が起こる。皆がその殺人事件の責任を回避するために嘘をつき始め、事態は壊滅的な破局に向かって突き進んでいく。

【作者プロフィール】
崔原碩 (チェ・ウォンソク)
一九六七年、韓国ソウル生まれ。劇作家、演出家、俳優。2023年から慶尚南道立劇団芸術監督に就任。現代社会を支配する資本や権力、暴力の問題をえぐり出す独自の作風で注目を集めている。
『変態』(2012)で第一回ソウル演劇人大賞受賞。
『不滅の女』(2013)で第五回ソウル演劇人大賞受賞。
『殺・色』(2022)で第四十二回今年の最優秀芸術家賞(演劇部門)受賞。

【翻訳者プロフィール】
岡野萌(おかの・もえ)
2003年、東京生まれ。現在、日本女子大学に在学中で、社会学を専攻する。2023年度には韓国・梨花女子大学への交換留学を経験。以前から様々なジャンルの韓国語書籍を翻訳することを趣味としてきたが、本格的な翻訳は演劇『火種』が初挑戦。
諏訪さちこ(すわ・さちこ)
東京都出身で今は山梨県在住。高校・大学時代、演劇にいそしむ。その後、理学療法士として病院等に勤務する傍ら、趣味で韓国語の勉強を始める。現在は字幕翻訳をメインとするフリーランサーで、日本語教師として教壇にも立っている。戯曲翻訳は今回が初挑戦。
森喜久子(もり・きくこ)
岡山生まれ。中高大学時代は演劇漬けの毎日。その後神奈川県警に就職、韓国語の研修を受けたのがきっかけで退職し、韓国に渡り言葉を学ぶ。現在は韓国語関連のフリーランサー、通翻訳者及び韓国語の講師として活動中。戯曲『6月26日』(作=張泰俊) 翻訳。

『ハウスソナタ』原題:집집:하우스 소나타

(2021年の韓国演劇ベスト7選出、第五八回東亜演劇賞戯曲賞受賞作品)
あらすじ:国民の多くが、「アパート」と呼ばれる高層マンションや住宅団地で暮らすことを望む韓国。日韓ワールドカップが開催された2002年と約二十年後の2021年を行き来しながら、安心して生活できる「家」を切実に願う二人の女性を巡る物語。60代のパク・チョングムは、教会の助けを借りて新しく建てられた公共住宅に入居するが、追い出されるのではないかといつも不安を感じていた。もう一人の主人公、新婚で30代のヨン・ミジンは、住宅価格が高騰するなか友人のコネを使って古い公共住宅に入居し、シンク台の下に隠されていた旧札の札束を見つける。その部屋は以前、パク・チョングムが住んでいた部屋だった…。

【作者プロフィール】
韓賢珠(ハン・ヒョンジュ)
1978年生まれ。劇作家。労働問題や青少年問題など常に社会と寄り添いながら、そこに存在するテーマを扱った作品を書いている。
『私たちを見たか?』(2009)で第四回CJヤングフェスティバル最優秀作品賞選出。『八七八メートルの春』(2011)で、第一回碧山戯曲賞受賞。
『少年がそうした』(2012)で2012年の韓国演劇ベスト7選出。

【翻訳者プロフィール】
宋美幸(ソン・ミヘン)
1976年、神戸生まれ。日韓関連の公演や映画などで、現場通訳や字幕制作の仕事に携わる。これまで関わった主な作品に、舞台『焼肉ドラゴン』『海辺のカフカ』『屋根裏』、映画『ひと夏のファンタジア』『アイアムアヒーロー』『お嬢さん』など。


留意事項
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください

当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。 参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。

日韓演劇交流センターでは初めてのオンライン・レクチャーを開催いたします。
「韓国現代戯曲集 Ⅺ」に掲載されている『聞き分けのいい人々』(作:キム・スジョン 翻訳:石川樹里)と『これが最後だ』(作:イ・ヨンジュ 翻訳:金恵玲)
今回は、韓国演劇界で注目度の高い劇作家キム・スジョン氏とイ・ヨンジュ氏、それぞれの作品について、そして、個性豊かな各々の取り組みについて、ご紹介いただきます。
今後の韓国演劇を担う次代の劇作家によるレクチャー、そして、韓日演劇交流協議会 会⻑イ・ソンゴン氏とのディスカッション。ぜひお気軽にご参加下さい!!

<日程

A 3月6日(水)18:30−21:00

レクチャー&ディスカッション
多様な作品を通じて、性の不平等、障害と人権、個人と集団の対立など同時代の問題を先鋭的に扱うキム・スジョン氏。「韓国現代戯曲集 Ⅺ」掲載作品『聞き分けのいい人々』について、そして、ご自身の演劇活動、韓国の演劇の現状を伺いたいと思います。

<パネリスト> キム・スジョン(劇団 新世界)
<ゲストパネリスト> イ・ソンゴン(韓日演劇交流協議会 会⻑)
<司会> 青木鉄仁(日韓演劇交流センター 専門委員)

B 3月7日(木)18:30−21:00

レクチャー&ディスカッション
社会的弱者に対する倫理的態度を観客と共有する試みを続け、誠実なリサーチに基づいて繊細で叙事詩的な演劇を追求するイ・ヨンジュ氏。「韓国現代戯曲集 Ⅺ」掲載作品『これが最後だ』 について、そして、ご自身の演劇活動と問題意識について伺いたいと思います。

<パネリスト> イ・ヨンジュ(劇団 電話のベルが鳴る)
<ゲストパネリスト> イ・ソンゴン(韓日演劇交流協議会 会⻑)
<司会> 青木鉄仁(日韓演劇交流センター 専門委員)

パネリスト>

キム・スジョン (김수정/金秀貞)
劇作家、演出家。劇団新世界主宰。
2010年に創作集団TOOKを旗揚げ。2015年に同人制劇場「演劇実験室恵化洞窟一番地」の六期同人となり、「新しい世界、信じられる世界を望むアーティスト集団」を標榜して劇団名を新世界に変える。社会や歴史の恥部や不都合な真実を観客が目を覆いたくなるほど執拗に暴き出す作風で注目を集める。
韓国社会で起きた大規模な人災の現場を訪れて観客参加型のパフォーマンスを行う『忘却ダンス』シリーズ(2017~2019)、繰り返されるさまざまな暴力をポルノと定義し、これでもかと観客に見せ続ける『したがってポルノ』、日本軍「慰安婦」から現代までの性搾取百年史を描く『孔主たち』(2019)、障碍者施設の建設に反対する住民たちと障碍児を持つ親たちのエゴ剥き出しの対立を描いた『生活風景』(2021)、ベトナム戦争での韓国軍による民間人虐殺事件を裁く民間法廷を舞台化した『星たちの戦争』(2021)、10代から30代まで演劇の世界で経験したさまざまな暴力と、負け組にならないための必死の足掻きを告白した『キム・スジョンです』(2021)などがある。

イ・ヨンジュ(이연주/李姸周)
劇作家、演出家。劇団「電話のベルが鳴る」代表。
多種多様な登場人物を通して、いまこの時代を生きる数多くの「私」の話を紡いできた。
主な劇作作品に『ユニバーサルスタジオ』『これが最後だ』『電話のベルが鳴る』『とある村』『承認闘争;芸術家編』他。構成、演出作品に『障害、第三の言語で語る』『異般検閲』他。演出作品に『四月の寺院』『アリス・イン・ベッド』『当選者なし』『承認闘争;芸術家編』『電話のベルが鳴る』『ゴドーを待ちながら』ほか。
2017年 斗山蓮崗芸術賞(公演部門)を受賞。2019年『承認闘争:芸術家編』で第五六回 東亜演劇賞新人演出賞を受賞。2019年『これが最後だ』が〈今年の演劇ベスト3〉、〈韓国演劇ベスト7〉に選定される。

<ゲストパネリスト>
イ・ソンゴン(이성곤/李星坤)
演劇評論家。韓日演劇交流協議会 会長。韓国芸術総合学校演劇院演劇学科教授。同校卒業後、大阪大学文学研究科で博士号を取得。現在は在日コリアン劇団に関する研究、およびオンライン配信における観客のライブネスに関する研究に取り組んでいる

<参加費>一般 1,000円(A・B通し券)
※ 演劇関係7団体の会員は無料。
※ お申し込みの方には1ヶ月ほどの見逃し配信あり。

<講師言語> 韓国語(日本語通訳あり)

<お問合せ・お申込>
申込期日 開催当日の12:00まで。
参加ご希望の方は、オンラインチケットシステム「Peatix」からお申し込みください。
https://japan-korea-tcc1.peatix.com
上記システムがご利用になれない方は、件名を「韓国演劇のいまを知る!」にして、下記の情報を明記の上、メールでお申込みください。
japan.korea.tcc@gmail.com
①お名前(氏名・ふりがな)②連絡先(電話番号、メールアドレス)③ご所属
オンライン会議ツール「Zoom」を使用します。
お申し込みいただいた方に、開催日の12:00までにメールにて配信URLをお知らせします。

助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催/制作:一般社団法人日韓演劇交流センター
実行委員:鈴木アツト・柏木俊彦
コーディネート&通訳:石川樹里

日韓演劇交流センター「日韓演劇交流ラボ」
西堂行人×洪明花 トーク&レクチャー
「日韓演劇交流をたどる旅(2)」

パネリストに西堂行人、モデレーターに洪明花。ゲストパネリストに、森正敏氏、和田喜夫氏を招いてトーク&レクチャーを開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


「歴史を振り返る」Ⅱ ~下からの交流〜

日韓の現代演劇交流は、1972年、唐十郎の状況劇場の西江大学での無許可上演した『二都物語』から始まった。彼らを招聘したのは、抵抗の詩人・金芝河(キム・ジハ)。だがこの公演はゲリラ的公演であり、終演後、唐十郎らは帰国の途についた。彼らを呼んだ金芝河は逮捕され、死刑を宣告された。韓国では日本の文化や芸術はあくまで非公式だった時代の産物である。その後、劇団昴、発見の会が中心となった韓日フェスティバル、タイニイアリスの招聘など地道な演劇交流が始まった。こうした中で、多くの韓国演劇人が来演し、日本からも隣国に渡って演劇公演が行なわれた。これらの交流はあくまで個人的な人脈からなされてたもので、この段階の歴史をたどっていく。


日程 2024年2月26日(月)19:00〜21:00 会場 芸能花伝舎

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-30
・東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅 【出口2】より徒歩約6分
・都営大江戸線「都庁前」駅 【A5】より徒歩約7分
・都営大江戸線「中野坂上駅」「西新宿五丁目」より徒歩約10分
・「新宿」駅 西口より 徒歩約15分


パネリスト:
西堂行人(にしどう こうじん)
演劇評論家。2000年の日韓演劇交流センター創設時から委員(前副会長)として関わり、数多くのシンポジウム、レクチャーに参加してきた。ニュースレター「シアタ―コミュニケーションズ コリア―ジャパン」の編集長、「韓国現代戯曲集」の編集に携わる。2005年に『韓国演劇への旅』を出版。また『小劇場は死滅したか』が2000年に現代美学社から翻訳・出版されている。2023年3月まで明治学院大学文学部芸術学科教授。

モデレーター:
洪明花(ほん みょんふぁ)
SORIFA代表。一般社団法人日韓演劇交流センター副会長。
俳優、司会・ナレーション業を中心に活動する他、プロデューサーや通訳・翻訳、演技講師、韓国語教師としても活躍。2014年 文化庁在外研修生として、韓国国立劇団で俳優としての訓練を受け、2015年に韓国国立劇場でデビュー。2017年 小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。2021年12月、実存した伝説の舞姫“崔承喜”の一人芝居を、鄭義信の作演出で公演。映画「血と骨」「中学生丸山」「水の声を聞く」、日中韓合作映画「湖底の空」(ゆうばり国際映画祭グランプリ)NHKの連続ドラマ『群青領域』『ガラパゴス』に出演など。企業や芸術分野においての日韓通訳や両国の戯曲の翻訳紹介、両国の演劇や映画をプロデュース、各種演劇祭へのコーディネートなど、積極的に日韓交流活動に取り組む。

ゲストパネリスト:
森正敏(もり まさとし)1952年生まれ、大阪府出身。同志社大学文学部卒業後、青年座研究所で演劇を学び1983年劇団青年座製作部に入団。現在、劇団青年座代表取締役。日本新劇製作者協会理事。2000年から日韓演劇交流センターのメンバーとして韓国との演劇交流に携わる。2023年イ・ヤング氏の『黄色い封筒』(須藤黄英演出)上演に製作者としてかかわり、青年座として第16回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞。

和田喜夫(わだ よしお)
1951年山口県下関生まれ。早稲田大学在学中より演出を始める。1982年から11年間、劇作家・岸田理生との共同作業を続け、1992年オーストラリアのアデレード、パース国際演劇祭で『糸地獄』を上演。2001年よりオーストラリアやカナダの先住民の劇作家との共同作業を始める。代表作に『糸地獄』、『居留地姉妹』『ウィンドミル・ベイビー』など。演劇企画集団 楽天団代表。劇団yumyumcheese座員。日本演出者協会事務局長。

定員:20名ほど
料金:500円(演劇関係7団体の会員は無料)
お申し込みフォーム
https://forms.gle/uxtZxA3eNWqr2t3o7
上記のフォームが利用できない方は、メールにて、件名を「日韓演劇交流をたどる旅(2)」にして、本文に、①お名前(氏名・ふりがな)②連絡先(電話番号、メールアドレス)③ご所属 を明記の上、ご応募ください。のちほど詳細をご連絡いたします。
japan.korea.tcc@gmail.com

助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催/制作:一般社団法人日韓演劇交流センター

西堂行人×洪明花 トーク&レクチャー

「日韓演劇交流をたどる旅(1)」

パネリストに西堂行人、モデレーターに洪明花。
ゲストパネリストに、ふじたあさや氏、津川泉氏を招いてトーク&レクチャーを開催いたします。
第1回は、1920年代の築地小劇場・洪海星(ホン・ヘソン)の時代から、日韓の演劇交流をトークとレクチャーを交え振り返ってみようと思います。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日程 2024年1月29日(月)19:00〜21:00
会場:芸能花伝舎

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-30
・東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅 【出口2】より徒歩約6分
・都営大江戸線「都庁前」駅 【A5】より徒歩約7分
・都営大江戸線「中野坂上駅」「西新宿五丁目」より徒歩約10分
・「新宿」駅 西口より 徒歩約15分

パネリスト:西堂行人
モデレーター:洪明花
ゲストパネリスト:ふじたあさや、津川泉

西堂行人(にしどう こうじん)
演劇評論家。2000年の日韓演劇交流センター創設時から委員(前副会長)として関わり、数多くのシンポジウム、レクチャーに参加してきた。
ニュースレター「シアタ―コミュニケーションズ コリア―ジャパン」の編集長、「韓国現代戯曲集」の編集に携わる。
2005年に『韓国演劇への旅』を出版。
また『小劇場は死滅したか』が2000年に現代美学社から翻訳・出版されている。2023年3月まで明治学院大学文学部芸術学科教授。

洪明花(ほん みょんふぁ)
SORIFA代表。一般社団法人日韓演劇交流センター副会長。
俳優、司会・ナレーション業を中心に活動する他、プロデューサーや通訳・翻訳、演技講師、韓国語教師としても活躍。
2014年 文化庁在外研修生として、韓国国立劇団で俳優としての訓練を受け、2015年に韓国国立劇場でデビュー。
2017年 小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。
2021年12月、実存した伝説の舞姫“崔承喜”の一人芝居を、鄭義信の作演出で公演。
映画「血と骨」「中学生丸山」「水の声を聞く」、日中韓合作映画「湖底の空」(ゆうばり国際映画祭グランプリ)NHKの連続ドラマ『群青領域』『ガラパゴス』に出演など。
企業や芸術分野においての日韓通訳や両国の戯曲の翻訳紹介、両国の演劇や映画をプロデュース、各種演劇祭へのコーディネートなど、積極的に日韓交流活動に取り組む。

津川泉(つがわ いずみ)
1949年 茨城生。脚本家。
1989年 芸術選奨文部大臣新人賞(放送部門)、第3回ゴールデンアンテナ国際テレビ祭グランプリ受賞。
著書『JODK 消えたコールサイン』(白水社1993年)
訳書『韓国演劇運動史』(柳敏榮著・風響社2020年)
共訳『韓国現代戯曲集』(日韓演劇交流センター2005~21年)。
『京城放送局(JODK)ラジオプログラム集成』別冊『植民地朝鮮のラジオ放送)―近代マスメディアとしての京城放送局(JODK)』(金志善・三ツ井崇編著・金沢文圃閣・2023年)
編集・共訳『金志軒 韓日対訳創作シナリオ選集』(集文館・韓国2013年)。
日本脚本家連盟員。日韓演劇交流センター専門委員。

定員:20名ほど
料金:500円(演劇関係7団体の会員は無料)
お申し込みフォーム https://forms.gle/Tg8YnR6dr3LhceN69

上記のフォームが利用できない方は、メールにて、件名を「日韓演劇交流をたどる旅(1)」にして
本文に、①お名前(氏名・ふりがな)②連絡先(電話番号、メールアドレス)③ご所属 を明記の上、ご応募ください。のちほど詳細をご連絡いたします。
japan.korea.tcc@gmail.com

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催/制作:一般社団法人日韓演劇交流センター

日韓演劇交流センター「韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、10 回目・20年の取り組みを終え、新たな交流へと発展させることとなりました。日本の演劇人、またはそれに近い業界人に向けて、特に若い世代を対象とした交流へと展開していきます。

20年間の演劇交流のノウハウを使い、次世代の演劇人の育成と、韓国との演劇交流を進化させていこうと考えております。

その取り組みのひとつとして、前回2023年1月「韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.1」からは翻訳者公募も行い、想定を超えた人数の応募を頂きました。

この度、更なるステップとして「韓国戯曲翻訳ワークショップ」を実施いたします。

当企画に興味を持つ方はぜひご応募ください。
たくさんのご応募お待ちしております。
(これまでの取り組み https://tckj.org/category/news/

【募集要項】
〈概要〉
「韓国戯曲翻訳ワークショップ」は、次回開催予定の「韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2」に向け、新人翻訳者の育成と翻訳環境の充実化を目的に実施いたします。
本ワークショップでは、参加者3名が一本の戯曲を共同で翻訳し、上演戯曲として翻訳の質を高める過程を実践的に経験していただきます。そして最終的な翻訳戯曲は「韓国現代戯曲集12」に掲載され、ドラマリーディング上演が予定されています。
〈対象作品〉
・『빌미』 (2018年) 作:최원석(チェ・ウォンソク)
・翻訳言語:韓国語➡日本語
〈選出人数〉
・3名
〈スケジュール〉
・応募締切:2023年8月31日
※応募時に、対象作品『빌미』の一部を翻訳したものを提出していただきます。

▼ 対象作品『빌미』の一部(ダウンロード)
https://onl.sc/HieZ6yT
※ダウンロードできない場合は、japan.korea.tcc@gmail.comまでご請求ください。

一次(書類)選考発表:9月7日
※一次選考を通過された方は、オンライン面談を行います
二次選考(オンライン面談):9月上旬〜中旬

・翻訳者決定:9月中旬予定
・ワークショップ開催期間:2023年9月下旬〜2024年2月
・オンライン開催(全10回程度を予定。1回2時間ほど)
・劇作家、演出家、俳優を招いた、ブラッシュアップのための試読会を予定。
・日程は、相談の上、決定。
・戯曲集製本・掲載:2024年3月

〈応募資格〉
・自分の力で、韓国語を自然な日本語に翻訳できる方。
・プロの翻訳家ではなく、翻訳物が正式出版および上演されたことがない、または2作品以下であること。
・国籍、年齢、居住地などは問いません。
・翻訳ワークショップ参加者3名の共同翻訳となることをご理解いただける方。
・オンラインでの参加が可能な方。(Zoomビデオ会議システムを使用予定)

〈応募方法〉
以下の必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ(PDFファイル)にまとめ、下記フォームにてお申し込みください。

*ファイル名には応募者のお名前を記載ください。例「ご自身のお名前_応募用紙.pdf」「ご自身のお名前_課題翻訳.pdf」

※ (1)~(7)をA4 1~2枚(フォント11p)、(8)課題翻訳は別途にまとめること。

■応募用紙記載事項
(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)年齢
(4)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(5)「韓国語の標準語」と「日本語の標準語」以外に、駆使できる言語(外国語や方言)
(6)韓国語の学習歴、韓国語能力試験のレベル、および翻訳の実績(もしあれば)
(7)志望動機(200字程度)
(8)課題翻訳 : 対象作品『빌미』の部分翻訳

■応募フォーム(2023年8月31日(木)締切)

https://forms.gle/EaG5FkbJynGFou767

*フォームより応募ができない場合は、メールにてご応募ください。

その際、タイトルを 「韓国戯曲翻訳ワークショップ 応募」としてください。

メールアドレス:japan.korea.tcc@gmail.com

〈お問い合わせ〉
日韓演劇交流センター 事務局
メール japan.korea.tcc@gmail.com
★ ワークショップ終了後、レポートをご提出(A4用紙、1枚程度)いただきます。
★ ワークショップ参加者には、翻訳戯曲掲載料として各50,000円(税込)をお支払いします。

◆ファシリテーター
石川樹里(いしかわ・じゅり)
ソウル在住。 韓国芸術総合学校演劇院演劇学科卒業。
戯曲翻訳に『満州戦線』『哀れ兵士』(パク・クニョン作)、『渇愛』『獣の時間』(キム・ミンジョン作)、『カルメギ 가모메』『颱風奇譚』『外地の三姉妹』(ソン・ギウン作)、『鱈々(原作・プゴテガリ)』(イ・ガンベク作)、『黄色い封筒』(イ・ヤング作)ほか多数。共訳書に『韓国近現代戯曲選』(論創社刊)。『呉将軍の足の爪』(パク・ジョヨル作)の翻訳により第一五回湯浅芳子賞受賞。

◆ファシリテーターからのメッセージ
戯曲翻訳には小説の翻訳とは違う難しさと楽しさがあります。どんなに工夫を凝らして翻訳しても、演出家が読んだり、俳優が実際に声を出して読んだり、体を動かしてみて、はじめて分かることも多々あるのです。より質の高い上演戯曲の翻訳を目指して、一緒に悩み、意見を出し合い、実践的に切磋琢磨する時間にしていきたいと思います。たくさんのご応募をお待ちしております。

〈留意事項〉
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください

当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。
参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。

韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.1

■上演作品

『寂しい人、苦しい人、悲しい人』

作:ユン・ソンホ
翻訳:鄭世奈
演出:早坂彩
翻訳監修:浮島わたる

出演:
ひのあらた(東宝芸能)
平吹敦史
酒井康行(舞夢プロ)
佐乃美千子(オフィス松田)
金聖香
矢崎まなぶ(LUCKY RIVER)
西村由花

キャスト変更のお知らせ
『寂しい人、苦しい人、悲しい人』出演予定の石原朋香は、リハーサル合流前に発症した新型コロナウイルスの療養のため、やむなく降板することとなりました、西村由花(青年団)が代わりに出演することになりました。
出演を楽しみにされていたお客様には、心よりお詫び申し上げます。
キャスト変更に伴い、キャンセルを希望されるお客様はご連絡ください。

舞台は韓国ソウルのとある雑誌社。
人文社会科学季刊誌「時代批評」は、休刊の危機に瀕していた。
編集長としてやってきたソ・サンウォンは、広告業界での経験をもって、「時代批評」を新たに改革しようと試みる。
一方で、「時代批評」に賭けて、がむしゃらに雑誌を作ってきたキム・ナムゴンチーム長は、気に食わない様子だ。
時代の変化に取り残された一つの雑誌を巡って、登場人物七人の可笑しくも切ない人間模様が交錯する。
この作品は、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』をモチーフに創作された。脆さを抱えながらも、力強く生きていくしかない登場人物たちの姿は、今の時代を生きる私たちのリアルを描いている。


『⻘々とした日に』

作:チョン・ギョンジン
翻訳:村山哲也
演出:藤原佳奈
翻訳監修:沈池娟

出演:
辻響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)
廣川真菜美
二宮啓輔
石川朝日
はぎのー
坂口彩夏
渡辺香奈(青年団)
鈴木歩己
湯川拓哉
岡本易代(アニマ・エージェンシー)
富名腰拓哉
川喜田涼真
伊藤大晃

修行中の僧ヨサン(俗名ミンホ)と、ヨサンに贈る韓服を縫うジョンへ。
舞台は二人の回想で過去と現在を行き来する。光州民衆抗争により、ジョンへの弟キジュンは命を落とし、ミンホは戒厳軍による拷問の後遺症と罪悪感で苦しむ。見舞いに訪れたジョンへは、ミンホに襲われ、身籠った。
それを知らずに出家するミンホ。ミンホの兄ジンホは、二人を思い、ジョンへと娘ウンファを育てるが、ジンホも事故により死亡。
成長した娘ウンファの結婚式前後の数日間と、死者たちの記憶。

■劇場

座・高円寺1(杉並区立杉並芸術会館)

〒166-0002 杉並区高円寺北2-1-2
JR中央線「高円寺」駅 北口を出て徒歩5分

■本番日程

2023年1月25日(水)〜29日(日)
全6ステージ(各3ステージ)

1/25(水) 1/26(木) 1/27(金) 1/28(土) 1/29(日)
14:00 青*
16:30 シンポ
19:00 青★ 寂★

★:アフタートーク
*:託児サービスあり
※開場時間は開演の30分前

1月29日(日)16:30〜
シンポジウム「日韓の〈地域/地方〉演劇を考える」

※シンポジウムは入れ替え無し・単独参加の場合は準備が整いしだい受付開始・開場

■チケット情報

2022年12月1日(水)10:00〜発売開始
【料金】全席自由 税込
一般:1,500円
学生:1,000円(日韓演劇交流センター扱いのみ)
★シンポジウムのみ:500円 ※ドラマリーディングの半券提示で無料になります

【取り扱い】

・日韓演劇交流センター 《当日精算》 予約フォームはこちら

※受付をお済ませいただいたのちチケット記載の整理番号順にご入場いただきます。

・座・高円寺チケットボックス(月曜定休)
TEL:03-3223-7300(10:00〜18:00)
窓口(10:00〜19:00) http://za-koenji.jp/(無休24H受付)

※座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。
詳細は座・高円寺チケットボックスまで。
※車椅子スペースをご利用の方は、前日までにお申し込みください(定員あり)。
※障がい者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り1割引きとなります。
※託児サービス(定員あり・対象年齢1歳〜未就学児・1週間前までに要予約)料金は1,000円となります。

「韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、10 回目・20年の取り組みを終え、新たな交流へと発展させることとなりました。日本の演劇人、またはそれに近い業界人に向けて、特に若い世代を対象とした交流へと展開していきます。20年間の演劇交流のノウハウを使い、次世代の演劇人の育成と、韓国との演劇交流を進化させていこうと考えております。

今回は、例年通り演出家の公募に加えて、初の試みとして翻訳者の公募を行いました。どちらも多数の応募をいただき、魅力的な方々に翻訳・演出としてご参加いただけることとなりました。

つきましては、公演に向けて出演者を公募いたします。出演ご希望の方は下記要綱を熟読のうえ、必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ一枚( PDF ファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください)にまとめ、下記グーグルフォームにてご応募ください。

それでは、たくさんの皆様からのご応募をお待ちしております。


上演2作品

『晴れた日に』(仮)

【作家】ジョン・ギョンジン
【演出】藤原佳奈
【翻訳】村山哲也
【翻訳監修】沈池娟

『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)

【作家】ユン・ソンホ
【演出】早坂彩
【翻訳】鄭世奈
【翻訳監修】青木鉄仁

応募方法

※応募フォームが利用できない場合、メール(japan.korea.tcc@gmail.com)でお送りください。

・応募フォーム https://forms.gle/gZaajRFgxCCpM7Y8A

・応募フォームが利用できない場合
件名に「2023日韓リーディング演出希望」を記載し、下記(1)〜(11)をA4用紙1枚以内でPDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募ください。

応募用紙記載事項

A4サイズ一枚( PDF ファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください。書式自由)

(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)性別と身長
(5)住所
(6)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(7)略歴
(8)志望理由(200字程度)
(9)プロフィール写真(全身とバストアップ)
(10)希望作品(複数可)
(11)2次審査の日程で、現時点でNGの時間帯があればお知らせください

オーディション(2次審査)日時

10月27日(木)

※会場は東京都内となります。書類選考通過の方にお知らせいたします。

応募締め切り

10月13日(木)18時必着

結果のお知らせ

書類選考通過の方に、10月20日(木)までにメールにてご連絡いたします。
オーディション(2次審査)結果は、オーディション後10日ほどでお知らせいたします。

オーディション参加条件

韓国演劇に興味のある方で、20歳以上で1年以上の俳優経験者、心身ともに健康の方
出演料は1ステージ15,000円×3ステージを予定(稽古手当・交通費込み)
下記に記載の1月の稽古と本番にすべて参加できること(12月に顔合わせの可能性あり)
公演中は他の作品も必ず観劇し、期間中の行事に必ず参加すること
チケットノルマはありませんが、積極的にチケットを売っていただくこと
応募書類は返却いたしません。
※新型コロナ感染症対策に対応しながらの上演となりますので、予定が変更になることがありますので、その際にはご協力をお願いいたします。

オーディション参加費

無料(会場までの交通費は自己負担となります)

上演までのスケジュール

2022年
12月中に、顔合わせ・勉強会の可能性あり。

2023年
稽古日程 1月13日(金)~24日(火)(10日ほど) 座・高円寺稽古場ほか

公演概要

2023年1月25日(水)~29日(日) 座・高円寺1
全6ステージ (各作品3ステージ) 予定

1/25水 1/26木 1/27金 1/28土 1/29日
14:00 作品A 作品B
19:00 作品A 作品B 作品A 作品B シンポジウム

お問い合わせ先

ご不明点は、下記にお問い合わせください。
必ず件名に「2023日韓リーディング俳優オーディション」と記載してください。
japan.korea.tcc@gmail.com(日韓演劇交流センター事務局)


作品について

『晴れた日に』(仮)

原題:푸르른 날에
(2009年第3回車凡錫戯曲賞受賞、2011年初演で大韓民国演劇大賞作品賞・演出賞受賞)

【作家】 ジョン・ギョンジン 정경진
劇作家・作家。1965年生、全羅南道木浦市出身、在住。
2004年より小説、戯曲等の執筆を始める。2008年、戯曲『黒い海のカモメ』で第2回海洋文学賞・優秀賞を受賞。2009年、戯曲『晴れた日に』(タイトル仮)で第3回車凡錫戯曲賞を受賞。戯曲『ホンオ』が2010年ソウル演劇祭に公式参加、上演作は演出賞を受賞。小説『北極星』(筆名チョン・ソハ)2007年、小説版『晴れた日に』2014年を出版。2011年の本作初演は大韓民国演劇大賞 作品賞・演出賞を受賞、以後5年連続で上演され好評を博した。

【翻訳】 村山哲也(むらやま てつや)
東京都出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。公務員を経て、私立中学高校の社会科教諭(現職)。演劇部の顧問を務めるとともに、地域で演劇鑑賞運動に携わる。教職のかたわら、神田外語大学、語学学校等で韓国語と翻訳を学び、翻訳者を志す。『韓国映画100選』(クオン、2019年)に翻訳協力。韓国語の翻訳書に『誰でもかんたん!かわいいミニイラストの描き方』(翔泳社、2021年)、『おしゃれなライフスタイル動画撮影&編集術』(BNN、2021年)がある。(2022年にも出版予定あり)

【翻訳監修】 沈池娟(シム・ヂヨン)

【演出】 藤原佳奈(ふじわら かな)
身体の“態”を手掛かりに、わたしたちのはたらきを見つめる。2013年~2021年まで演劇創作ユニットmizhenの代表を務め、作家・演出を担当。『夜明けに、月の手触りを』が第21回劇作家協会新人戯曲賞最終選考ノミネート。一人芝居音楽劇『Sの唄』が平成28年度北海道戯曲賞優秀賞受賞。演劇×動画の祭典クォータースターコンテストで『マルイチ』(脚本・監督)グランプリ受賞。とよはし芸術劇場主催 高校生と創る演劇『Yに浮かぶ』脚本・演出(2020)。神奈川県主催 分身ロボットOriHimeプロジェクト『星の王子さま』脚色・演出(2022)。2022年より、“踊り”が世界を編みなおす起点になると直感し、知念大地と共に踊りを公共にひらく活動《しんしんし》を始動。

【あらすじ】
茶畑を見渡す庵で修業中の僧ヨサン(俗名オ・ミンホ)。愛し続けたミンホに贈る韓服を自室で縫うジョンヘ。舞台は2人の回想で過去と現在を行き来する。ミンホは光州で大学生だった時に伝統茶屋を営むジョンヘと恋仲になり、彼女の弟ギジュンとも親しくなる。だが彼らは光州民衆抗争の渦中の人となり、ギジュンは命を落とす。ミンホは戒厳軍に捕まり激しい拷問の末、仲間を裏切る。死なずに済んだが、後遺症と罪悪感から廃人同然になる。そんなミンホを支えようとするジョンヘ。弟を失いミンホを恨みもするが彼への愛は変わらない。だがそんなジョンヘをミンホは拒み、襲う。ミンホの子を身籠るジョンヘ。それを知らぬまま出家するミンホ。家業の製茶会社を継いだ兄ジンホ(養子)は、ミンホとジョンヘのことを思い、事情を知った上でジョンヘに求婚し、娘ウンファを我が子として育てるが、ウンファが4歳の時に事故死する。ミンホは僧イルジョンと出会い僧侶として生きることに光明を見いだす。やがて成長した娘ウンファの結婚式に参列する僧ヨサン。娘と心を通わす。ジョンヘとも久しぶりに言葉を交わし打ち解ける。式を終え僧服に戻り、仲間たちが眠る光州の墓地を訪れる。


『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)

原題:외로운 사람, 힘든 사람, 슬픈 사람
(2013年初演、2018年韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト 3」選定 )

【作家】ユン・ソンホ 윤성호
1983年生まれ。
同時代を生きる人々の矛盾と不条理な姿について探求する劇作家であり演出家。
特に人間関係の脆さや弱さに着目している。
誰もが共感できる日常的な素材を通じて、淡々としながらも奥深い物語を独特の言葉で繊細に解いていく。
DAC Artist(DOOSAN Art Center Artist)
2018年韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト3」選定 『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)
2020年ソウル演劇祭演出賞・戯曲賞受賞 『死の家』

【翻訳】鄭世奈(정세나/ちょん せな)
俳優。翻訳は今回が初となる。1994年4月3日生まれの在日コリアン4世。東京朝鮮高級学校卒業後、舞台芸術学院入学。2年間の勉強を経て劇団青年座に入団。2019年度劇団青年座中台賞受賞。主な出演作として、日本劇団協議会『フィルメーナ•マルトゥラーノ』(作:エドゥアルド•デ•フィリッポ/翻訳:二宮大輔/演出:高橋正徳)、劇団青年座『横濱短篇ホテル』(作:マキノノゾミ/演出:宮田慶子)、劇団青年座『からゆきさん』(作:宮本研/演出:伊藤大)、劇団青年座『安楽病棟』(原作:帚木蓬生/作:シライケイタ/演出:磯村純)、NHK FMシアター『埋める女』(作:丸山智/音楽:栗山和樹/演出:真銅健嗣)

【翻訳監修】 青木鉄仁

【演出】早坂彩(はやさか あや)

トレモロ主宰。青年団演出部所属。
早稲田大学文学部演劇映像コース演劇系、同大学院にて、ポストドラマ演劇を学ぶ。
2010年、トレモロ結成。全作品で演出を務める。翻訳劇から、現代口語、SF、ミュージカルまで幅広く演出を行う。
2015年、利賀演劇人コンクール2015上演作品『イワーノフ』にて、優秀演出家賞、観客賞を受賞。テキストレジの能力と「空間のレイヤーを巧みに使った演出」を評価される。
2020年、コロナ禍より、Zoomで戯曲研究会(シェイクスピア戯曲を読む会)を開始。30回以上継続開催している。
2022年、SCOTサマー・シーズン2022、豊岡演劇祭2022の両演劇祭にて、太宰治の小説 『新ハムレット』を演出した。

【あらすじ】
舞台は韓国ソウルのとある雑誌社。
移りゆく時代の変化についていけず休刊の危機が迫る、人文社会科学季刊誌「時代批評」。
そこへ新しく編集長としてやって来たのは広告界出身のソ・サンウォン。
“待っていて下さい、必ずここを救ってみせます”
歓迎する職員たちの中で、一人浮かない様子のキム・ナムゴンチーム長。
彼はこの「時代批評」に若い頃から全てを尽くしてきた。誰よりも真っ直ぐで頑固者の彼にとって、口を開けば“トレンディー、トレンディー”と世の中の流行ばかり優先する新任編集長は不満の種であった。
どうしたら変われるのか。
変わるべきなのか。
どんどん時代に取り残されていく「時代批評」をめぐり、登場人物7人の可笑しくも切ない人間模様が交錯する。
ナムゴンの親友で化学哲学者のパク・ヨンウ。
一見クールな会計係りカン・スヘ。
グラフィックデザイナーでサンウォンと内縁の関係にあるペン・ヂイン。
お調子者の記者、チョ・ヒョンレ。
ヨンウに恋心を抱く最年少記者のチャン・セミ。
チェーホフの「ワーニャおじさん」をモチーフに再創作されたこの作品は、今の時代を生きる私たちの姿をリアルに描き出す。


留意事項
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください

当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。
参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。

「韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、10 回目・20年の取り組みを終え、新たな交流へと発展させることとなりました。日本の演劇人、またはそれに近い業界人に向けて、特に若い世代を対象とした交流へと展開していきます。20年間の演劇交流のノウハウを使い、次世代の演劇人の育成と、韓国との演劇交流を進化させていこうと考えております。

今回は、これまでの戯曲集とドラマリーディングという形での交流を継続しながらも、新たなステップとして翻訳者の公募を行い、想定を超えた人数の応募を頂きました。お礼を申し上げます。

つきましては、公演に向け、作品の演出家を公募いたします(今後、出演者もオーディション形式で募集したいと思っております。)当企画に興味を持つ演出家の方々には、ぜひご応募していただきたいと思います。たくさんの方のご応募お待ちしております。


◆応募資格 演出経験10年以下、もしくは35歳以下。

◆応募方法 応募フォーム、もしくは、メール( japan.korea.tcc@gmail.com)のいずれか

・応募フォーム https://forms.gle/yTpGHcdJHj7UwuEN7

・応募フォームが利用できない場合
件名に「2023日韓リーディング演出希望」を記載し、下記(1)〜(9)をA4用紙2枚以内でPDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募ください。

(1)氏名(ふりがな)/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(5)略歴(活動歴・プロフィール。400字~1200字程度)
(6)志望理由(200字程度)
(7)プロフィール写真(バストアップ)
(8)希望作品(複数可)
(9)参考資料があれば記載。過去の演出作品の劇評、取材記事、舞台映像のURL(映像の場合には編集をして3分以内のもの)など

◆演出料 15万円(税込)
◆締切 2022年8月5日(金)必着

◆公演までのスケジュール

8月下旬 演出家決定
10月 出演者オーディション・出演者決定
12月 顔合わせ
1月上旬~1月中旬 稽古(約10日ほど) 座・高円寺稽古場ほか

◆公演概要
2023年1月25日(水)~29日(日) 座・高円寺1
全6ステージ (各作品3ステージ) 予定

| | 1/25 水 | 1/26木 | 1/27金 | 1/28土 | 1/29日 | | | -------- | ----- | ----- | ----- | ----- | ------ | | 14:00 | | | | 作品A | 作品B | | 19:00 | 作品A | 作品B | 作品A | 作品B | シンポジウム |

◆選考方法
書類選考の結果次第では、8月中旬から下旬に面接を行うこともあります。

◆お問合せ
必ず件名に「2023日韓リーディング演出家募集」と記載してください
japan.korea.tcc@gmail.com


◆作家・作品について 公演の順番などは未定です。

『晴れた日に』(仮)

原題:푸르른 날에
(2009年第3回車凡錫戯曲賞受賞、2011年初演で大韓民国演劇大賞作品賞・演出賞受賞)

【作家】 ジョン・ギョンジン 정경진
劇作家・作家。1965年生、全羅南道木浦市出身、在住。
2004年より小説、戯曲等の執筆を始める。2008年、戯曲『黒い海のカモメ』で第2回海洋文学賞・優秀賞を受賞。2009年、戯曲『晴れた日に』(タイトル仮)で第3回車凡錫戯曲賞を受賞。戯曲『ホンオ』が2010年ソウル演劇祭に公式参加、上演作は演出賞を受賞。小説『北極星』(筆名チョン・ソハ)2007年、小説版『晴れた日に』2014年を出版。2011年の本作初演は大韓民国演劇大賞 作品賞・演出賞を受賞、以後5年連続で上演され好評を博した。

【翻訳】 村山哲也(むらやま てつや)
東京都出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。公務員を経て、私立中学高校の社会科教諭(現職)。演劇部の顧問を務めるとともに、地域で演劇鑑賞運動に携わる。教職のかたわら、神田外語大学、語学学校等で韓国語と翻訳を学び、翻訳者を志す。『韓国映画100選』(クオン、2019年)に翻訳協力。韓国語の翻訳書に『誰でもかんたん!かわいいミニイラストの描き方』(翔泳社、2021年)、『おしゃれなライフスタイル動画撮影&編集術』(BNN、2021年)がある。(2022年にも出版予定あり)

【翻訳監修】 沈池娟(シム・ヂヨン)

【あらすじ】
茶畑を見渡す庵で修業中の僧ヨサン(俗名オ・ミンホ)。愛し続けたミンホに贈る韓服を自室で縫うジョンヘ。舞台は2人の回想で過去と現在を行き来する。ミンホは光州で大学生だった時に伝統茶屋を営むジョンヘと恋仲になり、彼女の弟ギジュンとも親しくなる。だが彼らは光州民衆抗争の渦中の人となり、ギジュンは命を落とす。ミンホは戒厳軍に捕まり激しい拷問の末、仲間を裏切る。死なずに済んだが、後遺症と罪悪感から廃人同然になる。そんなミンホを支えようとするジョンヘ。弟を失いミンホを恨みもするが彼への愛は変わらない。だがそんなジョンヘをミンホは拒み、襲う。ミンホの子を身籠るジョンヘ。それを知らぬまま出家するミンホ。家業の製茶会社を継いだ兄ジンホ(養子)は、ミンホとジョンヘのことを思い、事情を知った上でジョンヘに求婚し、娘ウンファを我が子として育てるが、ウンファが4歳の時に事故死する。ミンホは僧イルジョンと出会い僧侶として生きることに光明を見いだす。やがて成長した娘ウンファの結婚式に参列する僧ヨサン。娘と心を通わす。ジョンヘとも久しぶりに言葉を交わし打ち解ける。式を終え僧服に戻り、仲間たちが眠る光州の墓地を訪れる。

『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)

原題:외로운 사람, 힘든 사람, 슬픈 사람
(2013年初演、2018年韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト 3」選定 )

【作家】ユン・ソンホ 윤성호
1983年生まれ。
同時代を生きる人々の矛盾と不条理な姿について探求する劇作家であり演出家。
特に人間関係の脆さや弱さに着目している。
誰もが共感できる日常的な素材を通じて、淡々としながらも奥深い物語を独特の言葉で繊細に解いていく。
DAC Artist(DOOSAN Art Center Artist)
2018年韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト3」選定 『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)
2020年ソウル演劇祭演出賞・戯曲賞受賞 『死の家』

【翻訳】鄭世奈(정세나/ちょん せな)
俳優。翻訳は今回が初となる。1994年4月3日生まれの在日コリアン4世。東京朝鮮高級学校卒業後、舞台芸術学院入学。2年間の勉強を経て劇団青年座に入団。2019年度劇団青年座中台賞受賞。主な出演作として、日本劇団協議会『フィルメーナ•マルトゥラーノ』(作:エドゥアルド•デ•フィリッポ/翻訳:二宮大輔/演出:高橋正徳)、劇団青年座『横濱短篇ホテル』(作:マキノノゾミ/演出:宮田慶子)、劇団青年座『からゆきさん』(作:宮本研/演出:伊藤大)、劇団青年座『安楽病棟』(原作:帚木蓬生/作:シライケイタ/演出:磯村純)、NHK FMシアター『埋める女』(作:丸山智/音楽:栗山和樹/演出:真銅健嗣)

【翻訳監修】 青木鉄仁

【あらすじ】
舞台は韓国ソウルのとある雑誌社。
移りゆく時代の変化についていけず休刊の危機が迫る、人文社会科学季刊誌「時代批評」。
そこへ新しく編集長としてやって来たのは広告界出身のソ・サンウォン。
“待っていて下さい、必ずここを救ってみせます”
歓迎する職員たちの中で、一人浮かない様子のキム・ナムゴンチーム長。
彼はこの「時代批評」に若い頃から全てを尽くしてきた。誰よりも真っ直ぐで頑固者の彼にとって、口を開けば“トレンディー、トレンディー”と世の中の流行ばかり優先する新任編集長は不満の種であった。
どうしたら変われるのか。
変わるべきなのか。
どんどん時代に取り残されていく「時代批評」をめぐり、登場人物7人の可笑しくも切ない人間模様が交錯する。
ナムゴンの親友で化学哲学者のパク・ヨンウ。
一見クールな会計係りカン・スヘ。
グラフィックデザイナーでサンウォンと内縁の関係にあるペン・ヂイン。
お調子者の記者、チョ・ヒョンレ。
ヨンウに恋心を抱く最年少記者のチャン・セミ。
チェーホフの「ワーニャおじさん」をモチーフに再創作されたこの作品は、今の時代を生きる私たちの姿をリアルに描き出す。


◆留意事項
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください

当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。 参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。

『韓国現代戯曲ドラマリーディング』は、10 回目・20年の取り組みを終え、新たな交流へと発展させることとなりました。日本の演劇人、またはそれに近い業界人に向けて、特に若い世代を対象とした交流へと展開していきます。

今回より、これまでの演出家・俳優の公募に加え、翻訳者も公募することといたしました。それにより、文学界からも才能を発掘し育成することを狙いとします。これまでの20年間の演劇交流のノウハウを使い、次世代の演劇人の育成と、韓国との演劇交流を進化させます。

当企画に興味を持つ翻訳者の方々はぜひご応募していただきたいと思います。
応募希望の方は、下記の募集要項を熟読の上、ご応募ください。

たくさんのご応募お待ちしております。

【翻訳者公募 募集要項】

■以下の上演戯曲/戯曲集掲載戯曲の翻訳

・上演戯曲
『青々たる日に』(2011年初演) 【作家】チョン・ギョンジン
『寂しい人、辛い人、悲しい人』(2018年初演) 【作家】ユン・ソンホ
・戯曲集掲載戯曲
『これが最後だ』(2019年初演/2020年再演) 【作家】イ・ヨンジュ
のいずれかの翻訳

■選出

1名or 2名

■スケジュール

応募期間 :2022年5月~2022年6月10日
選考期間
・書類選考 :2022年6月10日~2022年6月17日
・面接 :2022年6月22日
(書類審査に合格された方で面接日に来られない方は、別の日にオンライン面接などご相談させていただきます)
翻訳者決定。その後、粗訳提出をいただきます。
・粗訳締め切り:2022年7月15日

応募資格

・文芸作品の翻訳出版(単独での訳書。共訳・翻訳協力は含めない)の実績が1作以下の個人であることが好ましいが、現状では「新人」と考えられることができると判断した場合は、その限りではない。

・国籍、年齢、居住地などは問いません。

応募方法

以下の必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ1枚にまとめ、メールか郵送にてお申し込みください。

・経歴
・志望動機
・韓国語翻訳の実績(もしあれば)
【応募先・お問い合わせ先】
★メール yoshida@luckup.co.jp
※必ず件名に『2023日韓リーディング応募』としてください。
★郵送 〒165-0034 東京都中野区大和町1-9-9
株式会社LUCKUP 内 2023日韓リーディング応募係 宛て

◆翻訳者決定後について

・翻訳料 150,000円(税込)程度を予定
・翻訳作品のリーディング上演 2023年1月
・翻訳戯曲掲載の戯曲集の作成

選考委員(※順不同、敬称略)

青木鉄仁
上野紀子
鬼頭典子
津川泉
洪明花
シム・ヂヨン
シライケイタ
鈴木アツト

◆留意事項

・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください