シンガポール旅行記 その①(シンガポールへ出発) (original) (raw)
平成8年(1996年)8月28日~9月1日
(記録)令和5年(2023年)6月
takachan
(28日)今年の旅行は、家内と中学生の息子の三人でシンガポールへ。われわれ夫婦にとっては新婚旅行のハワイ以来(結婚15周年)の、息子にとっては初めての海外旅行だ。
シンガポール国旗
さて旅行記に入っていく前に、・・・・・実は出発の数日前にチョッとしたアクシデントが私自身に発生、家内と息子をヤキモキさせることになったのだが・・・やはりこの点には触れておいた方がよいだろう。それはカニ事件である。
出発数日前のある日、会社の取引先から送られてきた恒例の「冷凍毛ガニ」を家内が料理(ボイル)。ところが今年はいただいてから時間をおいたため賞味期限を若干オーバーしていたらしく、例年のような美味しさが感じられなかったのだ。「このカニはなんか美味しくないわね、ちょっと古くなっちゃったのかしらね」ということで、家内と息子は食べるのを やめてしまった。
毛ガニ(ネット検索)
カニ大好きの私は「なんだもったいないなあ、美味しいじゃないか・・」と家内と息子の分までしっかりと食べてしまった。(つまりほぼ毛ガニ一匹を食べたことになる)しかも残ったミソ部分を雑炊にしてもらって完食・・・。
毛ガニとカニみそ(ネット検索)
翌朝、起きてみてビックリだ。なにか体じゅうがかゆいような気がしてよく見ると、からだのアチコチに赤くてこまかいブツブツが・・・・・。顔には幸い出ていないものの、首筋からワキの下、さらには下半身のしかも急所まわりが一番ひどい状態なのだ。
これはマズイということで、出勤してすぐに上司に断ったうえで医者に見てもらうために外出。
会社のとなりのビルに皮膚科があったことを思い出して飛び込む。すると受付には予約済の先客が数名(若い女性ばかり)。どうもこの皮膚科は主として女性を対象とした美容目的の皮膚科だったようなのだが、・・・
しかし皮膚科は皮膚科、若い女医さんにほぼ全身を見ていただく形で診察を受ける。
血液検査もしていただいての診断結果は、何と「甲殻類(カニ、エビ類)の弱いアレルギー」ということだった。
「弱い・・とはいえ、古くなったエビ・カニや、古くなくても大量に食べるとアレルギー反応(ジンマシン)がでますよ」ということだった。つまりその両方をやってしまったことになる。
「数日後にシンガポールに旅行に行くのですが・・・」「ジンマシンがおさまれば行くのはかまいませんが、アルコールとエビ・カニ類はしばらく避けてくださいね」ということに相成った次第。抗アレルギー用のステロイド剤を処方していただく。
会社へもどると部の仲間から「takachanさん、ちょっと気持ち悪いから今日は早く帰ってください」といわれる始末。お言葉に甘えて?早退。
さいわい薬が効いてジンマシン自体は出発日までには収まってくれたのだが、せっかくシンガポールに行って美味しい魚介類を食べるのを楽しみにしていたのが・・・残念なことになってしまった。しかし、予定通り出発できるだけでも良しとしなければ、ということで神妙な気持ちでの出発となったのである。
成田発ANA901便にて約7時間、シンガポール・チャンギ国際空港に到着。夜更けのシンガポールは雨模様。暑さはそれほど感じない。
ガイドのモー(MO)さんの案内で車にて宿泊先のセントーサ島ビューフォートホテルに到着。コロニアル風のすてきなホテルだ。
今日はまずホテルでゆっくりくつろいで、明日からにそなえることに。寝る前には直りかけのジンマシンあとの手当ても念入りに・・・。
ビューフォートホテル
(現在セントーサ・リゾート&スパ)
-ネット検索-
(注)ビューフォートホテルはその後2003年に香港のHKRインターナショナルの傘下に入り「セントーサ・リゾート&スパ」として生まれ変わっている。
今回の旅行記の対象はなにせ27年前のシンガポール。発展著しいシンガポール、当時と現在ではかなり街の様子もかわってきているはずだ。
しかしながら清潔で暮らしやすく人々も友好的・・というシンガポールの特色自体は、当時も今もかわらない。そんな前置きをさせていただいたうえで、27年前のシンガポールを旅行した思い出を書かせていただければと思う。
つづく、次回その②(セントーサ島)
これまでの旅行記も、是非ご覧ください。
スペイン旅行記(2013)
イタリア旅行記(2002)
韓国旅行記(2003)
takachan