箱根旅行記 その①(箱根富士屋ホテルへ) (original) (raw)
令和3年(2021年)8月23日~25日
記録:令和5年10月
takachan
(23日)折からの新型コロナ禍の影響で、海外旅行はおろか国内旅行をするにも遠出をすることがはばかられる日々が続いている。今年(令和3年)の夏休みは、せめてどこか近くの温泉にでも行ってリフレッシュしたいものだと思って家内と選んだのが「箱根」であった。
箱根というと身近すぎる気がしていながら、実は今までじっくりと行ったこともなく良く知らない、ということに改めて気づいた。
まだ小さい頃に親に連れて行ってもらったような記憶があることと、会社に入ってから始めた山歩きの一環で、箱根の外輪山に日帰り山行をした際に街に立ち寄ってお土産を買ったという程度の知識であった。
一昨年のやはり新型コロナ禍のさなかに、息子家族が箱根に行って「楽しかった!」と話をしていたことも多分に影響した。
さて朝早くの新宿発小田急線特急ロマンスカーを予約して乗車、箱根の旅のスタートだ。
以前(といってもかなりの昔だが)このロマンスカーは、軽やかなオルゴールのメロディを奏でながら走っていた記憶がある。沿線の住宅地への配慮ということなのか、いつしか無音での走行にかわってしまった。
・・・ということで快適な特急の旅のスタートだ、と思っていたところが飛んでもない事態に気づかされた。なんと、早めに新宿駅へ行っていたことが原因で、同じホームから数分前に出発する「江の島行き」に乗ってしまっていたのだ。
えのしまって書いてある!
車掌さんの検札時に発覚。親切な対応で途中停車駅の新百合ヶ丘までの特急料金に減額してもらい、そこからは普通急行で箱根湯本を目指すことになった。 まったくトホホ・・・。
普通急行で、箱根湯本へ
ランチを予約しておいた箱根富士屋ホテルに連絡し、少々遅れることを告げると「大丈夫ですよ。お待ちしております」との丁重な対応で安心する。箱根湯本に到着後、タクシーに乗って山道をたどり富士屋ホテルに急行、到着。
タクシーで、富士屋ホテルへ
箱根宮ノ下の富士屋ホテルは明治十一年の創業、建物の多くが登録有形文化財に指定された老舗中の老舗リゾートホテルだ。エントランスからはじまってまさに歴史を感じさせるたたずまいの、素敵なホテルだ。
箱根富士屋ホテル
内部の見学はあとまわしにして、さっそくレストランへ向かう。いただいたランチは、フランス料理のフルコース。うわさにたがわぬ美味しさだ。
レストランの席から
レストランの天井の装飾
前 菜
スープ
魚 料 理
肉 料 理
デザート
食事後お願いしてホテル内の見学をさせていただく。
140年近い歴史をほこる箱根富士屋ホテルは、2017年(平成29年)に大規模な改修工事を行ってリニューアルされている。
新型コロナ禍による宿泊客の減少の影響は大きいと思われるものの、その程度のことにはビクともしないであろう貫禄をも秘めているように感じられた。
箱根富士屋ホテル、鳥観図
客室以外のホテルの共用部と外観についてじっくりと拝見することができた。
富士屋ホテルの歴史や、宿泊した著名人たちの記録を展示した特別室も大変興味深かった。
ホテルロビー
ピアノが置かれた、喫茶室
壁の装飾
階 段 室
客室のドア
屋内プール
特別展示室
同 上
大規模改修工事(2017年)の様子 (記録ビデオより)
本館、廊下から
2号館と、1号館
1号館と、本館
正面玄関
道路からの、入口
道路沿いに少し戻って、別棟の菊華荘(旧御用邸)も外観とお庭の見学をすることができた。こちらもなかなか雰囲気のある建物だ。
菊 華 荘、入口
同上、玄関
お庭より
お座敷 (磨かれたガラスごしに)
池と橋
そういえば交通量の多いこの前面道路は、正月の箱根駅伝のコースそのもの。「先頭の〇〇大学が、今 宮ノ下の富士屋ホテル前を通過していきました」といったようなテレビ中継のアナウンスがある場所だ。
われわれはその道を少し登ったところにある箱根登山鉄道の宮ノ下駅へ向かう。
途中の古い写真館の店頭に飾ってある写真の中に、 チャップリンの写真とジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻の写真を発見。
嶋写真店
ジョン&ヨーコ(1978年) (息子のショーン・レノンと)
つづく、次回その②(箱根登山鉄道)
以降、週2回のペースでアップして参ります。
これまでの旅行記も、是非ご覧ください。
タイ旅行記(1997)
イタリア旅行記(2002)
韓国旅行記(2003)
スペイン旅行記(2013)
青森旅行記(2023)
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