滝の上発電所(旧北炭滝之上水力発電所) (original) (raw)
滝の上発電所(旧北炭滝之上水力発電所)
北海道夕張市滝ノ上、夕張川の景勝・竜仙峡、滝の上公園横にあるレンガ造り発電所が、滝の上発電所(旧北炭滝之上水力発電所)。もともとは、北海道炭礦汽船が炭鉱の自家用発電施設として大正14年に建設したもの。北海道遺産「空知の炭鉱関連施設と生活文化」、土木学会選奨土木遺産にも認定。
大正14年に建設されたレンガ造りの水力発電所
建物正面の大きな窓の上部にある星★(北斗星)のマークが三井財閥系の北炭(北海道炭礦汽船)の社章であり、炭鉱遺産の証といえます。
幌内炭鉱(現・三笠市)を手始めに、明治23年には夕張炭鉱(現・夕張市)、空知炭鉱(現・歌志内市)を開き、炭鉱から港までの鉄道を建設し、小樽港(現・小樽市)、室蘭港(現・室蘭市)を石炭の積み出し港として整備、さらに積み出しの船会社をも運営したので、炭礦汽船(当初は北海道炭礦鉄道でしたが、明治39年の鉄道国有法で鉄道部門を国に売却、会社名を炭礦汽船に)という会社名になっています。
最盛期には電力需要の増大から、滝の上発電所は清水沢火力発電所とともに、北海道の石炭産業を支えてきました。
炭鉱の閉山により、炭鉱と炭住などへの電力供給というの目的を失ったため、平成6年に北海道企業局に移管されています。
で、4月下旬〜11月初旬に外観のみ見学が可能。
滝の上発電所は発電施設を新発電所建屋に移し、現役の発電所となっています。
脇を流れる夕張川には千鳥ヶ滝が落ちています。
滝の上発電所(旧北炭滝之上水力発電所) | |
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名称 | 滝の上発電所(旧北炭滝之上水力発電所)/たきのうえはつでんしょ(きゅうほくたんたきのうえすいりょくはつでんしょ) |
所在地 | 北海道夕張市滝ノ上5 |
関連HP | 夕張市公式ホームページ |
電車・バスで | JR滝ノ上駅から徒歩10分 |
ドライブで | 道東自動車道夕張ICから約7km、追分町ICから約17km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 北海道企業局 TEL:011-251-6213 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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