筑波山(男体山) (original) (raw)

筑波山(男体山)

深田久弥の『日本百名山』にも選定される、関東平野の双耳峰、筑波山の西の峰が男体山。標高は870mと女体山より低いのですが、山頂周囲には筑波山の自然を観察する1.5kmの自然研究路が整備されています。『日本百名山』では最も標高が低く、男体山も筑波山ケーブルカーで山頂直下まで到達できます。

男体山本殿が鎮座する筑波山の西峰

筑波山神社拝殿のある山腹より上部は、すべて筑波山神社の神域。
男体山山頂には男体山本殿が建ち、筑波男大神(つくばおのかみ)、つまりは伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が祀られています。

『常陸国風土記』によれば、男体山は神聖な山で、登山が禁じられていたと記されています。

筑波山神社横の宮脇駅から筑波山ケーブルカーを利用すれば、山頂駅から徒歩5分ほどで男体山山頂。
標高差はわずかに71mです。

筑波山神社から登山道「御幸ヶ原コース(みゆきがはらコース)」を利用すれば、登り1時間30分(標高差610m)。
途中で、上りと下りの2台のケーブルカーがすれ違う様子を見学することができます。

山頂は筑波山地域ジオパークのジオスポットに

筑波山は、平野に屹立している山なので、標高差による植物の垂直分布が比較的はっきりしているのが特長。
登山しながら植生の変化を観察することができます。
山麓にはツバキ、シイ、中腹はミズナラ、ツガ、山頂付近にはブナ類(冷温帯性の落葉広葉樹林)が分布。
筑波山で初めて発見された植物も探してみましょう。

筑波山の山頂は、筑波山地域ジオパークのジオスポット。
山頂一帯には7500万年前に大陸プレートの地下深部で形成された斑糲岩(はんれいがん)が広く分布し、急峻な岩肌を形成しています。

男体山周辺に広がるブナやイヌブナ、ミズナラなどの冷温帯性の落葉広葉樹林は、2万年前の最終氷期の生き残りです。

筑波山(男体山)
名称 筑波山(男体山)/つくばさん(なんたいざん)
所在地 茨城県つくば市筑波
関連HP つくば市公式ホームページ
電車・バスで つくばエクスプレスつくば駅から関東鉄道バス、つくバス筑波山口行きで35分、終点下車、つくバス筑波神社行きに乗り換え10分、終点下車。またはJR土浦駅から関東鉄道バス筑波駅行きで45分、終点下車、筑波神社行きに乗り換え10分、終点下車。筑波神社バス停から徒歩8分でケーブルカー宮脇駅。ケーブルカー8分、筑波山頂駅下車、徒歩15分で男体山山頂(男体山本殿)
ドライブで 常磐自動車道土浦北ICから約20kmで筑波山ケーブルカー宮脇駅。ケーブルカーで男体山へ
駐車場 市営第3(140台)・市営第4(100台)駐車場/有料
問い合わせ つくば市観光推進課 TEL:029-883-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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