国分寺(四国八十八ヶ所霊場第80番札所) (original) (raw)
741(天平13)年、聖武天皇の勅願で行基が開いた国分寺のひとつ、讃岐国分寺の後継寺院。弘仁年間(810年〜824年)、空海再興と伝わり、四国八十八ヶ所霊場第80番札所になっています。東西220m、南北240mもの広大な寺域に伽藍が建ち並ぶ大寺院でしたが、兵火で焼失。のちに高松藩主松平家により再建庇護されました。
一帯は国の特別史跡「讃岐国分寺跡」
古代の国分寺講堂跡に鎌倉中期に再建された本堂(国の重要文化財)が建っています。
平安後期の作とされる本尊の木造千手観世音立像(ケヤキの一本造りの秘仏)、平安時代前期の鋳造と伝わる銅鐘は、ともに国の重要文化財。
銅鐘は、四国最古の梵鐘で、時の藩主・生駒一正は、この鐘を高松城の鐘にしようと、田1町(ちょう)と引き換えに入手。
ところが城においても音が出ず、挙句に城下に疫病が蔓延、自身も病に倒れ、さらに枕元に鐘が現れて、「国分寺に帰りたい」と泣いたことから、国分寺に鐘が戻されたという逸話が残されています。
白鳥神社(恵比寿神)、與田寺(寿老人)、法然寺(大黒天)、田村神社(布袋尊)、香西寺(毘沙門天)、国分寺(弁財天)、滝野宮天満宮(福禄寿)の7社寺が「さぬき七福神」。
七福神まいり記念品、七福神得得カード、各寺社をめぐって集めるさぬき七福神・福飾りなどの限定授与品があるので、こちらもお見逃しなく。
また本堂の前には焼失した金堂の礎石33個がほぼ原位置に残されており、七重塔跡の礎石や寺域を区画した土塁など、国の特別史跡となった讃岐国分寺の貴重な遺構が数多く残されています。
四国八十八ヶ所霊場(四国遍路) 霊場間の距離・時間
79番札所・天皇寺(香川県坂出市西庄町天皇) — (6.9km/15分) — 80番札所・国分寺(香川県高松市国分寺町) — (14km/30分) — 81番札所・白峯寺(香川県坂出市青海町)
国分寺(四国八十八ヶ所霊場第80番札所) | |
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名称 | 国分寺(四国八十八ヶ所霊場第80番札所)/こくぶんじTemple 80: Kokubunji |
所在地 | 香川県高松市国分寺町国分2065 |
関連HP | 四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ |
電車・バスで | JR国分寺駅から徒歩5分 |
ドライブで | 瀬戸中央自動車道坂出ICから約12km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 国分寺 TEL:087-874-0033 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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