鴨川納涼床|京都市 (original) (raw)
鴨川納涼床|京都市
毎年5月1日〜9月30日、京都市で『鴨川納涼床』(かもがわのうりょうゆか)が行なわれます。江戸時代に始まったという鴨川の床(ゆか)。鴨川西岸の二条から五条間の料理屋、旅館など100余店が床を組んで夏の涼をとりながら、京料理が楽しめます。昼の予算は3500円〜。夜は7000円〜1万5000円くらいを目安に。
江戸時代に創始したという歴史ある納涼床で涼む
戦国時代末期に、鴨川沿いには豪商が見物席を設けたりしましたが、江戸時代になって石垣や堤が整備され、江戸時代中期には400軒の茶屋が床机(しょうぎ)を出していたほど賑わいをみせるようになりました。
当時の床は、簡易なもので、浅瀬に床机を置いたり、張り出し式や鴨川の砂洲に床机を並べたもので「河原の涼み」と呼ばれていました。
高床式の床など本格的な床になったのは明治時代から。
鴨川沿いの上木屋町、先斗町(ぽんとちょう)、西石垣、下木屋町などの100軒が納涼床を設置。
昼床は5月と9月のみなので注意が必要。
京都鴨川納涼床協同組合のホームページで店を確認できます。
個性派の店が多いので京都鴨川納涼床協同組合のHPから選ぼう!
7代目・小川治兵衛が禊川から取水して作庭したお庭が残る「がんこ 高瀬川二条苑」(TEL075-223-3456)は、そのお庭を抜けた先が床という粋な設計。
昼床も用意されています。
国の登録有形文化財の「幾松」(TEL075-231-1234)の京会席は毎日献立が変わるので前日までに予約が必要。
テーブル席も用意されています。
伊藤博文が定宿にしていた料理旅館「京料理 梅むら」(TEL075-231-3383)は、芸能人御用達の店として、界隈でも有名です。
「豆水楼 木屋町本店」(TEL075-251-1600)は京都らしい豆腐料理を床で味わうことができ、5月と9月の昼床にはエコノミーなサービス膳の用意があります。
「先斗町 禊川」(TEL075-221-2270)は、元お茶屋の風情を残した純和風のたたずまいの中、フランス会席が味わえる異色の店。
このほか唯一の寿司屋の床である「先斗町 かっぱ寿司」(TEL075-213-4777)など、個性派の店が揃っています。
鴨川納涼床|京都市 | |
---|---|
開催日時 | 毎年5月1日〜9月30日 |
所在地 | 京都府京都市中京区・下京区 |
場所 | 木屋町二条から五条までの間の禊川 |
関連HP | 京都鴨川納涼床協同組合公式ホームページ |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
ABOUTこの記事をかいた人。
日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!