高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁 (original) (raw)

高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁

高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁

宮崎県西臼杵郡日之影町、高千穂鉄道高千穂線(平成20年12月廃線)の日向八戸駅~吾味駅間にある五ヶ瀬川をまたぐ鉄道橋梁が、第三五ヶ瀬川橋梁。国の重要文化財、土木学会の選奨土木遺産にもなっているコンクリートと鉄の複合構造の橋梁です。

国の重要文化財、土木学会の選奨土木遺産の鉄道橋梁

高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁

昭和14年、鉄道省によって日ノ影線延岡駅~日ノ影駅間(37.6km)が全線開通した際、建設された橋で、橋長は274.8m(昭和63年から3セクの高千穂鉄道に移管)。

11連のコンクリート桁橋と鋼トラス及び8連の方杖形のラーメンから成っている珍しい橋梁で、総指揮者は鉄道省技師・釘宮磐(くぎみやいわお)。

日本におけるコンクリート技術の基礎を築いた吉田徳次郎(よしだとくじろう)が技術指導をしています。

径間46.8mの上路式鋼製トラス橋の前後にそれぞれ、径間17.2mの鉄筋コンクリートの方杖ラーメン橋が2連と4連、さらに橋の端部をRC桁というように異なる構造形式の橋を連続して組み合わせていますが、鉄鋼よりも安価なコンクリートをできる限り採用しようという苦肉の策が素晴らしい橋を生み出したということに。

日ノ影線は、当初から宮崎県と熊本県を結ぶ九州横断鉄道として計画されていたため、長大な橋が架けられたのです。

日之影町が森林セラピー基地のコースのひとつ「TR鉄道跡地散策コース」(吾味駅~八戸観音滝、4km、所要1時間30分)の中に組み込まれ、遊歩道として開放されています。

高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁
名称 高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁/たかちほてつどう・だいさんごかせがわきょうりょう
所在地 宮崎県西臼杵郡日之影町分城
関連HP 日之影町観光協会公式ホームページ
ドライブで 延岡道路延岡ICから約24km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 日之影町観光協会 TEL:0982-78-1021/FAX:0982-78-4168
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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