2024年8月後半 (original) (raw)
8/19
虎に翼の予約を忘れていたことに、12時過ぎ、仕事先で気づく。落ち込む………。
今年のGWあたりから通い始めた整体に行く。首と背中〜腰の骨のレントゲンをとらされる野田が、怪我をしないとレントゲンってとらなそうだから面白かった。骨の様子から、原因を探ってくれて施術してくれるのが、私の性格にあっていて通えている。
週末、長時間の飛行機移動があることを憂いていたら、とにかく子どもみたいに落ち着きなく動いてくださいと言われた。凝り固まらぬよう、座り方を変えたりしたほうがいいらしい。なるほど。
8/20
とらつばの予約をまた忘れた。新しいテレビは操作がとても優しくなく、どこかから定期的な予約設定ができるらしいが、最初の階層でたどり着かないので本当に面倒くさい。嫌になる。
撮影と、ロケハン、さらに知り合いのライブのリハーサルをみて、居酒屋で雑感を述べ、終電で帰る。
8/23〜28
金曜日。仕事を片付け、メルボルンへ向かう。空港で予約したWi-Fiを受け取り忘れたまま、出国ゲートを通り抜けてしまった。あーあ、やってしまった。もう…諦めるしかない。LINEから問い合わせができたので、キャンセルの旨を入れておく。私みたいに忘れる人が多すぎるのだろうか、返金はされないが、次回使えるクーポン(今回支払った代金と同額)がメールに届いていた。ゲートを通り抜ける前に、Wi-Fiを受け取る。そんな簡単なことなのに、何故忘れてしまうのだろうか。。。ゲーム画面みたいに、アラートを出して欲しい。
JALの国際便を使ったのだが、事前にベジタリアン指定ができたのでお願いしてみた。野菜が沢山食べれて、寝る直前に食べるのに、ほどほどの軽さでとても良かった。
メルボルンには、朝の6時に到着した。
税関が厳しいというので、ドギマギしていたが何事もなかった。
夫と合流し、South Melbourne Marketへ向かった。フードコートエリアと、店舗型の飲食店、青果店、肉屋、魚屋、雑貨屋がひしめいている。
肉屋は、生のソーセージだけで30種類はありそうだった。ラム肉、鶏肉、豚肉、牛肉、それぞれのソーセージがずらりと並ぶ。ミントラムソーセージ、とても美味しそうだったな。やっぱり、ホテルじゃなくて、エアビーで部屋を借りればよかったと後悔した。近所にこの肉屋が欲しい…と何度も心のなかで思った。
フードコートで食べた、ミニサイズのキッシュ、コーヒー屋さんで頼んだフラットホワイト、どれも美味しい。滞在中は、コーヒー屋さんを何軒も回ったのだが、ホットの飲み物は熱々ではなく、ちょうどよく飲みやすい温度で出てくるのが面白かった。Googleの口コミで日本人らしきアカウントが"ぬるくて残念"と書いているのを見たが、確かにこれは、ぬるいと言う人もいるかも知れない。でも、この程よい温度だからこそ、コーヒーが美味しいんだろうなとも思った。香りと味が、熱々で飲むよりもわかる気がした。
調理器具屋さんを物色したあと、フイッシュアンドチップスとビールを楽しむ。食べ終わったあと、席を立つとウミネコが集まってきた。この街にはウミネコや鴨が多く、みんなフクフクしていた理由がわかった。
以前働いていたお店の同僚と会い、ビアパブに連れて行ってもらった。テーブルにはQRコードが貼られており、各々が読み込み、オンライン決済をすることで注文が通るシステムらしい。割り勘とかしなくていいんだな、便利だ…と思った。
マッシュルームのクロケットがとても美味しかったし、ビールも美味しい。酸味の強いIPAのクラフトビールが最近は流行っているらしい。梅のような甘酸っぱさがあり、美味しかった。お散歩してジェラートを食べたりもした。
ホテルで仮眠をとったあと、イタリアンを食べに行った。ロブスターのリゾットと、ムール貝、カンガルーのステーキ。カンガルーは筋肉質だろうと想像していたが、赤身肉でしっとりと柔らかく、上品なステーキだった。添え物の小さい芋を揚げたものが、カリカリしていて、とてもよかった。どうやったら、ここまでスナックのようにあげれるのだろう。
2日目。夫の仕事先の友人に車を出してもらい、グレートオーシャンロードへ案内して貰う。車で3時間なかなかの距離。
この世の果てにいるのだというのを感じる、海の色、先の見えない海、剥き出しの明るい茶色の岩と、同じ色の砂浜。12使徒と呼ばれる岩たちは、侵食が進み8くらいに減っていた。もう1つもそろそろ崩れるのではないだろうか。
土地が広大で、北海道の田舎道よりも山がないため隅々まで広々と見渡せる。雲の動きがよくわかる。黒い雲がやってきたと思ったら、特大の雹を連れてきた。車に当たると音が激しく、銃弾を受けているのではないかとびっくりした。
なんとなく疲れてしまって、ショッピングセンターのフードコートで色々と買ってつまんだ。昨夜、お散歩がてら寄った酒屋で買ったクラフトビールも少しあけた。
3日目
メルボルン植物園に行ってみた。全てか大きくて、南国の生態系と近そうだ。
ぼんやりと一周し、ビクトリア国立美術館、映像美術館と行くことにした。
ビクトリア国立美術館は、ファラオ展をやっていたが、どうやら常設だけなら無料で観れるらしく、フラフラと見ることにした。ざっくりとした国ごとに分けていたが、アジアの収蔵作品は調整中で見ることができずに残念。どういうラインナップか気になっていたので。
思ったよりも広く、手広く収蔵していたので面白かったが、人気があまりなくてそわそわした。美術館の前には、ジュリアンオピーの個展の時に発表されたと思われる作品が残されており、作品の中の鳥たちを飽きずに眺めていた。先ほど公園で見た鳥と同じ動きをしていて、抽象化が上手なんだなと改めて思うなどした。
映像美術館では、企画展で、Universal Everythingの展示をやっていたのでチケットを買ってみる。こちらも人がいなくて、ほぼ貸切だった。
こんなに滑らかで面白い映像を実現できたら、楽しそうだなぁと思った。夢に見ることはあれども、自分で目の前に想像しているものを表現する技術力を持っているってすごいことだ。
一息ついてから、フィッツロイの方まで歩くことにした。コーヒー屋に寄り道しつつ、1時間くらいだろうか。 メルボルンは、少し京都に似ている。碁盤の目のように道があり、路面バスを使っても歩いてもさほど変わらないのだ。
住宅地を通り抜けると、少しの賑わいを見せる。オーガニックのスーパーは、思ったよりも買いたいものがなく、隣の肉屋に吸い込まれる。みんな肉の塊を買っていく中、自家製ケチャップやソースなどを物色し、最悪割れてもなんとかなりそうなズッキーニのピクルスを選んだ。冷蔵品の中には、肉屋の牛テールスープや、チキンスープの瓶詰め、パテ、などが並んでいたが持ち帰れないものばかりで悲しい。
ウールワースという青りんごのマークのスーパーが、とても大きいのでこちらも物色。フレーバーのツナ缶が1つのメーカーで10種類以上展開されており、お土産に買うことにした。味は、トマト、オリーブ、レモン、辛いやつ、もっと辛いやつ、ブラックペッパー、オニオンなどなど…みんなパンに挟むのかな。大分見応えがあった。
買い物後はフィッツロイのクラフトビール屋で、夫と合流する。タップは20種類ほど繋がれていて、とても迷う。2杯目で選んだものは、僕もこれ好き〜と言われたので、店員さんの推しを当てたっぽい。ちょっと嬉しい。
ホテルに戻って荷造りをし、寝た。
翌朝、高速バスで空港へ向かい、シンガポール経由で帰宅。長旅だったけど移動距離と心の準備が同じくらいの速度だから疲れなかった。