仕事は辞めない 働くx介護両立の教科書 木場猛 佐 木裕子 日経クロスウーマン (original) (raw)
後半のケーススタディからは参考になる。
猫の介護のためにもいろいろ参考になった。
「平均2時間、休日5時間」
仕事をしながら介護を続けるうえで、介護にかける時間がこれを上回ると継続がつらくなる目安。
〇介護施設の条件
医療介護体制:長く利用できるか
立地:緊急時に会いに行けるか。面会に行けるか。
予算:毎月の利用料+5万円
施設の方針:設備、食事内容
レスパイト(respite)とは「小休止」「ひと休み」「息抜き」といった意味の英語です。
介護する側の負担を軽減することを目的としたサービス利用。
デイサービスの追加
レスパイト入院
在宅での介護を担われているご家族が日々の介護に疲れを感じ、介護力の限界を超え介護不能となることなどを予防するための入院をレスパイト入院という。
介護者の休息のほか、病気、入院、出産、冠婚葬祭、旅行などで一時的に在宅介護が困難になる場合にもご家族を支援するため、また、在宅医療を支えるため、レスパイト入院を行っている。
ご利用できる方
いわゆる「ショートステイ」とは異なり、病状は安定しているものの、在宅で医療機器などを使用している方、何らかの医療的処置を要する方など、常時の介助を必要とする方。
〇認知症ケア・ユマニチュード
https://kaigo.homes.co.jp/manual/dementia/care/humanitude/
〇お金の管理
成年後見人という制度があるけど、
家族信託や任意後見がよさそう
〇スマートホーム化
家に一人の高齢者の見守りができる。5~10万円の予算でいろいろ出来る。
・AIアシスタント(AmazonのEcho Show 5 や Google Home Mini)
・スマートリモコン
・SwitchBot ハブミニ
・人感センサー(トイレなどに)
・360度ネットワークカメラ
・スマートドアベル(ドアフォン 来客対応)
・スマートロック(玄関のドアの開閉)
〇海外では高齢者に5種類以上の薬は飲ませないようにすることが一般的だが、日本の基準は10種類を超えないように。
〇若い人の血圧はきちんと治療した方が死亡リスクが少なくなるが、高齢者はそうではない。コレステロールの薬についても同じ。
〇高齢者に塩分や食べすぎを注意するよりも、まずはしっかりと食べて体重を増やしてもらう。オーガニックや玄米に拘らずに、カロリーと蛋白質をしっかり摂ってもらうことが何より重要。
〇「みとり」人生の最終段階が近づくと、ここから先はどんなに周囲がうまく関わっても、どんなに高度な医療を提供しても、残された時間はそんなには変わらないとき
〇医者の勧めに従ってひたすら治療することはない
・治療は可能か
・本人はどう思っているのか
・治療によって人生や生活は改善するか
・家族や周囲はどう思っているのか
を考えたうえで、その人にとって最適な選択肢を話し合う
〇介護うつにならないために
・こんな言葉が浮かんだら、もう追い詰められているかも…
1.全か無(白黒)
仕事を辞めるしかない。施設入居は家族を見捨てること。お金がないから施設は無理
2.読心バイアス
迷惑だと思われている。面倒な人だと思われている。
3.否定的予言、ラベリング
どうせうまくいかない。ケアマネはあてにならない。
4.確証型バイアル
誰も私を助けてくれない。私を馬鹿にしている。あの人はいつもそう。
5.過小評価バイアス
大したことはしていない。もっと頑張らなきゃ。
〇うつは、エネルギーが尽きたという体のサイン
まずは睡眠をとる。一人の時間を作る。ちゃんと食事する。
できないときは、迷わず心療内科
介護はトラブルの連続で、闘争モードが長く続く。これは、運転に例えると、ずっとアクセルを踏み込んでいる状態だから、燃料切れするのは当然。うちはエネルギーが枯渇して「もう無理」という体のサイン。命を守るための強制終了。緊急避難のサイン。自分を責めずに「人を頼り、今までのやり方を変える必要がある」
うつになると自分を責める人もいます。焦りや罪悪感で苦しんでいる人も多いです。れもそれは違います。もう一人で頑張らなくていい、周りへの助けを求める時期を教えてくれるサインです。これまで後回しにしてきた「自分のケア」を優先してい下さい。「自分にやさしく」
〇介護と仕事
介護休業は合計93日間休みが取れて、分割利用できる。働く時間を調整できる「介護のための所定労働時間短縮措置」は利用開始から3年間利用できる。