ブログライティングの教科書 (original) (raw)

「ブログライティングの教科書」を読みました。この本は非常に実用的で納得のいく内容です。現代の文章論であり、役に立つ良書だと思います。著者の中島さんは最近、ChatGPTの解説書も書かれていますが、今回紹介する本は、ウェブ上での文章の書き方についての解説書で、とても勉強になりました。総じて、紙で書く文章とウェブで読んでもらう文章は似ているようで異なる点が多く、その違いがよくわかりました。

ウェブ上の文章では、読者に読んでもらえないと商品が売れなかったり、意図が伝わりづらいため、特に注意が必要です。読者は、「読まない」「信じない」「行動しない」という三つの壁があり、これを乗り越えないと、意図したメッセージが伝わらないと強調しています。その理由としては、ライティングのスキルが不足していることが挙げられています。著者は、努力なしにはライティング能力は向上しないと訴えています。

また、具体的なライティングのテクニックも紹介されています。例えば、「結論→理由→具体例→再結論」というPREP法の使い方や、SEO対策を考慮したリードやタイトルのつけ方、読者に何を求めるかを明示する重要性が述べられています。ただし、この本の内容を理解し、実践できる人は限られているかもしれません。実践が難しい場合は、専門講座を受講するとか、プロにライティングを依頼するという選択肢も提案されています。備忘します。

ブログ歴17年のプロが教える売れる文章術 ブログライティングの教科書

収益プログラムでは読者に役立つ内容時間がない読者にも読んでもらえるような書き方でSEO対策も意識しながら書くことが求められます。ページ17
ブログ記事の書き方を解説する前に収益プログラムの記事を書く上で絶対に抑えて欲しい3つのポイントを解説します。①読者の悩みを解決すること ②読者が読んで納得できること ③読者が最後まで読んでくれること ページ28
本書では次の手順で記事を書いています。① SEOキーワードを決める ②競合調査を行う ③記事構成を作る。 ④記事タイトルを決める ⑤リード文を書く ⑥本文はPREP法を使って書く。 ⑦まとめを書くページ30
最初にSEOキーワードを必ず決めます。要するに「このキーワードで上位表示をさせるために記事を書くぞ」ということを決めてから記事を書き始めます。ページ31

収益ブログでは検索意図を満たした記事を書くことが求められます。「検索意図を満たした」というのは読者の悩みが解決した状態、つまり読者が知りたいことを知れた状態です。ページ33
SEOを決めたら競合調査を行います。競合調査は次の手順で行います。① SEOキーワードでGoogle検索をする ② 1記事ごとに記事内容を箇条書きにする ③上位から10記事分の内容をまとめる。ページ37
競合調査が終わったら記事構成を作っていきます。記事構成を作る手順は次のようになります。①必要なコンテンツのピックアップ ②コンテンツを見出しで区切る ③見出しを並べ替えて記事構成を作る ページ41
多くの読者が知りたい内容や興味がある内容は、記事構成のなるべく冒頭で書いてください。ベジ45
記事執筆は次のステップで書いていきます。①記事タイトルを決める ②リード文を書く ③本文はPR EP法を使って書く ④まとめを書く⑤装飾をする ⑥輪貼る ⑦記事全体を推敲する ページ46
記事タイトルのポイントは次の7つです。① 32から40文字程度 ② SEOキーワードを含める ③ Googleを意識しすぎない ④記事を記号を活用する ⑤具体的な数字や実績を含める ⑥無駄な文を文字を削る ⑦検索結果をよく見て研究する ページ48
ウェブページ閲覧時の読者の視線の動きを表したのはFの法則です。簡単に説明すると、ウェブページは左側が見られやすく、右側が読まれにくくなります。ページ53
記事タイトルでは記号を上手に活用しましょう。…記事タイトルでよく使われる記号は【】?…です。
記事タイトルでは具体的な数字や実績を書くことでクリック率を上げることができます。ページ54
リード文に求められる事は読者の共感を得て、本文を読むメリットを理解してもらい、先に結論を把握してもらうこと。多くの人が思ってる以上にリード分に求められる役割は大きいです。ページ58
この構成でリード文を書くことで、プログ初心者でも読まれるリード文を簡単に書くことができます。①読者の共感を得る文章 ②問題提起 ③実績とブランディング ④記事の内容を一言で書く ⑤読者が記事を読むメリット ⑥最終的な結論 ページ59
問題提示では次の2つを意識します。①どんな問題があるか ②その問題が起こった背景は何なのか ページ62
記事では誰によって書かれたかも重要です。同じ内容でも記事執筆者によって、読者の信頼度満足度は大きく変わります。ページ63
記事内容を一言で書くーー次に記事本文には何が書かれているかをわかりやすく一言で書きます。重要なのは当たり前のことを書かないことです。ページ64
このパートではこの記事を読むとどうなれるのかをストレートに読者に伝えます。コツは内容メリットに変換することです。①結果が出る ②失敗しない ③お金や時間を無駄にしない ④安心安全 読者は自分にメリットがある記事しか真剣に読みません。そのため読者にとってわかりやすくメリットを伝える事は非常に重要ですページ65
いよいよの最後のパートになります。リード文の最後には記事の結論を書いてください。リード文で記事の結論を伝える事は非常に重要です。ページ66
PREP法とは次のような流れで文章を書くライティングの方です。①結論 ②理由 ③具体例事例 ④結論それぞれの頭文字をとってPREP法と呼ばれています。ページ68
もしメインテーマ以外のコンテンツが長くなりそうな場合、各コンテンツは要点だけを簡潔にまとめるだけにしましょう。コンテンツの詳細は別の記事で解説し、内部リンクを貼ります。ページ71
記事最後のまとめでは、記事の結論と読者にどうして欲しいのかをしっかりと伝えましょう。①別の記事を読んで欲しい ②商品を買って欲しい ③ SNSでシェアしてほしい ④感想を教えて欲しい ⑤今すぐ実践してほしい ⑥メルマガに登録してほしい
読者の行動を促すことをマーケティングではCTA(コールトゥーアクションの略)と呼びます。記事の最後にはCTAを忘れずに書くようにしてください。ページ72
記事装飾のポイントは次の6つです。① 1画面を文字だけで埋めない ②適当に画像イラスト、図鑑を入れる ③吹き出しなどで読むポイントを作る ④文字の装飾には色を使いすぎない ⑤理解しやすいように箇条書きを使う ⑥読んで欲しい重要な部分は目立たせる。ページ75
できればイメージ画ではなくコンテンツ内容図で解説する図解を使うことをお勧めします。ページ78
ブログでは画像素材サイトがよく使われます。①ディーエヌオー ②写真AC ③シャッターストック ページ80
次のようなポイントでは背景色を使用します。①強調したいポイント ②重要なポイント ③補足情報 ページ84
テキストリンクをよく使う理由は読者の記事を読む行為を邪魔しないからです。ページ85
テキストリンクの色は青色を必ず使ってください「リンク=青色」だとみんなが無意識のうちに認識しているからです。ページ87
その中でも記事の最下部は最も制約につながりやすいポイントです。最下部まで読んだ読者は記事で紹介する商品やサービスに魅力を感じ買いたい気持ちになっていることも多いからです。記事最下部にボタンリンクを設置しないという事は、売り上げを取りこぼしているのと同じことです。…マイクロコピーとは10文字程度のごく短いコピーのことを指します。このマイクロコピーによってクリック率や成約率が大きく改善されることがわかっています。ページ68
ブログカードを使いすぎると読者の離脱率が上がってしまい逆効果です。ページ91
推敲は、記事を書き終わってから1日以上時間をあけて行うことをお勧めします。ページ94
スマホ読者が読みやすいように記事作成をする事は今のブログ運営では必須です。ページ96
記事執筆では検索エンジンよりも読者ファーストで考えることが重要です読者ファーストとは他の何よりも読者を最優先すると言う考え方です。読者ファーストはSEOの世界ではよく使われる言葉なので、この機会に覚えておきましょう。ページ100
自分の利益ばかりを追求するテイカーではなく、他人に何かを与えるギバーになることがブログで稼ぐためには必要です。ページ101
なるべく短い文章を書く事はライティングの基本テクニックです。…文章や言葉を削っても伝わら内容が変わっていないなら削除しましょう。…文章は短ければ短いほど読まれる確率が上がります。必要ない文字や言葉は1文字でも削って短くする意識を持ってください。ページ102
USPとはユニークセリングプロポジションの略語です直訳すると6時の売り提案商品独自の強みとなります…特に特定の商品やサービスを紹介する記事ではUSPを強く意識してください。よくある失敗は商品の特徴だけを紹介してしまう記事です。そのような記事からは商品は売れません。競合USPの見つけ方ーー商品をサービスごとのUSPは簡単に見つけることができます。…比較する商品数は5から10個が目安です。商品数が少なすぎても比較になりませんし、多すぎても時間ばかりがかかってしまいます。ページ104
比較表を作って横並びで特徴見比べることで、各商品の強みと弱みを見つけることができます。他の商品にはない強みを見つかったら、それがその商品のUSPになります。ページ105
ここでは記事が読みやすくなる「ずるいテクニック」を紹介します。① 1文は40から60文字 ②150文字前後で文章を区切る ③読者が読み飛ばしても理解できるように書く ④指示代名詞をなるべく使わない ⑤主語と述語を近づける ⑥文末表現の連続は2回まで ⑦断定表現を使う ⑧なくても意味が通じる接続詞は削る ⑨問題以外の話は短くまとめる ⑩アンサーファースト ⑪1 20表現を使わない 執筆では曖昧な表現を使わずに断定表現を使いましょう。ページ114
Answerファーストとは結論を最初に伝えることです。ブログ記事のようなウェブライティングでは、結論先に伝えることが何より重要です。ページ116
読者の悩みや不安、疑問を先読みしてフォローするライティングを私は「先読みライティング」と呼んでいます。ページ124
ブログ記事はラブレターと同じといわれることも多いです。…。要するにターゲットを絞ることが重要だと言うことです。ページ127
ライティングの世界では有名な3つのノットと言う考え方があります。①読書は読まない ②信じない ③行動しない ページ128
…読まない壁 ライティングでは、1番重要なのは読者に記事をの文章を読んでもらうことです。読んでもらえなければどんなに良い内容を書いても意味がありません。読まない壁を突破するには次のポイントを意識してしましょう。①結論、理由の順番で書く ②読み飛ばされても理解できる書き方をする ③代名詞を使わない ④図解箇条書きを使う ⑤スマホの画面を文字だけで埋めない ⑥ポイントを目立つように書く ⑦見出しだけで内容が理解できる ⑧ターゲットやペルソナに刺さる内容を書く ページ1209
信じない壁を乗り越えるために必要な事は疑いようがないエビデンス(根拠)の提示です。ライティングが苦手な人の記事は文章そのものに問題があるよりも、エビデンスが圧倒的に足りないことが多いです。ページ130
商品購入やSNSのシェアを促す記事では、今すぐ行動しなければいけない理由をアピールしましょう。緊急性、限定性をアピールすると、読者の背中を上手に押してあげることができます。ページ131
少しでも読書を煽りたくないと思ったら、読者の不安要素を取り除いてあげることも効果的です。… ①運営会社を信頼できるか ②解約は簡単にできるか ③自分が買っても本当に後悔しないか ④無理なセールスはされないか ページ132
収益ブログを作る上で最低知っておくべきSEO対策について解説します。記事を書く上で知っておくべきSEO対策は次の7つです。①見出し ②メタディスクリプション ③文字数 ④共起語 ⑤再検査キーワード ⑥画像 ⑦リンク ページ140

見出しにはメインで狙うーーSEOメインキーワードを含めるようにします。ページ140

見出しを読むだけで結論や内容がわかると読書は見出しを読むだけで記事の要点や概要を把握できます。見出しに結論を含めるテクニックは読み飛ばし対策としても有効です。ページ141
メタスクリプションは120字前後を目安に魅力的にまとめましょう。ページ144
1記事の目安は3000文字から5000文字と考えてください。あくまで参考程度の目安。…無駄に長い記事は離脱の原因になります。ページ146
必須ではないが、画像アルトタグを設定しましょうページ153
内部リンクをうまく活用できれば、使い勝手が良くSEOにも強いブログになります。記事同士が密にリンクし合ったブログを作ることを意識してくださいページ156
あなたに決定的に足りないのはライティング力です稼げない原因はシンプルに文章が下手だから。自分が伝えたいことの2割も読者に伝わっていないから稼げていないんです。ベジ189