『レア』 (original) (raw)

鏡界からやってきたマカロンの双子の姉

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鏡界からやってきた少女。マカロンの双子の姉で、原界(エイツたちのいる世界)に行ってしまったマカロンを探すため、そして世界を救うために戦う。

物心がついたときから塔に閉じ込められ、寂しい日々を過ごしていた。

茶葉の香りを嗅ぐだけで茶葉の種類を当てることができるという特技を持つ。

目次

優しい性格

自分よりも他人を優先する性格。たとえ自分に興味のあることが目の前にあっても、困っている人を見かければ真っ先に笑顔で声をかける。それもかなりのものであり、例えば、飼い犬に逃げられてしまった男の子のために一日中犬を探し回るほど。しかも、一日を費やしてもなお他の人を助けようとした。

だが、やや自分を蔑ろにするフシがあり、他人に迷惑を掛けてしまうと考えれば自分のことは我慢してしまう。

何事にも興味津々!

長い間囚われの身だった影響で、あらゆる物や人に興味を持つ。特に興味のあるものはぬいぐるみ、洋服、本、アイスクリームであり、つい食い入るように見てしまう。また、にぎやかなところも好きで、お祭りや観光地、繁華街にも興味がある。

総じて、あまり人や物と接してこなかった反動で、普通の人よりも見るもの全てに興味を持ちがちになっていると言える。

自由のない人生

上記の通り、長期間囚われ、自由を奪われていた影響はとても大きい。読書や勉強が好きなのも、その反動が現れている。
また、嫌いなものにも多分に影響されており、薄暗いところや人気のないところが苦手。さらに、高圧的な態度や言論による行動の制限をわざわざ嫌いなものに挙げていることからも、彼女にとってその時間が耐えがたい苦痛であったのが察せられる。

双子の妹、マカロン

髪の色以外はマカロンとは瓜二つの容姿だが、それ以外は実はそこまで共通点がない。せいぜい小さい身体のわりにはよく食べるくらいで、それもマカロンと比べれば大したことはない。

カロンとの差異点として

・かなり頭が良く、一度覚えたことは絶対に忘れない
・食べ物よりも飲み物、特に紅茶に興味を抱く
・戦闘能力を持つ
・エイツから力を受け取れる

などが挙げられる。

しかし、二人の関係は良好である。

ストーリーでは

リーニャ編

直接は登場せず、存在が仄めかされるのみ。だが、月の女神アリステラの復活を予見し、それを止めるためマカロンとともに塔から脱出を試みたものの、色々あって離れ離れになってしまったこと。そして、離れ離れになる前にソフィア(鏡界)に赤い石『月の涙』を渡しておいたことが後に明かされる。

ジェネラス編

鏡界から原界に飛び、リーニャ領内にあるヒューレーの森で彷徨っていたところ、ヒューレーと出会う。彼女に助けを求め、一緒に旅をすることに。マカロンの待つヒュームへと向かった。

ヒューム編

ヒュームにてマカロンと再会する。アリステラ復活をエイツたちに告げ、彼らの旅に同行することに。

ヒュームの王都で災禍が発生し、小型悪魔と戦うヒューレーたちの援護に回る。熾天聖に覚醒したソフィアたちが合流すると、今度は彼女たちとともに悪魔たちと戦った。

あらかたの悪魔たちを倒し、天啓の丘に向かおうとするエイツたちの元へ行く。天啓の丘で待っていたアイトリアとの戦闘に参加。ヒューレーがアイトリアの一瞬のスキを突き、ギリギリで勝利した。

だが、アイトリアの暴走に乗じて、ついにアリステラが復活してしまう。世界滅亡のカウントダウンが始まり、七煌ですら手に負えない絶望的な状況に追い込まれてしまった。
そこで、『月の涙』を利用してアリステラを再封印することを提案。その方法自体は分からなかったが、方法を知っているというハンペンを信じてともに空に飛び立ち、ついにアリステラの封印に成功する。

これで世界は守られた。すべては終わったのだ。

▼そのはずだったが.........?

しかし、そのとき、アリステラの声がその場に響き渡る。強烈な憎悪を示すと同時に、空間を裂くような異空間が出現、そこから腕のようなものが飛び出し、身体を掴まれてしまう。

ソフィアたちが救援に向かおうとしたが間に合わず、空間の裂け目に引きずりこまれる。そして、裂け目も消え、元通りの空だけが残った。

カロンとレア。ようやく再会できた二人は、また離れ離れになってしまった。

個人的な印象と残る謎

▼ネタバレ注意

カロンの双子の姉なので、もちろんかわいいことは言うまでもない。マカロンとは都合上あんなことやこんなことができないが、レアはしっかり対象なので、彼女にその役割を求めてもいいかもしれない。

さて、レアには謎がとても多い。僕が気になったところを列挙すると.........

・幼いころから塔に閉じ込められていた理由
・アリステラの復活を予見できた理由
・ダークリフレクターの知識があった理由
・エイツから力を貰っていないのにダークリフレクターが見えていた理由
・戦闘能力がある理由

など。こうなのかな、くらいの考えはぼんやりとあるけれど、根拠が薄くて断言するのが難しい。いつか明かされることを願うばかりだ。

関連人物

・マカロン(メルム)・・・双子の妹。彼女が記憶喪失になっても、仲の良い姉妹であり続けた。

ソフィア(鏡界)・・・もう一人のソフィア。彼女に月の涙を託した。

tenkeiparadox.hatenablog.com

ヒューレー・・・リーニャの七煌。原界で最初に出会い、短いながらも一緒に旅をした。道中、彼女から食べ物や飲み物を振る舞ってもらった。

tenkeiparadox.hatenablog.com

・アリステラ・・・月の女神。彼女に連れ去られ、現在は幽閉されている。

他のキャラや専門用語はこちら⇩

tenkeiparadox.hatenablog.com

ストーリーでは(第二部)

アリステラに幽閉されているため、当然出番はない。しかし、エイツたちはレアを救出することを最優先で考えている。

▼ネタバレ注意 サイド:ペイシェ4

実は、アルジェントタワー(月の女神の塔)に幽閉されていた。だが、ヒューレーたちが内部に調査に入ってきたことを感じ取り、彼女たちに助けを求める。
しかし、レアは厳密にはアルジェントタワーにいるわけではなく、原界と鏡界の間に作られた空間に閉じ込められているため、声はすれど姿を直接見ることはできない。鏡界に行く力を持つ七煌すらその場所に行くことは叶わず、救出は困難だったが..........。

災禍と戦禍編

今度は鏡界側のアルジェントタワーに侵入したエイツたちの気配を感じ取る。彼らが自分を救う方法を模索していることに少しばかり安堵していたところ、三聖であるミーティアが不思議な力で声をかけてくる。
彼女はレアに資格があると述べ、自分の力を譲り受ければ脱出できると告げる。彼女の言う通りにし、その提案を受け入れると....................。

ミーティアの力を受け継ぎ、姿が変化。尋常ではないほどのパワーアップを果たした。そして、彼女から転移の仕方を教わり、習得。原界からはタラッサヒューレー、鏡界からはキオーン、最後に自分の転移の力を同時に使うと..........。

ついに脱出に成功。ソフィア(鏡界)やヒューレーと再会を果たし、喜び合った。そのまま七煌の力を借り原界へと戻ると、マカロン(メルム)とも再会した。

受け継がれた想いと翼 ミーティアの力を受け継ぎパワーアップしたためか、以前よりも強くなりたいという欲求が強くなった。そして、妹のメルムや世界全てを守れる天使になりたいと考えるようになった。
羽が特にお気に入りだが、触られるとくすぐったいらしく、触れ方によっては大変なことになるらしい。

また、長年閉じ込められ、そしてアリステラによってアルジェントタワーに幽閉されていたことで、一人でいることへのトラウマが芽生えてしまい、悪夢にたびたびうなされるようになってしまった。
そうしたときは、しっかり者であるレアには珍しく、少しばかりエイツに甘えたがる。