「舞踏会の手帖」(1937) (original) (raw)
「舞踏会の手帖」(1937)
2021年 01月 13日
未亡人となった女性が、20年前社交界デビューの舞踏会で踊ったダンスパートナーたちを訪ねて回るという映画。
手帖に書かれてあった名前の男性が順番に登場する、といった構成です。
監督は「わが青春のマリアンヌ」のジュリアン・デュヴィヴィエ。
先日書いた「アメリカン・グラフィティ」が一夜の青春の輝きを描き、エピローグでその後の彼らを説明したのに対して、「舞踏会の手帖」はその後の彼らをそれぞれ描いた末に「若い頃の輝きは過去のもの」と結論づけるお話でした。
いつまでも若者のアメリカと、若い時は過ぎ去ったフランス、といった比較ができて面白い。
次々にいろんな男の人が出てくるのですが、いやー、人生いろいろですねえ。
主人公とは生き方がもう全然違ってるのでどうしようもなかったけれど。
犯罪者になってたり、聖職者になってたり、ホントにいろいろでした。
おかしくなっちゃった人の時は画面も斜めにおかしくなって、見てるこっちもちょっとつらかったな。
青春の輝かしい1ページはホントにその時の1ページなのでありました。
本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。
by teri-kan
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