気まぐれ感想文 (original) (raw)
「セクシー田中さん」の件について思うことは以前にもこことここで書いたのですが、この度日本テレビと小学館から調査報告書が出たので、とりあえずざっと読んだ感想を書きます。
こういう言い方をしてはいけないのかもしれないけど、人一人お亡くなりになっているのではっきり書いてしまうけど、ドラマに改変は当然とかドラマとマンガは違うとかテレビ関係者は言うけれど、この件についてはそんなレベルの話ではなく、単純に「日テレと日テレのプロデューサーはドラマ「セクシー田中さん」を制作する能力が足りなかった」ということなんじゃないでしょうか。
なんだかんだと日テレの報告書は書いていたけど、つまるところただの能力不足なんじゃないの?
不足部分が予算が増えて時間に余裕が出来れば足りるようになるのか、それはどうかわからないけど、報告書で明らかになったように作品のテーマや登場人物の性格を原作からきちんと読み取ることさえ出来ないとなると、なんかもう全然この先期待なんかできなくないですか?
枠を埋めるだけのやっつけ仕事しかしないってことじゃないですか。
個人的にはマンガのドラマ化は昔の「有閑倶楽部」で絶望してから何十年も見る気を失ってるのでやっつけ仕事でもなんでも勝手にやってりゃいいんだけど、原作者を死に追いやったとなると別問題なのでさすがに口を出しますよ。
で、報告書はそのことに対する思いがないんだけど日テレは一体どういうつもりなんですかね?
日テレは能力不足にも関わらず難しい作品に手を出し、原作者の労苦の末にドラマを完成させたものの、内々に解決すべき日テレと脚本家との対立を脚本家の原作者批判という形で表沙汰にし、原作者を更に追い詰め死に至らしめた、といった受け止めを世間はしてると思うんだけど、そういった認識をちゃんと持ってるんですかね?
なんていうか、報告書についてのニュースを見て、いじめが原因で生徒が自殺した際のありがちな学校の対応を思い出したんですよね。
いじめがあったのは事実だけど自殺の原因はいじめではない、っていうよくある説明。
ドラマを制作する過程でのやり取りは報告書にあげてるけど、日テレのは自己弁護だし、第三者による報告書が必要というのは本当にその通りだと思います。
日テレとの関係を重視する上層部からの芦原さんへの圧の有無については疑惑がやっぱり拭えない。
日テレはまるで自分達が被害者とでも思ってるような節がある。
日テレが真にダメだってのがわかって世間が炎上しただけで、なんの足しにもなりませんでした。
本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。
by teri-kan
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