言葉の不思議 (original) (raw)

言葉の背景だったり、ニュアンスということを
最初に気にしたのは、いつだったろうと、思います
おそらく10代、高校生くらいだったでしょうか

高校生くらいというのは、ある面、ずいぶん不安定であり
ゆれうごく、とき、といってもいいかなと
思います

そういうとき、ときには(いつもではないと思っていますが)
相手を傷つけるものいいというのも、していたと
思います
もっとも、この傷つけるものいいなんてものは
実際のところ、どんなに、相手に配慮がある人だったとしても
避けられないときというのはあると、認識しています
そうではなくて、配慮が足らずに、ちょっと気を付ければ
避けられた場面でも10代の自分はときどき、相手を
傷つけていたかなと。

そのひとつが、言葉っていうのは、ときにすごく相手に強い
インパクトがあるものになってしまうということでしょうかね

ごく最近読んだ本に、言葉というのは、抽象化されたことだと
書いてありました
あれ、言葉はときには具象のものも表現できるよね・・・?
いいえ、言葉そのものが抽象だということらしい・・・

できれば、もうちょっと言葉を使うのがうまくなりたい
いい表現だったり、お互いがみて、なかなかいいといった言葉の
やりとりができたらいいなと思います

「短歌」にちょっとひかれてるのも、そんななかのことになります
NHK 100分で名著から古今和歌集の解説をみていると
1000年も前の、人がこんなに、美しく、そしてこんなにレベルが高く
(とても、同じレベルで書こうなんて思えないくらい)うたの世界を
楽しんでいたのかと思うと、なんといったらいいでしょう
驚くとともに、日本人のもっていたものの高さに感動といったら
いいか、すごい、すごいと、それこそ表現しきれない、感覚ですね

百人一首は、10代のころから好きです
このことが、ときどき古今和歌集にも重なってのってるということで
少しだけ親近感をもてます

高校時代の古文の時間
「古典性」といったことを解説した先生の言葉をまた
思います
「残ってきてる、そのレベルの高さ」
本で読んだのですが、「最新の技術」なんていうものをみて
やーい、それはすぐ古くなるんだぞーっていいたいなんて
書いてあって、そう古典はいつも新しいんだと思ったこと・・・

言葉のもつ、よさ、美しさを、感じたいなと
思う、このごろです