おきく's第3波フェミニズム (original) (raw)
『日本のポストフェミニズム 「女子力」とネオリベラリズム』
いろいろ書きたいことはありながら(もともと怠け者のため)時間がどんどん過ぎていきます。
書かなくちゃいけないことの第1位は、やっと本を出せたことです。
第3章 ポストフェミニズムと日本社会――女子力・婚活・男女共同参画
第4章 「女子力」とポストフェミニズム――大学生アンケート調査から
第5章 脱原発女子デモから見る日本社会の(ポスト)フェミニズム――ストリートとアンダーグラウンドの政治
第6章 「慰安婦」問題を覆うネオリベラル・ジェンダー秩序――「愛国女子」とポストフェミニズム
大月書店さんはジェンダー関係で重要な本をたくさん出されているのでそういう意味でも嬉しいです(憲法と同じ年、ってコピーがすごい・・)。
今読み返すと恥ずかしくて、後悔してばかりですが、とにかくこういうことを誰かが言わないと、というもどかしさとあせりからやっていたような気がします。
なんというか、ジェンダーとセクシュアリティについて捉え方の形と方法を変えないと、何も見えてこない、ということを言いたかったのかな。今までのフェミニズムだけではどうにも立ち行かないでしょ、ということ。
今は大変だった作業が終わってほっとしています。ですが、ポストフェミニズム論、フレイザー、ネオリベ批判、これらをどう活かしていくのかが問われるので、もっと考えていきたいとも感じています。
ついでに、(というと怒られますが)下記もぜひご覧ください。この本の延長上にあるものです。
キリスト教関係の雑誌ですがフェミニズム特集に書かせてもらいました。
ポストフェミニズムとネオリベラリズム――フェミニズムは終わったのか......菊地夏野
ほどほどに女性が生きていくために......栗田隆子
生き残るための神学――批判的フェミニスト神学の聖書解釈について......渡邊さゆり
共に在るためのフェミニズム――クィアとのつながりに目を向けて......飯野由里子
セックスワークを通して考える当事者論 ――個人的なことは政治的なことかつ個人的なこと......要 友紀子
〈インタビュー〉リベラルなモスクを建てた女性弁護士――セイラン・アテシュさんに聞く
by anti-phallus | 2019-03-25 14:18 | 仕事
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