2024 10月3日 天気 洗濯物干したら雨 (original) (raw)
秋が好き。そして1年の中で最も好きな月がやってきた。年中秋の星に移住したい。
そんな秋好きの私だけど、去年まで金木犀の匂いを知らなかった。
だからみんなが、金木犀の甘い香りが好き〜だとか、金木犀の香りが漂ってきたから秋だな〜とか、何も分からなかったの。
去年道端で友人が、これが金木犀だよって、知らない人の家の垣根を指さして教えてくれた。
近付いて匂いも嗅いでみた。何も匂いがしなかった。
けれど鼻が詰まってるわけではなく、金木犀の匂いは分からなかったけど、その場所の暮らしの匂いしか感じ取れなかった。
私はその日、秋の風物詩の金木犀に共感できなかったのに秋好きだとかいってごめんなさいと、誰に言うわけでもなく心の中で懺悔した。
それから1年。一昨日、犬の散歩に行った時に金木犀の香りを察知した。
去年教えてもらった香りだから、今度は見失わない。けれど、その匂いを知った上で思った。私はこの香りが苦手なんだと。
そしてまた、秋の風物詩を愛でられなくてごめんなさいと心の中の倉橋ヨエコに歌わせて、1人通勤電車の中で懺悔していた。
今月はハロウィンだね。昔、ハロウィンが苦手だった。
あまりハロウィン関係ない理由なんだけど、私の誕生日がハロウィン前日なものだから、みんなしてハロウィン当日が誕生日だと勘違いして(身内ですらそう)ハロウィン当日になって、「ハッピーバースデー&ハッピーハロウィン」的な祝われ方をされるので、うるせ!!ってなってたの。
あとは甘いもの苦手だから、お菓子まみれの世界をみて、ケッてしてた。
最近はハロウィンがそもそもお菓子ウェーイみたいな日じゃないことを知ったからとか、好きなソシャゲがハロウィンイベントやたらと気合入ってるとか、人外がわんさかいるとか、そもそもハロウィンモチーフが可愛いとかで、そこまでやさぐれることなくハロウィングッズを眺められるようになった。
そして先日、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスを観たの。人生で3回目だけど、そのうち2回は幼すぎて記憶が全然なかった。
これは子供時代より、今の私に刺さりまくった。ムーランの次に好きなディズニー映画だと確信したので、即円盤買った。
私、ハロウィンタウンに行きたい。みんな毎日、おばけしてて、怖くて気持ち悪いものが当たり前なの。人間誰もいないの。
本当の私でも、ハロウィンタウンなら生きていける気がしたと思った。
今日のスープ 「金木犀のスープ」
材料
・ありったけの金木犀
・涙(出なかったら他人のでも可)
・秋刀魚の好きな部位
・理不尽ないじけ心
・水(適量)
金木犀の黄色の澱み具合はお好みで。