Timshelの日記 (original) (raw)

蝉の合唱が切なさを感じる夏の終わりに、髪を切りに行った先で、美容師さんから、ご近所から仔猫を拾って途方にくれたお話を伺いました。。

どうしてよいかわからず、頼れる人が見つからず、私にも連絡がつかなかった??とのこと。

とりあえず里親さんは決まったけれど、直接のやり取りなしの、しかも県外から二日後に引き取りに来るということで、手術はもちろん、病院で検査も受けていない状態で、面識のない里親さんを信じるしかないとおっしゃるその方のお話に危うさを感じ、やむを得ず、すぐに診てくれるという動物病院に急遽仔猫を連れて行くことになりました。。

長らくご無沙汰をしていたTNR協力動物病院の院長先生は、変わらぬ対応で、近況やTNR活動の最新情報を教えてくれました。

現在は、なんと、甲府市は、TNR専門部署ができたようで、連絡すると、市の職員が捕獲して、この病院に連れてきて、術後また市の職員によって元の場所へリリースされるシステムが出来上がっているのだそうです。

すばらしい!

3年前にスーパーボランティアさんのTNR活動の見習いをしていた頃、お手伝いしながら、その様子や自分の捕獲体験をレポートしたり、市の担当者に書面提案したりと、色々生意気なこともしておりましたが、さすが、甲府市は進化していたことに感銘を受けました。。

意外にも、進んでいると思っていた山梨市はそうでもなかったことが判明しました。

TNR要請があってから、どうぶつ基金の行政枠チケットを申請するようで、ボランティアさんも頑張ってくださっているそうですが、

もし、にゃんこを見つけたら、市に連絡して、動いてくれない時は、市から捕獲器を借りて、自分で捕まえ、補助金申請書類を持ってこの協力病院に連れてくれば、不妊去勢手術費用は、立て替えで、後から補助金がおりるのだそうです。

山梨市も、健闘してくれてはいるのですね。。

お子たちを通じて、動物愛護について正しい知識が広まり、行政とともに進化していけばいいなぁとつくづく思いました。。

院長先生によると、なかなか、TNR活動も一進一退のようで、最近はスーパーボランティアの方も忙しくなかなか携われないとのこと。

ここでのかつての武者修行が、お子たちへの啓蒙活動に役立っていることをお伝えすると、喜んでくださっていました。

そして、意外なことに、転居したことで、この病院と近くになったことも判明しました。。

そんなこんなで、あっという間に無事血液検査とワクチン接種に蚤ダニ駆除をしていただきました。

生後二か月という仔猫ちゃんは、帰りの車内ではずいぶんくつろいで鳴き声が全く聞こえなくなって心配になるほど爆睡しておりました。。

無事そのお店に戻り、

去勢手術はやむを得ず譲渡先にお願いすることになり、そのことからも、譲渡の際の誓約は書面で行う必要を感じましたが、保護主さんは及び腰。。

悩んだ末に、その日東西搬送往復3時間近くかかったことを覚悟して、一匹の尊い命に最善を尽くすべく、あまり乗り気でない保護主さんに代わって誓約書を作成し、病院に連れて行ったご縁のおせっかいボランティアとして譲渡当日立ち会うことにいたしました。。

私の連絡先を登録させてほしいと自らおっしゃった保護主である美容師さんの、着信拒否など度々面倒そうな対応に、とてつもなく愚かなことをしているような心細さを覚えながら、それでも天界の励ましを頂き、意を決して伺いました。。

譲渡先の方は、良い方で、はるばる神奈川からご姉妹でいらしたとのこと、里親さんはお若く、かわいらしい方で、ご家族そろってサポートし大事にしてくださる感じでした。

譲渡誓約も慣れていらっしゃる感じで、当然のことのように、記入してくださり、本当に、良い方に家族になって頂いてよかったと心から安堵いたしました。。

保護主さんは仕事の傍らでしたので、余裕のなさをお見受けし、里親さんに書いて頂いた書面等お渡ししても、ぞんざいな感じでしたが、

記念撮影写真の送り先を伺うために、仔猫ちゃんの預かり主として瀕死の状態からお世話をしてくださっていた店舗オーナー母娘様とお話をする機会ができ、その方々は、熱心に、にゃんこの譲渡やさくらねこ、TNRのお話を聞いて下さり、今後もさくら耳でない外猫を見つけた場合にご協力頂けることになったのは有難いことでした。。

何よりも、最初鯖トラに見えたため、こっそり名付けたオスキジトラのサティちゃんが無事ずっとのおうちを見つけられたことが幸いこの上なく、天界に感謝いたします!

帰宅すると、ティムちゃんがたくさん甘えに来てくれました。。シエルちゃんもちょっとしおらしい感じで♡

ああ、これぞまさに、情けは他人の為ならず、自分の為だった~!

それは、回りまわって自分に返ってくるというよりも、自己満足かもしれませんが、達成感のような、爽快で晴れやかな天界の心地を実感できた出来事でした。。

Timshel!