「原発のない普通の国で暮らしたい」人は、どこまで我慢を強いられることに耐えられるのか? (original) (raw)

加藤AZUKI @azukiglg

原発を全廃して同等の代替電源を補充しない場合、燃料相場の変動に合わせた電気料金の上昇と、電力を消費して作られる全ての製品の物価上昇も受け入れる必要があります RT @yamamotorika6 私たち 反原発派は危険すぎるエネルギーはいらない 普通の暮らしがしたいだけなんです

加藤AZUKI @azukiglg

日本は工業製品を輸出することで外貨を稼ぎ、その外貨で海外の食料を買うことで、本来のキャパ以上の人口を国内に養ってこれたと言える。江戸時代の日本の人口は4400万くらいだそうで(それでも多かった)、現在はその3倍。農地足りない分を工場にして稼いだ金で外から食い物買ってる。

加藤AZUKI @azukiglg

エネルギーも足りないから少しでも安く効率的に使えるものを工夫した結果、「リスクよりコスト」を取って原発が選ばれてきた。ここで「コストよりリスク」を取ってコスト上昇を覚悟した場合、今の1億2000万の人口そのものが【そもそも多すぎるのだ】ということになる。

加藤AZUKI @azukiglg

仮に日本が江戸時代のように鎖国して(農業的に)自国内生産、自国内で賄えるエネルギーだけで「普通」に暮らしていこうと思ったら、日本の人口のうち2/3は国外退去するか自然減で喪失するのを待つかしないとならない。工業で外貨を稼がない日本が養えるのは4000万、多くて7000万人。

加藤AZUKI @azukiglg

つまり、「原発のない(安定的かつ効率のよく安価な電力の供給が絶たれた)普通の暮らし」を選ぶということは、人口の大幅削減=積極的な少子化・小人口化を【目指す】ということと同義語でもある。電力不足とそれからくる税収減は社会福祉費用を圧縮し高齢者の生存を脅かすので、自然減は進むかも。

加藤AZUKI @azukiglg

ちょっと前まで「少子高齢化が問題」と言われ、「労働力が不足するから移民の積極導入を」と言われ、それと同時に「若者の深刻な失業問題が」とも言われてきた。今後、深刻な電力不足が雇用をますます低下させ、税収減が高齢者の延命を打撃すると、少子化と高齢者の自然減が同時進行するのかも

加藤AZUKI @azukiglg

というわけで「普通の暮らし」を望む人は、4000万人になった日本で今までの3倍働く必然に苛まれ、なおかつそれでも以前と同程度の暮らしは出来ない自分を想像してみるか、自分は「喪失する8000万人のほうに含まれ、未来を考える必然もなくなる」かを、想像してみるといいかも。

加藤AZUKI @azukiglg

普通で自然な暮らしは、全員がなれるわけでもなく、その暮らしを成り立たせるために「余剰」とされる側に自分だけは選ばれない、という保証はどこにもないのですよ。鉄郎。

加藤AZUKI @azukiglg

この地震を機に代替案なしの脱原発をして普通の暮らしを目指すとなるとそうなりますね。 RT @sunako_k えっと、それだと今回の地震津波は「せっかく減った人口です。優良な人種だけを残(以下略 それ以外に日本の繁栄はありません」みたいなギレンの野望になるのです?

加藤AZUKI @azukiglg

まあいっそ、「真夏に40度を超える気温になっても生き残れる耐熱優良種だけの国」を目指そうってんなら真夏の電力供給を諦めた脱原発もありかもしれないが、目指すならそこまで堂々と掲げるべきだよねw

加藤AZUKI @azukiglg

それでも携帯から先の基地局の維持、ネットワークの維持には大電力が(冷蔵庫みたいに冷やさないと暴走しちゃうサーバ群が)あるわけで、末端ユーザの自家発電だけでネットワークの恩恵は支えきれないよな(´Д`)

加藤AZUKI @azukiglg

透析やってる人は真っ先に除外されますしね。 RT @J_kaliy ある種の自然主義指向には、健康な人間しか視野に入っていないとしか思えない不気味さがありますね。そうした健康志向は、たぶん当人たちが自覚する以上にナチズムに近い。

加藤AZUKI @azukiglg

「誰かがやってくれるだろう」と努力放棄した結果、誰もやってくれなくて、あくせくと「効率化と低コスト化」だけが進み、その恩恵を皆で受けてきた。安い電気料金、という形で受けた多くの恩恵についてはそのままに、「なぜ誰も動かなかったのだ」と今言っても遅いな、と。

加藤AZUKI @azukiglg

今からでも動かそうと思うなら、「ではどうすればいいか?」に叡智を集結すべき。諸外国の方法が日本に適用できなかったのは、立地・風土の制限、コスト、政治的な障害(住民の反対)の結果。事業的に成り立つ対案をまず掲げて欲しいとこです。