『異世界にメガネっ子が登場するなら、その世界の光学知識や加工技術の存在を前提に設定を構築しないとダメなようですよ?』(葛西伸哉先生)〜関連して榊一郎先生の異世界トイレ談義とかも (original) (raw)

葛西伸哉 @kasai_sinya

例えば。 ファンタジー世界にメガネっ娘を登場させると、それだけでその世界には(経験則ラベルであれ)光学知識があり、さまざまな加工技術があり、天文や航海術などにも影響を与えてる事になるから、あまりイージーにはできんのよね。

葛西伸哉 @kasai_sinya

まあ「メガネっ娘は存在してるのに、レンズを他の用途に用いない世界」というのはそれはそれで考えると面白いが(多分アレな人が超越者として介入してる)

葛西伸哉 @kasai_sinya

まあ、要は特に説明もなしに一作品の中で「メガネっ娘は存在する」「望遠鏡の類は存在しない」を両方やっちゃうと読者の認識(あるいは無意識)が蹴つまずくのでよろしくなかろう、と。

葛西伸哉 @kasai_sinya

『白き覇王の魔戦従姫』では、ある女性キャラが本文では指定してないのにイラストではメガネっ娘になったけど「大金持ちである」「この世界には望遠鏡がある」という描写をしてたので事なきを得たというか、メガネっ娘にしてくれてありがとうだった。

葛西伸哉 @kasai_sinya

メインヒロインのパトリシアさん。「学者だから眼鏡」という線も検討したのだけど「単独で探険もしちゃうフィールドワーカー」「ライフル射撃も得意」という点を考慮して断念したのである。

葛西伸哉 @kasai_sinya

ファンタジーでもSFでも「世界設定X」を説明・合理化するため「だけ」に設定X2やYを付け加えたくなったら、立ち止まってXそのものを見直した方がいいと思う。

カスガ @kasuga391

@kasai_sinya 別に「ファンタジー世界でメガネっ娘が登場してもおかしくない」と言ってるわけではなく、「中世以前の技術レベルの世界でメガネっ娘を登場させる場合の合理的解釈」のひとつとして挙げてみたんですが、なんか見当外れなこと書いてたなら申し訳ないです。

安達裕章 @adachi_hiro

有限会社らいとすたっふ/田中芳樹事務所代表。田中芳樹、横山信義、天野頌子、ひかわ玲子など作家の秘書。兼、燻製職人。家族は妻と息子と娘二人(長女6歳は重度脳性麻痺)、犬二匹。