「ミステリと言う勿れ」の主人公の評価が「ポリコレアフロ」から「まとめサイトしか読んでない京極堂」に進化することに? (original) (raw)

作中でちゃんと「諸説あります」とか「賛否あります」と注釈されている

整くんの話は「京極堂の憑き物落とし」みたいなものと解釈すればよいのでは?

このシーンは、とにかくその場で人を慰めるためにそれっぽい話をしたかったというだけで、真偽はそれほど重要ではないんでうしょね。

「それならそれで、余計なヨタ話をせずに直接慰めればいいだろう」って思うかもしれませんが、この主人公はそういう性格なんです……とにかくおもいついたことをしゃべらずにはいられないタイプの主人公

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/lyricalium/status/1429488866315014144

Hana56 未読だから断言できないけど貼られた画像だと、京極堂の憑き物落としと同じに見えた。与太話かもしれないけど相手に効くならありって話。テレビとかで不特定多数に「正解」として伝えるような場面とは違うような

aike 友人をなぐさめるときの言説の根拠はテキトーであればあるほど友達をなんとかしてやりたいという必死さが伝わってよいという演出かと思った。

mujisoshina この作品は主人公がこの場面のように「こういう話があるんですけど」と話し出す場面が多いが、どの程度根拠がある話かというのをいちいち言うことが多いため、むしろものすごく気を遣っているという印象がある

zapa 賛否ある「説」だと作中で何度も繰り返し言ってるのに、それを断定してしまうツイ主のリテラシーの低さの表れという感じがしてつらい。

morimarii この間も似たようなTweetあったけど、作者がわざわざ登場人物に「与太話です」と言わせて喋らせてるのに「作者のリテラシが低い!」って言っちゃう人なんなのまじで。

Fuggi これツイ主の読解力やばない?「母親からの遺伝で運動能力が決まる」というデマをスカウトが信じてるから、優れた運動能力の母親であると装うために、出生後(当然遺伝形質移転済み)に運動してた母親の話でしょ

urouro_again ひどいなあ。これ母親を誤解してたと気づいた彼に、主人公がそっと背中を押して、死んでしまった母親との絆を取り戻させるシーンなんだよ。科学的な厳密性ないことも明言してるのに

ただ、とにかく「説得されたがりの(主人公にとって)都合のいい人しか出てこない描写」がモヤモヤする原因なのかも

そもそもなんで毎回こんな微妙な説ばかり紹介するんだろうね?

naka_dekoboko 整くんってまとめサイトしか読んでない京極堂って感じでとにかくキツい

hocopi 個人的に好きだとかいい話だとか言ってるんだけど、そんなものに大した説得力はないはずだ。なのに説得力のある話として作中で扱わらているのがかなり気持ち悪い

kou-qana 作者リテラシの低さというより、諸説ありと主役に言わせてるのにそれで説得されちゃうのはご都合展開の強さなのでは…ハッタリで話を進めるスタイル。翔丸の記事思い出した/背中を押される人しか出てこないんだよ〜

lady_joker 「これは賛否両論ありますが……ワクチンを打つと妊娠がしづらくなるという話がありまして……」みたいな展開だったら漫画のほうがボコボコにされる流れだろうなと思った

hokkorikun 適当に良いっぽい話でそれなりの立場の登場人物が説得されてしまう不思議。一人二人じゃなく全員そうだから鼻につく。田村先生、昔より現実との乖離が大きくなったな。その熱情が好きだったんだけど私も年取ったか

そもそも田村先生の科学リテラシーは旧作の時からかなり怪しいのに編集がそれを全くチェックできてないことが一番不安

FutureIsWhatWeAre 同じ作者の「7SEEDS」でも出産や母子に関するくだりは色々おかしなところがあった(母体が今の環境なら出産可能と判断したから妊娠したんだ~とか)ので田村由美のリテラシーは確かに疑わしい

京極堂くらいわかりやすく「これはヨタ話です」って描かないとどうしてもひっかる人が多いんじゃないかなと

特に「魍魎の匣」やスピンオフシリーズの「百器徒然袋」が面白いです。

中禅寺秋彦が、悪い奴を懲らしめるために「いかさま」うんちくを語る部分があるのだけれど描き方が見事なのですね。「いかさまだ」ってあらかじめ宣言してるのにそれでも相手がどんどん術中にはまっていく。このくらい上手に描いてくれればいいんだけれど。

実際に「諸説あります」話だとか「ツイッターの創作小説」が元ネタの話を嬉々として切り取って拡散し始めたポリコレ民がおおかったせいで、かなりこの作品へのヘイトたまってるよなーって印象。

私はこの作品めっちゃ好きなので、こういうところで余計ないさかいが起きないような落としどころとして、「ソースがまとめサイトの京極堂」っていうのすごく良いと思う。

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リンク 頭の上にミカンをのせる 「魍魎の匣」事件のまとめと感想 パラノイアの群れの中心に、一人だけ存在した無垢な少女を襲った悲劇 - 頭の上にミカンをのせる ・この世にはね、不思議なことなど何一つ無いのだよ、関口くん。 ・種も仕掛けもないよ。僕は知っていたからわかったのさ。 ・物事は、全てにおいて最初が肝心なんだよ、関口くん。 ・旦那。この場は僕の言うとおりにしたほうが、身のためだよ。 ・一瞬でも信用してしまったら、貴方の負けだ。これが、呪いという、あなた方の分野では扱えない僕の唯一の武器だ。 ・幸せになることは簡単なんだ。人をやめてしまえばいいのさ。 長年読んでみたいと思ってた京極堂シリーズ。 最も有名な作品であることもあり、てっきりこれが一作目だと思ってよ