社会学者の宮台真司さん「トリチウム生体濃縮の根拠!」と1週間以上の沈黙から論文を誤読し引用→総ツッコミ (original) (raw)

まえおき:放射能デマ屋ちだいと不愉快な仲間たち

・濃度や比率をまったく考慮しない出鱈目解説動画を拡散

・それを社会学者のミヤダイ先生が絶賛 ・否定されたミヤダイ先生が限界突破

目次

これがソース!

頑張って調べました
追記:どうやら以前から論文を読み込んでいたのに間違えてる模様

Bioaccumulation of tritiated water in phytoplankton and trophic transfer of organically bound tritium to the blue mussel, Mytilus edulis

>blue mussel, Mytilus edulis
っていうか一般的にはムール貝、ムラサキ「イ」ガイじゃね?

リンク MIYADAI.com ―ミヤダイドットコム― 植物性プランクトンからムラサキガイへの食物連鎖によるトリチウム生体濃縮を見出した科学誌の査読論文 著者名・刊行年・論文名・掲載雑誌名の順にB.C.Jaeschke & C.Bradshaw 2013 Bioaccumulation of tritiated water in phytoplankton and trophic t 2 users 13

Dunaliella tertiolecta と Nodularia spumigena の植物プランクトン集団を、異なる成長段階でトリチウム水 (HTO; 10 MBq l-1) に曝露しました。

海水希釈後のトリチウム濃度が1,500ベクレル/リットル※未満となるよう、100倍以上の海水で十分に希釈する。なお、年間トリチウム放出量は22兆ベクレルを下回る水準とする。

当該論文では、試料数は少ないものの、環境中の HTO が植物プランクトン中で OBT を形成し、また捕食者中でも OBT として存在することが実験的に示された。

一方、実験に用いられた HTO の放射能濃度が高いため、HTO 濃度と OBT 濃度が非線形関係である場合、低濃度への適用には留意が必要と思われる。

給餌回数と OBT 濃度の比例関係を根拠に生物濃縮の可能性が示唆されているが、実験で得られた濃縮係数が 1 を越えているわけではない。また、捕食者体内で平衡に達する前の数値であるため、本結果から生物濃縮の有無を断言することは難しいと考えられる。

なお、「放射能測定法シリーズ 9 トリチウム分析法」(文部科学省、2002 年改訂)ではOBT 測定として燃焼水を用いる手法が示されているが、本研究では試料を直接溶解させていた。

※ALPS処理水のこと

多核種除去設備等処理水の取扱いについて寄せられる様々な意見における懸念では生物濃縮を示す論文として言及される事例が見られたが、本論文では環境中の HTO が植物プランクトン中で OBT を形成し、また捕食者中でも OBT として存在することを実験的に示しているものの、生物濃縮については可能性を示唆するに留まる。

なお、本論文については、その実験結果だけでなく、「Conclusions」において「環境中のトリチウムの挙動と影響を解明することにより、放出を管理する規制をより確実に行うことができる」という一文があること、すなわち、生物への蓄積、濃縮の可能性をもってトリチウム水を放出すべきではないという論調になっている訳では無いことにも留意が必要である。

濃縮係数とは、海産生物が一定の濃度の海水に長期間置かれた場合の、海産生物中の濃度と海水中の濃度の比率を表したもので、放射性物質の海産生物への蓄積の度合いを示しています。