映画『オッペンハイマー』を観る上で心に留めて置いて欲しいこと「被害が直接的に描かれてないことに疑問を感じるかもしれない」 (original) (raw)
リンク 映画『オッペンハイマー』公式｜3月29日(金)公開 映画『オッペンハイマー』公式｜3月29日(金)公開 クリストファー・ノーラン監督作 第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者の栄光と没落の生涯を実話に基づき描く。映画『オッペンハイマー』公式｜3月29日(金)公開 163 users 1620
【本予告】『オッペンハイマー』3月29日(金)、全国ロードショー
Dark Knight @DarkKnight_jp 元々はあの天才アインシュタインも（映画の中のアインシュタインは既に原爆開発とは距離を置いている状況）、ナチスが原爆持つと世界が最悪な状況に陥ることを最も危惧していたのです。でも、ナチスはヒトラーが自殺し、崩壊。日本より先に戦争を終えます。原爆開発に携わる多くの科学者の中からも…
…行く訳です。マンハッタン計画（原爆開発計画）でのトリニティ実験（原爆実験）成功後、原爆そのものもオッペンハイマーら開発者の手元からは離れ、核抑止力は使わないと分からないと言うスタンスの軍と政治の戦争のツールへと化して行くのです。そして、その当時は日本ヘの原爆投下そのものが…
目的化して行くのです。横目でソ連の開発状況と動きを睨みながら。止められぬまま、12箇所の原爆投下候補から、先ず京都が外され（この京都が外される米国側会議は映画でも描かれます。これも史実）、1945年8月6日に広島に原爆投下。オッペンハイマーは電話で知らされるだけ。多くの科学者が2個目の…
既に瀕死の日本ヘの原爆投下は意味がないと考えても、そうは思わない米国政府と米軍の思惑を止めることは出来ません。8月9日、2個目の原爆が長崎ヘ投下（予定では小倉。当日、八幡製鐵所がコールタール炊いて煙幕張り、投下箇所視認出来ず、急遽、長崎に変更）されることになる訳です。
映画『オッペンハイマー』ではこの広島と結果的に長崎へと向かう二つの原爆がロスアラモスから、トラックで搬出されるシーンは有りますが、直接的な原爆投下シーンと原爆投下時、原爆投下後の広島と長崎が映されるシーンは有りません。でも、オッペンハイマーの台詞と視点とオッペンハイマーの脳内を…
…映画のヒットこそ大きな『希望』」と仰られた。また、前嶋教授は本作が複雑な物語の構造になっているが、オッペンハイマー自身のセキュリティクリアランスを巡る物語にもなっていることを踏まえ、当方の質疑にご回答頂く形で、米国の過去と現在と日本のセキュリティクリアランス事情に付いて…
…丁寧にご説明をして下さった。多分、広島試写会場もそうだったと思うが、長崎試写会場でも、若い世代含め、原爆と戦争と歴史に対する知見有る方々が多くご覧になられたことも有って、広島長崎の直接的表現がなくとも、ここまで映画として肯定的に捉えることが出来たのではと言う感覚が有った…
…医師の朝長万左男先生が仰った様に、この映画を多くの日本人が観て、様々な立場から、深く議論し、"対話"の場を持つことこそが、核抑止と核廃絶ヘの出発点になると言うことを仰られたが、完全に同意。更に本作は日本人としては、戦争被害国としての視点語りばかりになってしまうので…