noiehoie氏のハンセン病隔離差別に関する解説 (original) (raw)

noiehoie氏がハンセン病政策当時の状況からみた、差別の状況について解説してらっしゃったのでまとめました。 正直に申しますが、まとめ主は科学的うんぬんについてはpowerpc970氏とほぼ同じような認識でした。勉強しなおします。

政治

菅野完 @noiehoie

え?いつから、ハンセン病の問題って、「科学的な真実をしらない馬鹿どもが、恐怖を根拠に隔離政策を取った事が問題」になったわけ?

菅野完 @noiehoie

いやはや。放射脳を笑いたいがために、「ハンセン病問題の問題は、科学的な真実を知らない馬鹿たちのせい」とまで言い出しますか。 なんだか歴史修正主義みたいな話だな。

菅野完 @noiehoie

ハンセン病隔離政策による差別って、むしろ、「科学の名の元の差別」の代表事例なんだけどな。らい菌の発見が1869年。で、国際的な学会でこの発見を元に隔離政策が推奨されるようになったのが、1897年。当時は、「らい菌保有者は隔離するのがベスト!」ってのが、科学的知見だった。

菅野完 @noiehoie

で、日本におけるハンセン病隔離政策が強行に推し進められ、諸外国以上の凄惨さをともなったのは、明治〜大正期にどの社会分野でも起こった、「上から」の「社会進化論」と「異質排除運動」っていう社会的政策の一環で、だからこそ、「救癩」のシンボルは、貞明皇后だったわけでしょ。

菅野完 @noiehoie

なので、日本におけるハンセン病隔離政策の問題点って、「科学的知見を知らない無知蒙昧な連中の軽挙妄動」ではなく、「国際的な学会で表明された当時の最新鋭の科学的知見を、政府が分断統治の道具として利用した」っていう「お決まりのパターン」として総括せんとならんわけでね。

菅野完 @noiehoie

「科学を知らない無知蒙昧な大衆による差別的な制度の創出」って事例より、「統治する側が、科学を大義名分として差別的制度を正当化しようとする」って事例の方が、圧倒的に多いじゃないの。

菅野完 @noiehoie

「ハンセン病問題は、科学を知らない無知蒙昧な人々による差別」っていうのなら、戦前にポピュリズムによって、隔離政策が取られるほど、日本の戦前ってのは国民の意志が政策に反映されるだけの自由闊達な政治制度だったということになり、諸々おかしくなるけど、ええんかの?

菅野完 @noiehoie

で、ハンセン病隔離政策が凄惨と陰惨さを加えていったのは、「戦後の高度成長期を経て日本が豊かになったあとハンセン病が忘れられた病気となった後も、戦前に科学的政策として取り入れられた国立療養所等の制度が、『行政の連続性』という大義名分で維持させられつづけた」ってのが原因だしなぁ。

菅野完 @noiehoie

「放射脳の馬鹿さ加減を笑いたいがために、ハンセン病問題を持ち出す」ってのは、「通州事件だけを取り上げて、朝鮮民族の暴虐性を言い立てる」っていうネトウヨ程度の知能だと思う。

菅野完 @noiehoie

なんぼでもいます。「何かの主張を補強しよう」ではなく、「(放射脳であれ朝鮮人であれ)誰かを馬鹿にしよう」というモチベーションで動いている人は、簡単に歴史的事実を歪めます。 RT @tak_konn: へ?そこまでおかしい人がいるとは想像できませんでした。

菅野完 @noiehoie

思えば、戦前の日本って、「科学的な知見に基づく差別」のオンパレードでね。 「部落差別は問題だが、トラホームの流行を観るに、江戸期の隔離政策は正しかったと言わざるを得ない」とかいう珍説まで出てくる始末でね。

菅野完 @noiehoie

結果はそうだけど、原因を衆愚のせいにするなと言うとるのがわからんのなら、差別論なんぞという、それこそ人文系の学識と知識が必要な話に容喙せん方が 身の為です。 RT @powerpc970: のいほい氏は差別の根底にある人々の「差別を許容する意識」を理解できず、国ガー、科

菅野完 @noiehoie

差別論とか社会制度論で「人の気持ち」が重要だというのなら、それこそ「作者の気持ち」ばっかり考えてきた俺たち文系に任しとけ。