THE TOKYO TOILET (original) (raw)

Facilities

Creater

坂倉竹之助

建築家

ANDON TOILET

従前の西原一丁目トイレは利用頻度が極めて少ない実態があり、近寄りがたい印象すらあります。
一般的なトイレ整備の目標とされる便器数の充足、待ち時間解消といった “数”や“時間”という数値とはまた別の魅力を持たせることでみんなが「利用したいと思う」トイレを創出することが、この敷地では重要と考えます。

限られた敷地に、従前よりも明るく開放的なトイレをもたらすことで、トイレ単体ではなく、この公園全体のイメージを改善することを目指します。
“行燈”としてのトイレが公園を明るく照らし出すことで、誰もが気軽に訪れる公共空間として望ましい姿になることを願っています。

坂倉竹之助

1946年東京都生まれ。父親は坂倉準三。1970年、日本大学理工学部建築学科卒業を卒業後、坂倉準三が設立した坂倉建築研究所に入所。1979年、坂倉インターナショナル設立、1998年に坂倉アトリエに改称。現在、坂倉建築研究所代表取締役会長を務める。主な作品に「ギャラリー・サカ」、「東京ミッドタウン」の住居棟、分譲型別荘「追分倶楽部」など。