『北の星たち 新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎』(芦原伸、白水社)を読み継いでいる (original) (raw)

本日は合気道の土曜稽古の日であった。稽古の前半昇級、昇段審査を行った。新人のKSさんが五級、大学生のO兄弟が二段と初段の審査を受けた。合気道は継続の武道である。日々の稽古で身体だけでなく心と精神を鍛錬する武道である。

帰宅して夕食後に、『北の星たち 新渡戸稲造内村鑑三有島武郎』(芦原伸、白水社)を読み継いでいる。

第一章 もうひとつの軽井沢物語
第二章 軽井沢夏期大学
第三章 W.Sクラークの教え
第四章 パウロヨナタン 札幌農学校の日々

上記までを読み継いだ。いずれも、旅作家の芦原さんらしく足で取材して資料を収集して書いている。現北大総長の寶金清弘さんに面談している。感心した。相馬國光さんの夫の相馬愛蔵さんが、札幌農学校養蚕学を研修したが、家庭の事情で中退して故郷に帰り、家業の養蚕を近代化して地域の養蚕業の指導者となった、と書いている。この話は臼井吉見 の『安曇野』という小説にかいてあるらしい。相馬愛蔵は妻となった國光と安曇野を捨てて東京にでてきて、本郷にパン屋(中村屋)を開いたのだから、養蚕業の近代化に貢献できたのだろうか?(相馬國光全集四巻を持っているので調べてみよう。「第四章 パウロヨナタン 札幌農学校の日々」の項目に。札幌独立教会のことが出ていた。私は北大に入学した、1966年に札幌独立教会に行った事がある。そのときに、「真理はあなた方に自由を得させる」ってどいう意味ですかと質問したことがあった。(本日はここまで)

このあと、『無人島のふたりー120日居樹尾生きなくちゃ日記』(山本文緒)を少し読んだ。小劇的な内容の本だ。
最後に、今日の気になる本を書いておく。

(1)『一億三千万人のための「歎異抄」』(高橋源一郎朝日新書、891円)
(2)『ぼくらの戦争なんだぜ』(高橋源一郎朝日新書、1320円)

高橋さんの本だから、信頼できるなと思う。読んでみたい。

(3)『もし明日が来ないとしたら、」綿ℋ氏はなにに後悔するだろう?』(浦上哲也、アスコム、1540円)

(4)『30秒で体力がつくスゴイもも上げ』(吉原潔、アスコム、1400円)