J1リーグ第30節 FC東京vs.名古屋グランパス (original) (raw)

代表ウィークに実施されたルヴァン杯サンフレッチェPK戦の末、勝利したグランパス。観戦はしなかったが、報道等によれば内容もかなり良かったようだ。しかもFC東京は6戦勝利がない。期待を持って観始めた。

FC東京の布陣は4-2-1-3。ディエゴ・オリヴェイラをトップに、仲川と俵積田が両WGに張る。トップ下には荒木。高と東のダブルボランチに、DFは右SB小泉、左SBに岡。エンリケトレヴィザンと森重のCBに、GKは野澤大志ブランドン。一方、グランパスの布陣はいつもの3-4-3。ユンカーをトップに、森島と永井のシャドー。中盤は、椎橋と稲垣のダブルボランチに、右WB内田、左WB山中。CBは右から野上、三國、河面。GKはランゲラック。

開始1分、CH東がミドルシュートFC東京が序盤から積極的に攻めてくる。グランパスも4分、左WB山中のクロスを左FW永井がスルー。CFユンカーのスルーパスはDFに引っ掛かるが、こぼれ球をCFユンカーがシュート。GK野澤がセーブした。お互い、積極的に攻め合う。そして13分、自陣深い位置からOH荒木が右に大きくサイドチェンジのパスを送ると、右WG仲川がドリブルで前に進み、DFをかわしてミドルシュート。GKランゲラックが弾いたところにCH東が詰めてシュート。FC東京がカウンターから先制点を挙げた。

その後も攻めるFC東京。19分にはOH荒木のスルーパスに左SB岡が走り込み、クロスを左WG俵積田が落として、CFディエゴ・オリヴェイラがシュート。DFがブロックして、枠は外した。この後あたりから、グランパスは内田と野上のポジションを入れ替え、内田が右CBに入る。しかし優勢なのはFC東京。そして29分、CB森重のフィードを左CB河面がヘディングするが、こぼれ球を右WB仲川が拾ってドリブル。ゴール前に迫ると、右CB内田がPA内で倒してしまう。PK。これを31分、ディエゴ・オリヴェイラが決めて、FC東京が追加点を挙げた。

グランパスは35分、左WB山中のCKに右WB野上がヘディングシュートするも、枠は捉えられない。45+2分、左FW永井のミドルシュートも枠の外。前半はこのまま、FC東京の2点リードで折り返した。

すると後半立ち上がり、グランパスは、内田と森島に代えて、右WB中山、右FWに和泉を投入する。野上がまた右CBに下がる。そして積極的に攻めるグランパス。3分には左FW永井のクロスのこぼれ球を右CB野上がスルーパス。右FW和泉が抜け出しシュートを放つが、枠は捉えられない。7分にはCFユンカーのポストプレーから左に流し、左WB山中のクロスに右FW和泉がヘディング。しかしうまく当たらず。CFユンカーから左に流して、左FW永井がクロスを入れるが、GK野澤がうまく弾いてクリアした。

すると16分、FC東京トレヴィザン、東、俵積田に代えて、CB木本、CH土肥、左WGに遠藤渓太を投入する。すると再びFC東京の攻撃が活気づく。18分、左WG遠藤がカットインからシュートを放つと、DFブロックのこぼれ球を右WG仲川が拾ってクロス。OH荒木のヘディングシュートは左に外れる。そして20分、左WG遠藤が左サイドから仕掛けてクロスを入れると、CH高が左WB山中を振り切ってシュート。FC東京が決定的な3点目を挙げた。グランパスはDFの人数も揃っていたはずだが、後手に回る。その直後、グランパスは、永井と山中を下げて、左FWパトリックと右FW菊地を投入。和泉を左WBに下げた。

さらに30分には、椎橋に代えて、左FW倍井を投入。菊地をボランチに下げ、パトリックをCF。ユンカーが右FWに回る。すると31分には、CH稲垣のスルーパスに右WB中山が走り込み、クロス。ゴール前でCB木本がクリアすると、こぼれ球を右FWユンカーがシュート。だがGK野澤がファインセーブで弾き出す。さらに続く菊地のCKにCB三國がヘディングシュート。しかし枠は捉えられない。

FC東京は33分、荒木を野澤零温に交代する。そして36分、CB三國の縦パスを左WG遠藤がカット。ドリブルからスルーパスに右WG仲川が抜け出してシュート。ダメ押しの4点目を入れられる。グランパスも40分、左FW倍井のドリブルからスルーパスに左WB和泉が走り込み、クロスにCH稲垣がシュート。1点を返す。FC東京は41分、仲川を右WG山下に交代する。

42分、グランパスは左FW倍井のドリブルから、クロスにCFパトリックがヘディングシュートするも、枠は捉えられず。逆に45+5分には、左WG遠藤のドリブルからミドルシュート。GKランゲラックがナイスセーブではね返したが、ここでタイムアップ。4-1。鬼門の国立で大敗を喫した。

次節はミッドウィークに、延長となった第29節、10位アルディージャと対戦する。アルディージャは6戦負けなしと好調だ。下を見れば、18位ジュビロとは勝ち点差6。負けられないゲームが続く。今度は気持ちを見せてほしい。