弾丸旅⑧(熊野磨崖仏) (original) (raw)
弾丸旅⑧
<定観:熊野磨崖仏 >
~2022月2月15日(火)~
13:32 (13:32~14:20)
真木大堂から観光バスで約5分程で熊野摩崖仏の駐車場に到着。
こちらでは、駐車場付近の受付小屋で料金300円払います。
(定期観光バスの場合、料金込みのため現地で払いません)
パンフレットを頂き、無料の杖を借りてスタート。
(ガイドさんは一緒ではありません。自力でGo!)
熊野摩崖仏(入口)
ここから約20分、石段を登っていきます。
5分ぐらいすると石橋を通過します。
熊野摩崖仏(石橋)
この階段を上がると鳥居があります。
熊野摩崖仏(鳥居)
この辺りから鬼が一夜にして積み上げたという伝説が残る自然石を乱積にした石段が始まります。
<鬼が一夜で築き上げたという伝説>
昔、この地域にいた鬼が権現様に
「人間の肉が食べたい」と願います。
権現様は、
「日暮れから翌朝までに百段の石段を造れば許そう」と言いました。
何と!あれよあれよという間に九十九段まで積み上げ、最後の一段を完成させようとしたとき、
権現様が「コケコッコー」と
夜明けを告げる鳴きまねをしたのです。
鬼はこの声を聴いて
「権現様に殺される」と石を抱えて逃げて行ったのだとか。
実際、99段ではなく250から300段の石が積まれているようです。
下からゆっくり登ること12分。
左側に開けた場所があり、そこに現れるのが岩肌に掘られた大日如来と不動明王です。
平安時代の末期(1100年代)の作といわれています。
また、養老2年(718年)宇佐神宮の祭神「八幡神」の化身である仁聞菩薩が造立したという伝説もあり、国内最古の最大級の磨崖仏です。
熊野摩崖仏
もう少し近づいてみます。
熊野摩崖仏
左側が、不動明王像(高さ約8m)です。
眼球が飛び出し、牙をむき出しにして唇をかんでいますが、怒った顔が一般的な不動明王と比べ、どこか微笑むような優しい顔立ちにも見えます。
不動明王像
右側が大日如来像(高さ約6.8m)です。
こちらの仏様は不動明王よりも精巧に掘られている感じです。
一説によると大日如来は磨崖仏を掘る技術を持った僧とその弟子たちが掘ったと言われてます。
大日如来像
この摩崖仏の右にある石段を少し上がっていきます。
熊野摩崖仏
そこには、熊野神社が現れます。
<拝殿>
・建立年不明
・瓦葺 入母屋造
・熊野権現を祀る
裏の岩壁には、本殿があるようですが、時間がなくさらに足場が悪かったので拝殿のみ参拝しました。
<本殿>
・建立年不明
・銅板葺 一間社流造
この時点で13時56分。
バスを降りて24分かかっています。
14時20分集合なので残り24分で下に降ります。
熊野神社からの石段
足場の悪い来た道を下ると最後の辺りで胎蔵寺方面に矢印・帰路の看板があったので平坦な舗装路(スイッチバック)を下り、胎蔵寺境内に到着。
胎蔵寺境内
境内には。金ピカの干支がありました。
願掛けの一種で、自分の願いに適した像に金の護符シールを貼るようです。
金ピカ・七福神(福禄寿)
14:13
胎蔵寺を後にします。
胎蔵寺
この下が、最初にガイトさんと別れた場所で、料金徴収受付・お土産屋の建物があり、大型バスの駐車場はすぐ下にあります。
正面には岩のデコボコした山が見えます。
熊野摩崖仏入口後方の山
熊野摩崖仏では、麓の胎蔵寺の御朱印をスタートする近くのお土産屋でいただけます。
最初に御朱印帳を預け、最後にいただく方式です。
御朱印(胎蔵寺)
梵字 キリークの御朱印(宇佐神宮六郷満山霊場第6番)と南無佛の御朱印(各300円)を直筆記帳していただきました。
約50分でしたが、定期観光バスの18名は遅れもなく予定の14時20分に次の両子寺へ向かいました。(滞在時間48分)
<続:弾丸旅⑨>