いつも困っている (original) (raw)
2年点検に困る!<1>(新築篇)の続きです。
僕は些細なことが気になるタイプだ。気になって気になって夜も眠れない、ということはあまりないけれども、ちょっと気になると何度も気にしてしまう。保育園のお迎えのときに、送迎確認用のタブレットの前で立ち話をしている保護者がいることも気になるし、その人たちがいつも同じ人たちであることも気になっている。毎回、なぜそこなのか、そこが定位置なのか、もう習慣になってしまったのか、と気になるけれど、保育園に行くまでは気にしていない。つまり、僕が気になるのは、一度気になったことが繰り返されるときに、それどうにかならないかなあ、と思うから気になるのだ。そんな感じで、ダイニングの上部にある排気口の蓋が1,2ミリ浮かんでいるのが気になる。どうにかならないものかと思って蓋を押したこともあるけれども直らない。ふとしたときに排気口を見ると気になる。見なければ気にならない。そんな感じの気になり方だった。
困ったことがあった。
六ヶ月点検のときには隙間の原因を調べてくれて、ビス止めが甘いのが原因の可能性があるが、ビス止めが甘くなる原因として下地が入っていない場合もあるという。その辺も含めて見てもらったけれど、手持ちの材料では修繕ができないということだった。つまり、僕の認識では修繕できていないが、三井ホームの点検記録では修繕済みになっているらしい。とまあ、そんな見解の相違などもあったので、今回の点検で改めてみるということになった。しかし、自分で言うのもあれだけれども、とても些細なことなので目くじら立てて言うことでもない。ただちょっと気になったのは、蓋の締まりが悪いということよりも、修繕の報告に認識のズレがあったことだった。
この些細な箇所についても、よくある話で、組織を庇う気持ちがあるために「修繕した」という記録の方を信頼し、顧客の言い分の方を信頼しない、という不毛なやり取りになることがある。幸い三井ホームの場合はそんなことは家を建てているときにも一度も起こったことがない。それは建設現場でも点検などの現場でも工事は下請けの人がやっているため、下請けの人とは組織が違うから組織防衛的な気持ちが起きないだけなのかもしれない。現場のミスを指摘し管理する方が客の信頼を得るということを知っている大手のやり方といえばそうなのだろう。僕が下請けの工事担当者であったら面倒だなあと思う三井さんやり方は、客としては安心につながったりもする。前にも書いたけれども、まあ、そんな対応をしてくれると思っているから、地域の工務店や自社ですべての施工を行うところではないハウスメーカーを選んでいるというのがある。割高であったとしても、言った言わない、やったやらないの水掛け論に巻き込まれてストレスフルに暮らす方がキツイので、僕はこういう選択をする。僕自身、他の仕事で下請けの下請けの下請けの、それこそ、4次、5次の下請けの仕事をしたこともあるから、上からの妙に厳しく、威圧的な管理態度に不快な思いをしたことはあるけれど、客の立場になってみればそんな下請け孫請けの子々孫々な関係などはどうでもいいのだろう。
排気口の蓋の隙間についても熱心に調べてくれた。三井の点検担当の方もいじってくれたのかちょっとマシになった。けれども、まだ僅かに隙間がある。これでも十分ではあるのだけれど、後日、工事を手配してくれるということだった。もちろん無償補償の範囲内だ。些細なことではあるけれども、毎日、少しだけ、それこそ、1秒にも満たないくらいしか気にしていない箇所でもきちんと工事してくれるというのは嬉しいものだ。年間にしても6分程度、10年なら1時間ほどしか気にしていないけれど、それでも気にならなくなるのであればそれに越したことはない。まあ、僕が細かいことを気にしなければいいだけなんだろうけれども、気になってしまうのは仕方ない。
次に便座のガタつきも調べてくれた。このガタつきはいつからなのか分からない。最初からだったのか、六ヶ月点検の後からだったのか、よく分かってしないけれども、一年近く前からガタついていたと思う。うちの子たちはまだ補助便座を使っている。このトイレにも、アンパンマンの補助便座をつけることがよくある。その補助便座との関係でガタつくようになったのかどうかは分からないが、一般的な利用法とは違うのはそのくらいなので、故意に壊したなどの理由にはならないと思う。そんな答弁の用意をしていたけれど、点検の担当者からは、トイレの取り扱い説明書を見せてほしいと言われてお渡しすると、説明書を読んでその場で対応できるかどうかも試してくれた。実際には、業者を呼ばなければできない状況だったようで、これも後日、業者対応ということになった。
2年点検に困る!<3>(新築篇)に続きます。
「2年点検と補償の話」
困ったことがあった。
我が家が出来てからまだ2年経ってはいない。けれども、三井ホームさんから2年点検の連絡があった。2年点検の連絡はハガキで来る。到着したハガキを見ながら、ちょっとバタバタと忙しい時期だったということもあり、それに、まだ1年と半年くらいしか経っていないし、とかそんなことを思ってハガキの存在を忘れていたら、またハガキが来た。手間をとらせてしまって申し訳ない気持ちになったはもちろんだけれど、出張なども終わってちょっと落ち着いてきた時期でもあったので、すぐに候補日を書いて返送した。
後日、担当者から連絡があり、2年点検の日時が決まった。繰り返すようだけれども、2年点検と言われてもまだ2年経っているわけではない。2年経つ前に2年点検をする理由が三井さんにはあるのだろうけれど、僕にはない。僕にない理由は、そう、とくにこれと言った不備や破損もないからだ。
とはいえ、点検に来ていただくのだから、些細なことでも何か申し上げた方がいいだろうと思った。うちの場合は、当初から若干隙間が空いている全館空調の排気口の蓋の部分と、これはいつの頃からかトイレの便座がちょっとガタつくというのがあった。それと、僕が出張中のことなので詳しくは分からないけれど、タオル掛けのリングが外れたというのがある。タオルかけのリングに関しては出張から戻って僕が直してはいるけれど、破損しているかどうかは素人目には分からなかった。外れたものを嵌めただけだ。これも破損していないか確認してもらおうと思った。2年未満の点検ではこのくらいしかない。
一年以上暮らしていれば、小さな破損というのはあるものだ。うちの場合は、子供たちがおもちゃを当てたとか爪で引っ掻いてしまったとかで壁紙が少し剥がれるということもあったけれども、これもクロス修繕用のモノをAmazonで購入して、僕が直してみたらどこが剥がた箇所なのか分からないくらいになった。
フローリングも物を落としたりなんなりして、小さく凹んだり、少し破損した部分がなくはないけれど、これにしても凹みは気にならないくらいだし、少しの破損であればヤスリをかければ気にならない状態になった。
あとはこれも何かをぶつけたとかそんなことで脛巾が外れたというのが二箇所あった。廊下と階段の横だ。これもすぐに接着剤でくっつけたらその後は外れることもない。そもそも脛巾のようなものは壁や床のつなぎ目を保護するためにあるのだろうから、脛巾が外れたというのは役目を果たしたくらいなもので、その脛巾に破損がないなら、またお役目についてもらえばいいだけかもしれない。
1年半くらいの状態だとこのくらいしかない。床や壁などに少し傷があったりするという程度で、窓が壊れたとか洗面台が割れたとか、そんな大きなことはなかなか起きないのだろう。まあ、2年点検というのは、三井ホームさんの場合は対象になっているものはほとんど無償で修繕や交換がされるプランに入っているのだから、故意ではなく床に大きな穴が空いてしまったり、壁紙が剥がれてきてしまったりした場合は無償で直してくれるとかそんなところだろうと思う。
点検は、1時間から2時間程度の時間がかかるということだった。僕が普段見ているような部分以外にも、点検口から覗いたり排水溝を確認したりするらしい。これは素人の僕にはできないのでぜひやっていただきたいところでもある。
点検の日、この日は三井ホームさんには関係のない話だけれど、その前の週に子供たちの病欠や早退などが重なり、僕はなんだか忙しかった。それに、点検の日までには家の中を綺麗にしておこうと思ったのに、上記の理由によってそんなに綺麗にできなかった。子供たちのおもちゃ部屋はできるだけ片付けるように言ったし、僕も片付けに参戦したが、前日の夜に僕の目を盗んで双子が散らかしたようで、点検の担当者さんが来る少し前に確認した僕を焦らせた。散乱したおもちゃを寄せることくらいしかできなかった。
三井ホームの点検担当の方が来た。いつもながら三井さんの担当の方は感じがいい。点検が始まる前に、僕がハガキに書いた些細な気になる箇所を最初に確認してくれた。全館空調の排気口は、建ててすぐの六ヶ月点検のときの記録にも修繕したという記録があったようで、その修繕の状態を確認してくれた。この六ヶ月点検のときにも、同様の部分を指摘したのだけれども、あまりにも些細な箇所のため、ちょっと僕の方でも何度も指摘することに遠慮してしまったという経緯がある。本来であればピタッと蓋が閉まるべきところに1ミリ程度の隙間が生じているというだけだ。生活に支障があるわけでもない。ただ場所がちょっと悪くて、1日に何度も僕に見えてしまう場所だから気になると言えば気になる。
2年点検に困る!<2>(新築篇)に続きます。