トシログ (original) (raw)

前回は、折り返し地点の福井県越前市に到達し、心折れそうになりながらも自分を鼓舞して大阪に向け走り出したところで終わっていました。
日が落ちて30℃を下回り、だんだんと走りやすくなってきます。ナイトライドは意外と良いかも、と思いながらまた敦賀まで戻ります。

道中、真っ暗な越前・河野しおかぜラインを南下していると、突然自転車漕いでいる左側の溝からガサガサっと大きな音が立ちました。
ちょっと驚いて左を見ると、ライトにうっすら照らされた牡鹿の顔が、ほんの50センチくらいの距離で並走している??
おそらく溝で餌でも探していたのだと思いますが、自分が近くを高速で通ったことに驚き、自転車進行方向と同じ向きに逃げ、それに追いつき追い越した瞬間だったんだと思います。
その後、進路を変えて後ろのほうに走り去っていきましたが、車体にぶつかっていたらどうなっていたのかと思うと恐ろしくなりました。
ナイトライドで動物と接触、大いに有り得るので気を付けないといけません。

そんな危険な目に合いながらも無事に敦賀まで戻ってきました。日が落ちてからペースが上がり順調に進んでいました。
30㎞程走行して戻ってきましたが、比較的疲れもなくボトルの水も残っていたため、そのまま国道8号線の峠を一気に登っていきました。
国道8号線は、道幅が狭い中トンネルも多く、尾灯2つ、ヘルメットにも1つをフル稼働させてはいますがそれでも見落とされて跳ねられるのではという恐怖が常にありました。
行きは塩津から上がってきましたが、帰りは途中でマキノ町方面の国道161号線のほうへ右折します。
マキノ町方面への帰り道は上りがそれほど長くなくて、すぐに峠を越え、その後とても長い下りが10㎞程続いていきました。

マキノ町に付き、小荒路の交差点から県道287号線のマキノ高原方面に向かい、
次のフォトポイントとなるメタセコイア並木に向かいます。
マキノ高原の夜は、車が全く通っておらず、街灯も少なく真っ暗な道でした。

マキノのメタセコイア並木に到着したころには、22:30になっていました。スタートから270㎞地点、3分の2まで来ました。
ここでようやく終わりと希望が見え始める。
あたりは真っ暗です、写真を撮ってもメタセコイア並木かどうか分からないですが、無事認定されるでしょうか。。

一応、メタセコイア並木道のモニュメントも写真に収めておきました。全く分からん…

フォトチェックを済ませ、次のチェックポイントに向けて走っていきます。
マキノ高原から、琵琶湖方面に下っていき、県道54号線に出てからひたすら大津方面に南下です。
5年ぶりに自転車で通りますが、自転車専用レーンが整備・拡充されていて走りやすくなっていました。
昔は自転車専用レーンが無くて湖西は危ないと言われていましたが、ビワイチする人が増えて改善されたようです。

真夜中の琵琶湖は比較的交通量も少なく、日中の暑さも嘘のように過ぎ去って26℃程、ちょうど良い気温でした。
ただ、快適な気温になってくるとやってくるのは眠気です。漕ぎながら来る眠気や蓄積された疲労により、ペダルがだんだん回らなくなってきます。
集中力も途切れてきてしまい、気づいたら今津の木津交差点で高島方面に向かうべきところ、そのまま琵琶湖沿いをこどもの国方面に進んでしまっていました。
その間違いに気付いたのも、しばらく進んでから。車が全く無く静かだったため、諦めてそのままこどもの国を経由して高島まで戻っていくことにしました。

こどもの国へ向かっている途中で、前照灯が1つ電池切れで付かなくなってしまいました。そして気付いたら尾灯も1つ電池切れしていました。
前照灯が残り1つとなり、まだ夜明けまで4時間あるので焦ります。照度を抑え、なるべく電池消費しないように進みました。
長距離ブルベには、乾電池式か、バッテリー交換できるタイプが良かった、次回からは必ずそうしよう、と反省。VOLT800NEO×2カートリッジ付き、購入かなあ。

VOLT800 NEO | 製品情報 | CATEYE(キャットアイ)

その後、30㎞ほど無心で漕ぎ続け、AM1時を回りさすがに何か食べておかないと疲労が取れないな、ということで、セブンイレブンしらひげ神社前店で休憩。
ざるそばと水2Lを購入し、補給。イートインコーナーがあり、ゆっくりすることができました。
深夜は気温が下がっていて25℃くらいになっており、水を振りかけると逆に肌寒く、少し湿らせる程度にとどめて出発です。
眠気もある程度解消され、その後、行きの琵琶湖大橋まで戻り、琵琶湖大橋は渡らず、堅田から大津まで無心で漕ぎ続けます。

第五チェックポイントは、JR膳所駅の近くにあるUNBOUND BICYCLES&COFFEEです。

UNBOUND BICYCLES&COFFEE

スタートからは、336.6㎞地点、AM3時にようやく到着。門限はAM4:28です。なんとかここまで来ました。
初めての有人受付でした。ブルベカードに記入してもらい、カフェでドリンクをいただきながら小休止。
同じ時刻に出走された方も来ており、あともう一息でゴールですね~と話しつつ世間話を。
ブルベのご経験をお伺いすると、なんと20回ほど参戦しているという猛者でした。自分はまだ2戦目、さらに200㎞以上は未知、ということに驚かれました。
自分でも少し無謀な挑戦だったかな、とは思いますが、、ここまで乗り越えてきたからには何としてでも無事に大阪まで戻らねば。

残り70㎞、あとのチェックポイントは1つだけ。
京都宇治方面に向かい、途中の白虹橋からの風景を写真に収める必要があります。
20分ほど休憩した後、カフェを出てさらに南下していきます。瀬田川沿いを登っていき、422号線~県道3号線(宇治川ライン)をひたすら進んで天ヶ瀬ダムの方面まで向かいます。
途中、422号線の南郷一丁目の交差点で、川沿いから外れて京滋バイパス沿いに上っていく道のほうへ進んでしまい、川沿いから離れてしまいました。

桜峠という峠を越えて、宇治川ラインに合流する経路があったので、そのまま京滋バイパス沿いの下道を登っていくことにしました。

長い上り坂を登り切った後、瀬田川宇治川ラインに合流するまでの長い下り坂の途中で、シフトチェンジを急いで行ったことによりチェーンが外れてクランク内側に落ち込んで絡まってしまい停止。
全く街灯の無い中、ライトを照らして修理開始。絡まったチェーンはクランク内側に固く入り込んでしまい外れず、前後に回しながらサイクルグローブのまま力いっぱいチェーンを引き戻し、少しずつほぐしていきました。
10分ほど格闘し、手がドロドロになりながらもなんとかチェーンが切れることなく元に戻すことに成功。危うく真っ暗な峠で遭難という事態は免れ、ほっとしました。

ドロドロの手をドリンクボトルの水で洗い流し、南大津大橋手前で宇治川ラインに合流。そこからひたすら下っていき、
天ヶ瀬ダムへ向けた細い路地を下り、白虹橋へ到着。AM5:14、だんだんと空が明るくなってきていました。

何とか前照灯が電池切れすることなく夜明けを迎えられたことに一安心。
白虹橋で、カフェで一緒に話をしていた方と再会しました。また、もう1人反射ベストを着た方も居ました。皆頑張っています。

最後のフォトチェックポイントで無事写真を撮って、ここまで360㎞。峠も超えたしあとは京都宇治から大阪へ、開けた道を気を付けながら帰るのみです。
宇治川ラインを引き続き下り、JR宇治駅まで出てから久御山方面に県道15号線を進み、約1日ぶりにさくらであい館まで戻ってきました。
だんだんと朝日の日差しが強くなり、また気温が30℃を超えてきており、樟葉駅近くのコンビニで最後の休憩。
緑茶を購入し、さっぱりした口当たりで体をリフレッシュさせ、あとは来た道をひたすら戻っていくのみ。徐々に交通量が多くなってきているので気を付けながら、170号線を通って枚方、寝屋川、守口と大阪方面に戻っていきました。
そして、丸一日かけてとうとうスタート地点の桜宮までケガ無く帰ってきました。
grupettoには、AM7:55着。スタートからは、25:55が経過していました。
ブルベ400㎞の制限時刻は27時間なので、なんとか時間内に全てのチェックポイントを回って完走することができました。

ゴール後に、これまで購入したレシートとフォトチェックポイントでの写真を集めて、ブルベカードに記録して、認定を受けます。
時刻の照合と締め切り時刻の確認、フォトチェックポイントでの撮影写真は撮影時刻とともに確認してもらい、無事すべて通過、完走認定を受けました。

完走者には、メダルとピンバッチの購入権利があり、今回400㎞のメダルを1,000円で購入。あいにくメダルは在庫切れとのことで、後日ブルベカードとともに郵送とのことでした。しばらくはお預けです。

さて、今回200㎞からのジャンプアップで多少無謀な挑戦でもありましたが、交通手段の少ない折り返し地点で途中リタイアできないよう退路を断って自分を追い込み、
そんな中で脚を残したり、トラブル対処したりと工夫?しながら何とか完走することができ、結果的にはとても良い経験となりました。あと、道に迷いすぎ…いい加減サイコン新しくしましょうよ、と自分で突っ込みを入れてしまいました。
400㎞は、ブルベの中では中距離に位置しますが、仮眠無しで乗るならこれが限界(最長)となる距離。これ以上は、仮眠をしないと難しいと思いました。
1つ飛ばしてしまった300㎞、あとはさらに上の600㎞、1000㎞と、まだまだ挑戦は続きますが、ひとまず大きな山である400㎞攻略の喜びを噛みしめて、メダルの到着を待ちたいと思います。

そして最後に。スタート地点の桜宮まで自宅から自走してきたことを後悔しながら、自宅までノロノロ運転で帰るのでした。(自宅から桜宮まで往復20km)

さて前回は、大阪から琵琶湖大橋まで到着したところで区切りましたが
まだまだ序の口。ここからが本番(というか折り返し地点まで行けるのかどうか)。

琵琶湖大橋を渡って、琵琶湖沿いの道を北上していきます。
ショッピングセンターのピエリ守山を通りぬけ、めんたいパークも通過していきます。
ちなみに、ピエリ守山の広大な駐車場の中の「E区画」は、ビワイチする人向けに駐車場が無料開放されているようです。知らなかったな。

[レイク&ハッピーサイドモール] PIERI(ピエリ)守山|滋賀県守山琵琶湖沿いショッピングモール

第三チェックポイントは、彦根城のすぐ近くの、ファミリーマート 彦根ミシガン通り店です。そこまでの道は、サイクリスト用に舗装されており走りやすくて助かりました。
道路は初心者用、上級者用と分かれていましたが、初心者用を通っているローディーはあまり見かけませんでした。
ただ、ここからの50㎞は地獄でした。走りやすい道路、平坦な道、条件的には最高なのですが。。

炎天下で35℃まで上昇した気温、ずっと向かい風の状況、なかなか思うように進んでくれません。干からびそうになりながら、途中2回ほど自動販売機を見つけては小休止を挟みながら、彦根に到着。12時過ぎになっていました。
スタート地点からは110㎞、これで約4分の1とはこれいかに…

6時スタートの場合の門限は13:20なので、少し余裕ができたためちょっとゆっくり休憩を。ほんとに暑すぎて危険というのもありました。
2Lの水を購入し、あとはロングライドの際にいつも食べている、パイナップルアイスを。果汁57%、めっちゃ好きなやつ。

とろける食感ぎゅっとパイナップル |商品情報|ファミリーマート

アイスを食べて、ボトル補充の余りの水を全部体中に振りかけて、ようやく復活し、彦根を後にしました。
彦根城が近くにあったのですが、もう暑すぎてすっかり頭に無く、見向きもせずに通り過ぎてしまってました…今度は気持ちに余裕をもって来るからごめんよ~
ちょくちょく休憩して琵琶湖をボーッと眺めつつ回復しながら進みます。暑すぎる☀️

第三チェックポイントを通過後、時計回りに進む反射ベストの集団に何度も出くわしました。
後から判明しましたが、同日にBRM907近畿200km大津 Mother Lakeという別のブルベをやっており、その集団だったようです。

Audax Kinki » BRM907近畿200km大津 Mother Lake

大津発のビワイチ200㎞、ちょうど折り返し地点くらいでしょうか。こちらはまだ折り返していないのでマジで羨ましい❗️会釈しながら進みます。

次はフォトポイント。琵琶湖の最北端から琵琶湖の景色を撮影する必要があります。
142.8㎞地点で、琵琶湖の景色を撮影すること、となっており、どこからというのが無いですが、ひとまずその距離のポイントまで進んでいきます。

彦根から長浜まで、さざなみ街道を北上していくと、街道沿いにお城が見えてきました。
長浜城のようです。彦根城には気付かずだったので、長浜城を写真に収めて少々元気をもらいます。雲一つなく、暑いです。

さらに北上し、琵琶湖の最北端近くの木之本町まで来て、大音の交差点から国道303号線の脇道の、県道514号線に入り、奥琵琶湖、塩津浜方面に西向きに進んでいきます。
県道414号線の小高い丘を登ってトンネルを抜けたあたりがちょうどフォトポイントとなっていました。小高い丘から琵琶湖を眺めることができました。142.8㎞地点、14:29でした。

フォトチェックポイント後、次のチェックポイントは、いよいよ折り返し地点の福井県越前市。ここから60㎞程間が空きます。
当然炎天下の走行のため、それまで耐えられる訳もないなあ、と思っていると、携帯電話の充電が無くなりそうに。モバイルバッテリーから電力供給していたのですが、振動によりコードが電源を通さなくなり、フォトチェックなどスマホを使わないといけないのでこのままではまずい状態に。とりあえずこれから敦賀までの難所、国道8号線を目前に控えたセブンイレブン西浅井塩津店にて早速休憩となってしまいましたw。毎度購入の水2Lが売り切れており、500mlを3本購入。あとはiPhoneの充電用コード。1,700円と高いですが仕方なし…泣

休憩中、続々と反射ベストの集団がコンビニに来ました。少し話を聞くと、先ほどのBRM907の参加者だとのこと。
こちらは400㎞のほうですよ、まだ半分も行ってない…という話をすると、皆さん揃って苦笑い、という具合でした。。そりゃそうか。

その後、国道8号線を、敦賀に向けてひたすら登っていきます。国道8号線は、日本一周する際に通過する、国内でも道幅が狭くて危険な場所の一つだと記事で読んだこともあり、細心の注意を払いながら進みます。
1㎞程の長いトンネルがいくつもあり、さらに登り坂のためトンネル内でゆっくり走行を強いられ、歩道も狭く、なるほど危険な訳だと実感しながら進んでいきました。
途中、トラックが高速で通過する際に吹く風に車体を持っていかれそうになるのが怖かった。
1時間ほど気を張りながら何とか峠を越えて、敦賀に到着。とうとう1日4府県に到達です。少しうれしい。
敦賀港まで行き、金ケ崎緑地の時計台まで来て写真を撮りました。16:27でした。

ここから日本海沿いを北上していきます。日中の高温がようやく緩和され、だんだんと走りやすくなってきました。それでもまだ30℃以上でしたが。
越前・河野しおかぜラインを延々と20㎞ほど進みます。左手にはずっと日本海が広がっていて、通常であればほっとするとは思いますが、感動は始めのみで、その後は足腰や手のひらの痛みにすっかりかき消されてしまっていました。
ずっと同じような景色だったことと、日中の炎天下ライドが体に響いたのか、この越前までの道のりが結構きつかった。道中、ふくらはぎが両方一気に攣りましたが、ボトルの水をかけて冷やしながら走ると攣りが収まりました。

第四チェックポイントは、ファミリーマート 越前くりや店です。スタートから205.7㎞。18:12に到着しました。門限は19:44です。
すぐ近くに有名な越前がにミュージアムがありましたが、営業時間が17時までとなっておりすでに閉店済。外観だけ撮影、残念でした。

ちょっと時間に余裕ができたので、コンビニで晩御飯を。といってもあまり食欲がわかず、おにぎりとパインアイス、2Lの水を購入し、ゼリー飲料を投入して体力を回復させました。
12時間走行し、もうおなか一杯状態ですが、まだ折り返し地点。改めて、異常だな…と身に染みたが時すでに遅し。ここでリタイアしても帰れません。まあ、あえて自分でそういう状況になるようなブルベにエントリした訳ですが。。

30分ほど休憩し、やればできる!と自己暗示をかけて精神統一し、ようやく重い腰を上げいざ大阪へ!その頃にはすっかり日が落ちてきてあたりは暗くなっていました。
夜通し走ったことはこれまで無く、初体験。更に、200㎞以上の長距離ライドも初体験。果たして無事に完走することができたのでしょうか。
長くなったので、第三章に続きます。

BRM831近畿400km大阪 大阪から琵琶一400㎞(第3章) - トシログ

8/31開催予定だったBRM831ですが、ちょうどその日に台風10号が近畿圏上陸。
危うく DNSとなるところでしたが、1週間延期で9/7(土)開催となりました。

Audax Kinki » BRM831近畿400km大阪 大阪から琵琶一400㎞ 朝スタート

これまで200kmライドは何度もやってきましたが、初めての400km。ブルベを始めてまだ2ヶ月で、無謀な試みでしたがエントリーしてしまい、引くに引けなくなっていて不安でいっぱいの夜を過ごしました。

準備は念入りに、ということで前日から有給休暇を取り(ほんとは運動会のためでしたがw)車体の準備をしました。

400km以上のブルベの場合、前照灯は2つ以上、尾灯も車体とヘルメットそれぞれ1つは必須とのことで、前照灯2つ、尾灯3つで行きました。

前回の200kmブルベで、体に付けるものは最小限にするべきだと学んだ為(10時間以上のライドでは、些細な事でも色々と擦れて痛くなる)、リュックや身体への装着物(ヘルスメーター)は止めて、サドルバックを大きくしてそちらに荷物を全部詰め込むようにしました。

以下、400kmブルベに持参したものです。(★は使わなかった物)

前照灯×2(USB充電式)

・尾灯×3(USB充電式)

★チューブ2本

★パンク修理キット

★携帯エアポンプ

・ゼリー飲料×5

クリートカバー

★絆創膏

★痛み止め2錠

・クレカ、免許証、保険証

・現金5000円

・塩タブレット

・モバイルバッテリー

・ボールペン

輪行袋

※終わって振り返ってみて、長距離ブルベでは前照灯、尾灯は電池式にすべきと思いました。途中で前照灯×1、尾灯×2のバッテリーが切れて危なかったたため。

翌朝早い為、早めに就寝をと思っていながら前日は結局色々とやることがあり、結局23時に就寝。ただ昔から、翌日試験や旅行などで興奮して眠れない、というようなシチュエーションでもすぐに寝付けるのが特技な私です、横になって気付いたら早朝のアラームにより叩き起こされました。AM4時起床。

朝起きてまず、直前に用意するものを準備していきました。今回は大阪の桜宮スタートなので、スタート地点まで自走で楽チン。

ウェアに着替え、ブルベのマップなどをサドルバックに詰め込んで、ドリンクボトル2本に冷水を充填。

AM5時に出発予定なので余裕を持って朝食を取りながら、BRM0831のサイトを眺めていて、ふと気付いてしまいます。あれ?そういえば誓約書プリントアウトして記入してないやん❗️

家のプリンターは音がうるさくて家族起こしたく無かった為、サイトからPDFをダウンロードし、コンビニへ道中に立ち寄ってプリントアウト、記入して持参することにしました。

予定通りにAM5時に出発し、コンビニで先ほどの誓約書をプリントアウト、記入していると20分ほどロス(最近のコンビニプリントはメニューが多すぎて全然分からん😓)してしまい、出走AM6時予定で受付5時半でしたが15分遅れでスタート地点の桜宮grupettoに到着。最後尾受付となってしまいました…

今回のブルベでは、全部で40名ほどの参加者があり、AM5時〜AM7時、1時間毎の3つの出走タイミングがあり、私の所属のAM6時スタートには14名のヘ○タイが集結。

最終受付をしている間に6時になり、続々と出走していく中、最後に車体点検を済ませ、ブルベカードも受け取ってAM6時から遅れること5分、ようやくスタートとなりました。

スタートしてしばらくは、市街地走行となるので、事前の案内にも記載の通り、信号地獄が続きます。ひたすら淀川沿いに国道1号線を北上していき、京都のさくらであい館まで平坦な道を進んでいきます。まだまだ先は長いので、スピードを出したい中我慢して、脚を残す走りでマイペースに進んでいきました。信号待ちで、写真を撮りながら。

ブルベでは、決められたチェックポイントを経由しながら自走していき、ブルベカードにチェック時刻を記入。最後にチェックポイント通過の証明と照合して走行認定、となります。チェックポイントにはそれぞれ制限時間があり、制限時間内に通過できるよう、ペースを調整しながら進んでいきます。

しばらくすると、さくらであい館に到着。早朝ですが、サイクリストがすでに何名か居ました。第一チェックポイントまでもう少し。写真だけ撮って先に進みます。

第一チェックポイントは、セブン-イレブン 桃山町因幡店です。大阪から京都へと、2府県目に突入。スタートから39.4km地点となります。ここまでは、平坦で経路も単純、順調に到着しました。まだまだ脚も残っています。コンビニレシートをエビデンスとして取得必要な為、持参のゼリー飲料を消費しながら、コンビニではカロリーメイトを購入しました。同組のヘ○タイさん達もコンビニにいらしており、コンビニに反射ベストの集団で溢れかえります。店員さんも、なんやコイツらは…と言うような表情(と勝手に思っただけ)。お互いに軽く会釈しながら先に進みます。

次のチェックポイントは、滋賀の大津なのでここから山科辺りまでは古き京都の入り組んだ道が多く、迷子になる予感しかない感じ。

ちなみにサイコンは cat eyeのナビ無しの安いやつなので、迷った時にはスマホのgoogleMAPを毎回見なければならず、コレが中々の電池の減り用。ブルベをやってる人で地図なしのサイコン使ってる人はそうそう居ないであろう、初心者丸出し仕様で臨んでおります。

六地蔵から山科駅方面へ、色々と路地を通りながら奈良街道に出て北上していきました。国道1号線を越えて、国道161号線の麓をさらに北上。ただ、国道161号線は自転車侵入できず(通過できれば早いのに…)どうやって大津まで行こうかな…と迂回路探して辿り着いたのが、小関越えの道でした。こんな感じで進んでいったと思います

そういえば、5年ほど前に自宅から琵琶湖へ自走しに行った際にも通った道なので久しぶりだったのですが、すっかり行き方を忘れていて近くまで来て思い出しました。

右も左も木で生い茂った 161号線の脇の細い山道を200mほど登り、峠を越えて一気に下ると滋賀県に突入です。これで3府県またぎ。

山道をひたすら下り続け、ようやく大津に到着。琵琶湖の湖岸が見えてきます。自宅から琵琶湖へ、久しぶりに訪問できました。ここまでで60km、まだ全体の4分の1にも満たない事実にちょっと不安を覚えつつ、湖西の県道を北上していきます。

第二チェックポイントは、セブン-イレブン 大津本堅田5丁目店。スタート地点から65.3kmの見積です。山科〜大津の道で、実は登る道を間違えて行ったり来たりしていた関係で、サイコンの走行距離は7km程オーバーしていました。時刻は10時、もうスタートから4時間も経過していました。結構制限時間ギリギリになっていたので焦ります。今後、あまり道に迷えない。。

コンビニでは2Lの水とおにぎりで補給。日が照ってきて30℃を越え、これから日没までが体力的にキツい時間帯になります。

20分ほど休憩して出発。程なくして琵琶湖大橋が近づいて来ました。推奨経路は琵琶湖大橋を渡り、湖東から北上する定番の反時計回りの経路です。

琵琶湖大橋の上から眺める琵琶湖の風景は、いつ来てみても良いものですね。自転車で来るのは5回目位かな。

まだまだ先は長いですが、果たして最後まで完走できたのか。。

第二章に続きます。

BRM831近畿400km大阪 大阪から琵琶一400㎞(第2章) - トシログ

実家に帰る時に寄る、行きつけのお店へ麺活。

メニューは決まっていつものやつです。

今回は12時現地着で、30組待ち(余裕で待ちますよ〜)。

ちょうど着丼まで1時間でした。いつも行列のできている人気店。

彩華ラーメン(メンマ入り) 950円

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一口食べて幸福感に浸り、あっという間に完食してしまう中毒性の高い1杯です。

7/6(土)に、Audax Kinki主催のブルベイベントに参加してきました❗️

たまーにロングライドイベントに出たりする週末ライダー(月1ライダー?)ですが、ロードに乗り始めて10年。とうとうブルベの世界に足を踏み入れました。

今までロングライドイベントで200km走れば最長ランクの距離だったのが、BRMではエントリーレベル。凄い世界があるもんだ。

自分の限界に挑戦したい、もっと長距離走ってみたい、ブルベメダル欲しい、そんな想いが湧き、とうとうエントリー。

スタートは和歌山マリーナシティ、そこから川上村まで行って帰ってくるというコースです。

出走7時の部だったので、AM4時頃出発。マリーナシティに5時半に到着しました。

ゆっくり準備して朝食も済ませ、それでも30分ほど早いですが集合場所へ。

マリーナシティホテル前で受付を済ませ、ブルベカードを貰い、そうすると30分前の組に繰り上げスタート可能という事で、早速出走。

6:00/6:30/7:00の3つに分かれていて、総勢40名ほどエントリーしていました。

自分のタイミングで各々スタート。普段のロングライドイベントでは団子状態でペースを度々乱されたりしますが、ブルベはほぼ単独行動なのでマイペースに進むことができて快適です。

ただ、ルート取りは自己責任。モデルルートは案内がありますが、しっかり予習していないと痛い目に合います(自分がそうでした…)

第一PCが、ローソン九度山町店で、スタートから45キロ地点。そこを目指してマリーナシティから東へ進むのですが、モデルルートは野上桟橋西詰の交差点で紀の川方面に北上すべきところ、自分は地図を見誤って国道370号線を高野町方面に東へ突き進み。。

たまゆらの里、新城キャンプ場、などどんどん山奥に行ってしまい、しっかり高野山の麓までヒルクライムさせられてしまいました。良い風景が拝めたのがせめてもの救い。。

そこから九度山方面に向けて下っていき、到着した頃には距離が60kmに。1時間ほど遅れて第一PC到着。チェックはコンビニで何かを購入してレシート時刻をブルベカードに記録する方式。

ここから進路を東に移し、紀の川沿いに県道13号、国道24号、国道168号、国道370号と、五条市、吉野方面にひたすら進みます。

第二PCは、ローソン吉野リバーサイド店。スタートから90km地点です(本来は80km)

この辺りから、段々と日が昇ってきて日差しが強くなってきます。

水2Lとアイスを購入して補給。

ここから20㎞で、折り返し地点の川上村です。山奥の村に向けて、登りが多くなってきます。

途中に大滝ダムがあり、あまりの暑さに飛び込みたくなりました。

大滝ダムを過ぎて5kmほどで、チェックポイントの武光橋に到着。12:30になっていました。

ここではバイクと橋を写真に収める必要があります。

ここから、来た道を戻って行きます。次の第三PCは、先ほどと同じローソン吉野リバーサイド店です。

帰りはひたすら下りなので、足の疲れを紛らわせつつ進みます。ローソン吉野リバーサイド店へは1時間で到着。ここで完全に晴れてしまい、炎天下となっていました。曇り一時雨の予報は何だったのか。一滴も降っていません。

この炎天下が、後程こんなに苦しめられるのかと思うほど過酷でした。灼熱サイクリングと銘打っているだけあります。

吉野リバーサイド店から九度山方面に進んでいきますが、日焼けが痛くなってきて体もオーバーヒート気味でペダルが思うように踏めなくなり、これは危ないと日陰に退避して身体中に水をふりかけ10分休憩。

マシになって漕ぎ始めますが、炎天下で一瞬のうちに乾いてしまい、また30分でオーバーヒート、10分休憩の繰り返し。

これくらいのちょっとした丘ですら足が受け付けない状態に。。

リタイアかなぁと思いながらも、水をふりかけるとある程度復活するので1時間で15キロほどのペースで、何とか最終のPC ローソン九度山町店へ。そこでも15分ほど休憩して水2Lを、ボトル補給と、残りは体に振りかけるために使いました。

この辺りから日差しが弱まり、さらに帰りで高野山方面に行くという失態を晒すことなく平坦な紀の川サイクリングロードを選択。

残り50km、まだ4分の1残っているのかーと思いながら、とにかく考えずに漕ぐ❗️で、マリーナシティへ向かい進み続けました。

たまに地味な上り坂が出現し、その度にうつむきながら無心で漕いでやり過ごし、ペースは上がらないままようやくマリーナシティに着いた頃にはすっかり日が暗くなっていました。

最終のゴールの証明は、マリーナシティホテルとバイクを一緒に撮って、プロパティをスクショして時刻証明、でした。長かった。。

行きの10kmの登り坂のミスがこたえました。

これらの実績をブルベカードに記入し、最後にゴール受付をします。

ここでなんと、マリーナシティではなく、そこから4㎞も離れた海南nobinosの会議室で受付とのこと。

来た道を自転車で戻って向かう猛者も居ましたが、自分はもう集中力が切れた為、車に戻って車で向かいました。

ヘトヘトになりながら、ゴール受付へ。皆んな同じように満身創痍な状態。

声もかすれてしまってましたが、何とか制限時間内にゴールし、灼熱サイクリングをクリアしました。そして念願のブルベメダル。ピンバッチもゲット。

ブルベデビューを果たしました。今は完全に心折れていて、これから更に距離を伸ばしていけるのか?甚だ不安ですが、頑張っていこうと思います。

最後に。炎天下のサイクリングでは日焼け対策は必須です。日焼けで体力がかなり奪われます。

曇り一時雨予報と思い込んで、上下半袖で日焼け止めも特に無く挑んでしまい失敗しました。ヒリヒリしっぱなし、しばらくは水風呂ですね。。

さて、とうとうこの日がやって参りました。

Cycle Around Wakayama 2024 in 南紀熊野

に参戦してきました!

自宅からはるばる3時間弱、AM3時半出発で眠いです。

上富田町の彦五郎公園スタート、白浜のすぐ横です。現地にはすでに50名程度の猛者たちが。

和歌山南部を周る、通称クマイチ。

こんなイベントあるんだな、ということで。今年で第4回とのことです。マップ見ると圧巻…

7時からブリーフィング、その後7:20にスタートでした。

初めの方は列を成していた隊列も、その後すぐに待ち受ける登りで散り散りに。

30kmほどで第一エイド 道の駅熊野古道中辺路に到着。おはぎ美味しかった。

そこから熊野本宮大社まで、ひたすら登っていきます。途中で見える熊野の風景に癒されながら、何とか熊野本宮大社(の近く)まで。

そう、そのまま素通りで下っていきます。

まだまだ先は長いですから…

しばらく下って第二エイドの 道の駅瀞峡街道(どろきょうかいどう)熊野川へ。読めない。

ここでは焼きリンゴパンなど甘い物を補給いただきました。

ここから後20キロで対岸の新宮に。和歌山横断です。ゆっくり下りながら、11時半ごろに第三エイド 丹鶴体育館へ。熊野川河口にあります。

ここで昼食。お弁当が超大きい。

長閑な風景を見ながら芝生の上で食べました。

昼食を食べて小休止後、サイクルトレイン上富田町に戻る組は新宮駅へ。羨ましいなーと思いつつ、自力で戻る組は国道42号線でひたすら南下へ。。

海沿いを走るので気持ちが良いです。

那智勝浦あたりでの一枚。ここから串本まで30キロほど、平坦な道が続きます。

途中、橋杭岩という観光スポットがあって休憩がてら写真に収めつつ。

串本までは比較的順調に到着。そこから潮岬方面へさらに南下。岬なだけあって、地味に上り坂がきつい。。

しっかり100mほどヒルクライムさせられてようやく念願の本州最南端へ。

今回の主目的はこれでした!

いつかは収めてみたいと思っていたこの石碑。良いですねぇ❗️

潮岬には観光客が大勢居ました。

本州最南端訪問証明書なるものがあったようですが、まあもらっても帰りにリュックの中で紙屑になるだろうと思い、写真だけで満足して退散。

さて、ここまで130km。山を越え川を渡って海を眺め、主目的の潮岬訪問も果たし、目的を見失ってからの70kmは辛いものがありました。

串本の東海岸とは打って変わって、西海岸はアップダウンの繰り返し。すさみ町あたりまで50kmくらい、延々と50mほどの登り下りを繰り返してふくらはぎが何度も痙攣する始末。

海沿いの景色は続きますが、ここまで来るとすっかり見慣れて有り難みも無くなってきます。

頭の中はもう、残り後何kmとサイコンと睨めっこして周りの風景はもはや目に入りません。

途中で、第三エイドで貰って食べ切れなかった鈴焼きで小休止。

2時間ほど、無の状態が続き、白浜が近づくにつれだんだんとアップダウンも無くなりようやく息を吹き返し、無事に上富田町まで到着。

クマイチ達成です。地図上に綺麗に囲まれていて、達成感が半端ないです。

こんな機会を頂いて、大会運営に携わって頂いた皆さんにホントに感謝します。また来年も来ようかな。

その後、達成感と疲労感に包まれヘトヘトになりながら、3時間かけて眠気と戦いつつ帰路に着いたのでした。

今月末に和歌山の「Cycle Around Wakayama 2024 in 南紀熊野」

にエントリしたため、それまでに坂登っておかないと…

ということで、今日は午後から車の点検やらで用事があった&明日は雨なので、ささっと箕面勝尾寺ライド。

といっても、朝も所要があったので結局出発は9:30になりました。。

絶好のサイクリング日和です。用事の無い翌日が晴れなら良かったのですが。

早速吹田から箕面方面に北上し、171号をさらに抜けて箕面の滝の入り口まで。駐車場は満杯で家族連れがあふれいました。箕面の滝を横目にさらに進んで勝尾寺に到着。11:00頃になっていました。

自転車を止めて、恒例の写真撮影を、と思ったのですが、ちょうど観光客と大量のサイクリストでごった返しており、10人くらい写真撮影待ちをしていました。

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撮影してちょっと休憩し、下山。ふもとまで戻って11:30頃、午後の用事まであと2時間ほどあるなあ、とのことで、麓からもう一回箕面の滝の入り口方面に向かい、勝尾寺おかわりしてきました。

2周目は勝尾寺では止まることなく素通りし、その後自宅まで南下。13時頃に自宅到着。休日の午前中を有効に使えて満足。

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