スイス・フランス04 ブルゴーニュのブドウ畑 (original) (raw)
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- 1 ブルゴーニュのブドウ畑
- 2 ドメーヌ・ローラン・ルーミエ(Domaine Laurent Roumier)
- 3 シャンボール・ミュジニー村からヴォーヌ・ロマネ村へ
- 4 ドメーヌ・アルメル・エ・ベルナール・リオン(Domaine Armelle et Bernard RION )
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1 ブルゴーニュのブドウ畑
2011年時点の私たちといえば、ただワインに興味をもち始めただけのヒヨッコでした。ひょんなことからブルゴーニュに行くことになり、だったらあの有名なDRCの畑も見てみたい、というミーハーな動機でブルゴーニュのブドウ畑を巡るツアーに参加することにしました。
ツアーは、「 S.B.A フランス美食のオーダーメイドツアー」というところの、三寺さんにお願いしました。
まだほとんど何も知らない私たちを車でいろいろ連れて行ってくれました。ご自身も、そうとうワイン好きみたいで、楽しいツアーになりました。
機会があれば、またお願いしたいと思っています。
2 ドメーヌ・ローラン・ルーミエ(Domaine Laurent Roumier)
三寺さんに、宿泊しているホテルに迎えに来ていただき、まずはそこから車で北に向かいます。
ニュイ・サン・ジョルジュ村(Nuits-Saint-Georges)、ヴォーヌ・ロマネ村(Vosne-Romanée)を抜けて、シャンボール・ミュジニー村(Chambolle-Musigny)に入りました。
最初の訪問先は、ドメーヌ・ローラン・ルーミエです。
ローラン・ルーミエは、1924年に祖父のジョルジュ・ルーミエ(George Roumier)が作ったドメーヌの一部であると紹介されています。
ローランは、エルヴェ・ルーミエの弟にあたります。 長い間お兄さんの手伝いをしていたローランが、4ヘクタールのブドウ畑を借りたのは1991年のことでした。
現在では、十数ヘクタールを持つにいたりました。
ローラン・ルーミエのブドウの木は、主に平均樹齢35年の古いブドウの木で構成されており、彼の父親であるアランと同じように、伝統的な方法で栽培されています。
また、肥料や除草剤を使用せずに、完全に自然な方法でブドウの木を栽培し、収穫は手作業で慎重に行われます。
醸造は昔ながらの方法で行われ、ワインに並外れた香りを与えます。
テイスティングは2009年のものを出してくれました。もちろん、即購入です。
3 シャンボール・ミュジニー村からヴォーヌ・ロマネ村へ
次のドメーヌはヴォーヌ・ロマネ村にあるので、南に向かいますが、ここはワインツアー。国道D974(旧74)に出ずに、ブドウ畑の中の道を通ってくれます。
本などでは、「傾斜が…」とかいうフレーズが出てきますが、本だけでは実感しづらい。実際に現地に来てみると、それだけで納得感があります。
D122からブドウ畑を通る道に入ります。
ミュジニーの畑
道中、ブドウ畑の標高の高いところから、「Château du Clos de Vougeot」が見えました。
4 ドメーヌ・アルメル・エ・ベルナール・リオン(Domaine Armelle et Bernard RION )
ドメーヌ・リオンは、1896年、ヴォーヌ・ロマネのブドウ畑を所有していた地主の小作人であったピエール・リオンによって誕生しました。
その後ドメーヌは息子ルイに引き継がれ、さらに拡大しました。
1952年にルイの長男のマルセル・リオンがドメーヌを引き継ぎ、ヴォーヌ・ロマネでドメーヌの拡大に尽力しました。
1973年以降は、マルセル・リオンの息子であるベルナールが、奥様のアルメルや、子どもたちと共にドメーヌの向上に努め、現在まで家族一丸となって今日のドメーヌを作り上げています。
現在、このドメーヌは、ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴージョなど、コート・ド・ニュイ地区やムルソー村のブドウ畑の区画を所有しています。
また90年代からアルメルとベルナールは、トリュフ犬と共に伝統的な方法でトリュフを採取しています。ドメーヌのレセプションで、ビン詰めにされたトリュフが販売されています。
ウェブサイトで、切れ目のない地図が掲載されています。
ここでも、ワインとトリュフを購入。
訪問時は知りませんでしたが、ウェブサイトによれば、宿泊もやっているようです。
ここに泊まれば、しばらくはブルゴーニュ三昧の滞在ができそうです。
ブルゴーニュを巡った気にさせてくれる秀逸な本。ソムリエ試験やワインエキスパート試験の参考書としても最適です。
Winart編集部 美術出版社 2013年08月27日頃
次回は・・・世界一有名なブドウ畑を巡ります。