古き良き時代を感じる、台湾 (original) (raw)
1 台湾って知っているようで実はあまり知らない?
日本から近くて、日本語も通じやすく、食べ物もおいしい台湾。
ニュースを見れば、いろいろ国際的な問題があることもチラホラ出てきますが、旅行者としては、あまり気にしていると、旅行もできない。
でも、ちょっと知っているのと、まったく知らないのとでは、旅行するうえでの心構えが違ってきます。
台湾についても、少し知っておくとよいと思います。
戦後の1949年に、**中華人民共和国**が成立し、1971年に国際連合で「中国」の代表権を取得します。
すると、多くの国々が**中華人民共和国を「正統な中国政府」として承認し、台湾を治める中華民国**を正式な国家として扱わなくなりました。
しかし、**中華民国ともつきあい続けたい資本主義側の米国や日本などの国々が、中華民国が治めるエリアを、中華人民共和国の治めるエリアとは異なる「地域」として、「台湾**」と呼び始めました。
これが、いまの「台湾」です。
よく、「国と地域」というフレーズが使われたりしますが、国として扱われていない場合、その代わりに「地域」ということばが使われるのは、こういう台湾のようなケースがあるからなんですね。
2 政府機関・総統府はバロック様式
(1) 中華民国総統府
日本統治時代に建てられました。**バロック様式**の荘厳な外観です。
一般見学ができます。日本統治時代からの台湾の歴史を知ることができます。
(2) 司法機関
① 高等法院
日本でいうところの高等裁判所です。
私は、中国語は分かりませんが、ここに書かれてあることはなんとなくわかります。
おそらく、貸金返還等請求事件で、借金した人が貸金業者に訴えられ、前の裁判で負けたので、高等法院に不服を申し立てたのだと思います。
しかし、その不服申し立ては、残念ながら退けられてしまったようです。
② 最高法院
日本でいうところの最高裁判所です。
3 中正紀念堂広場
広大な敷地に、立派な建物が建てられています。
(1) 國家音樂廳
様々なイベントが行われています。
(2) 國家戲劇院
日本の宝塚歌劇団もここで公演したそうです。
(3) 國立中正紀念堂
蒋介石の像
衛兵の交代も見ることができます。
衛兵の交代式は、一見の価値あります。ムダのない動きで、ホレボレします。
4 台湾グルメ
(1) 天廚菜館
ぜひとも大人数で来たいお店。北京ダックはボリューム大。
(2) 濟南鮮湯包
ランチで来ました。
調子に乗ってたくさん食べてしまいました。
でも、安くてうまい。
(3) 欣葉台菜創始店
複数の方(台湾在住の方も含む。)に話を聞くと、ここの本店が一番おいしいらしいです。
しじみの老酒漬けは絶品です。
(4) 夜市
夜は、レストランに行かずに、夜市を楽しむという方法もあります。
4 國立故宮博物院
(1) 故宮博物院
広い博物館です。人も多いです。
白菜と豚の角煮の作品に、人だかりができています。
(2) 至善園
博物院の敷地内に、庭園があります。博物院の混雑ぶりに反して、ここは静かですので、博物院の見学に疲れたときは、ここでまったりするのも良いと思います。
近くて、いろいろ楽しめる台湾。
南の方にも、古き良き時代が残っているそうなので、行ってみたいところです。