飛鳥寺の観光ガイド (奈良県高市郡明日香村飛鳥682)| NAVITIME Travel (original) (raw)
飛鳥寺
日本最古の仏像・飛鳥大仏が残る、日本最初の本格寺院
596年(推古4)、蘇我馬子の発願によって建立された日本最古の本格的伽藍をもつ寺院。何度も火災を乗り越えた、日本最古の仏像といわれる本尊・飛鳥大仏は、創建時から同じ場所に安置されている。
晴れた日には青空に本堂の甍(いらか)が映える飛鳥寺。物部氏と蘇我氏の仏教抗争で勝利した蘇我馬子が、戦勝祈願時の誓いにより、596年(推古4)に建立した。もともとは「法興寺」が正式名称だが、『日本書紀』にも「飛鳥寺」の名で書かれており、古代の人々もまた飛鳥寺と呼んでいたようだ。
車道のある東門の「飛鳥大佛」の標石の台座は、なんといにしえの工人に加工された、飛鳥寺創建時の礎石だ。その門をくぐると、すぐ右手に本尊・飛鳥大仏を安置した本堂が。江戸時代の再建だが、創建時の中金堂と同じ場所にある。境内の参拝は無料。観音堂のほか、鐘楼があり、参拝者は自由について、飛鳥にその音を響かせることができる。
本堂では、ていねいな説明を聞きながら本尊・飛鳥大仏(釈迦如来像)や聖徳太子像、寺宝を拝観できる。飛鳥大仏は推古天皇が鞍作止利(くらつくりのとり)に造仏を詔し、609年(推古17)に完成した。飛鳥大仏には補修の跡があり、長らく一部以外は後世に作り直されたものとされていた。しかし、2016年(平成28)の調査により、顔の部分はほぼ造仏当時のままで、体は溶けた銅を鋳直して作り直された可能性が高いという結果が出た。台座も創建当時の状態から一度も動かされていない。つまり、創建当時の推古天皇や蘇我馬子が参拝したのと同じ場所で、同じお顔で鎮座している飛鳥大仏を、私たちは参拝することができるのだ。
飛鳥寺の境内を抜け西門を出ると、「蘇我入鹿首塚」といわれる五輪塔がある。塔自体は鎌倉時代のものだが、645年(大化元)に飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)で中大兄皇子・中臣鎌足らの計略で殺された蘇我入鹿の首が、ここまで飛んだなどの伝承が残っている。直線距離で600mほど。飛んだとすればなかなかの距離である。
飛鳥寺は入鹿の祖父・馬子が創建し、叔父の善徳が初代寺司を務めた蘇我氏の氏寺。首塚と西門の間にある広場は中大兄と鎌足が出会った「飛鳥寺の槻の木の広場」と考えられている場所。そして、五輪塔の背景に田園越しに見える甘樫丘(あまかしのおか)には蘇我氏の邸宅があったそうだ。古代飛鳥の地で起きた国家をゆるがす大事件の舞台を堪能しよう。
スポット詳細
エリア
電話番号
0744542126
時間
[4月-9月]9:00-17:30(最終受付17:15)
[10月-3月]9:00-17:00(最終受付16:45)
休業日
無休
料金
【拝観料】
[大人]350円
[中高生]250円
[小学生]200円
駐車場
あり(20台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
クチコミ
アクセス
最寄り
駅 バス停 駐車場 IC
周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。