絶景ニュータウン・スカイレールに乗ろう!(1巡目) (original) (raw)
かつて、広島には**スカイレールという世界で唯一ここにしかない交通機関**があった、
その廃止がきまり巷では話題となり、私もそれを知るようになった、たまたま岡山に行く用事があった私は急遽、広島へ向かった・・・
広島駅にようやく着いた、500系こだまに乗ったばかりにのぞみの倍以上かかってしまった、
もちろん後悔はしていない
手荷物をロッカーに預けてレッドウイングに乗車、そしてその数分後、車窓からはアレが見えてきた、実際に肉眼でみると感動する
瀬野駅で下車しました、
感覚的に悟った、この人たちの大半は私と同じ目的でないかと
ホームからは日本のどこにもないようなものが駅から伸びていた、それはたしかにこの瀬野駅以外には無いもののように思える、というかあったら教えてほしい。
改札を出て「スカイレール」の案内板に沿って歩いていく・・・
「スカイレール みどり口駅」とかかれている駅舎がJR瀬野駅に併設されている、
併設されているにもかかわらず、瀬野駅とは全く関係ない「みどり口」という駅名にも気になってしまったが、そんなことを気にするのはやめよう
「スカイレールサービス株式会社」
こちらがその運営会社となります
自販機が多く並ぶ、ちよっと多いのでは?
と思ってしまったが、どうでもいいことなので気にせずスカイレールの券売機に向かうことにした
専用の券売機で切符を購入、駅は2つほどあるけど、いづれにしても170円となります、切符にはQRコードがついているので、自動改札の読み込み部に当てることで扉が開閉します
スカイレールとはなんぞや??!
これは鉄道に分類されるという、モノレール的なものと考えればいいらしい、鉄道なので前照灯が付いている、細かい説明があるけど、そんな細かいことはいいだろう、このような機構で動く鉄道などはこのスカイレールしかない
階段を上がってくると、スカイレールの乗車口が見えてきた、ここには駅員などがいることはなく、客が勝手にゴンドラに乗ることになります
すでに多くの人が乗っていたので、それを見送り、次のゴンドラに乗ることにした、想像以上に機敏に動くことに驚いた
モノレール? ロープウェイ?
違います、スカイレールです
どれとも違うオリジナル交通機関
かなりの勾配となっている、この向かう先にはニュータウンがあり、そこに住人を運ぶ為の交通機関、それがスカイレールです
しかし赤字ということもあり、2024年4月末日に廃止となる
座席は4人掛けが向かいにあり、8人が座ることができる
時間とになると、ベルが鳴り、自動に扉が閉まり、静かに発車する、
どんどん高度を上げていき、住宅の屋根の上を走っていく
まるでジオラマのように住宅街(ニュータウンと呼ぼう)が見え、率直に面白く、そして美しい光景のようにも思える、そんな不思議な感覚を憶えてしまう
こちらが中間駅である「みどり中街駅」です、ここでの乗降はなかった
地上がはるか下となっている、常に高度を上げながら前へ進むスカイレール、これはアトラクションのように面白く、興味深く、そして爽快なのだ
街自体も綺麗に整備されており、スカイレールから見る景色はある意味、絶景になっていた
約5分のスカイレールの旅は終わった、5分とは短いが、魅力が5分の中にギューッと詰まったものだった
降車が終わり、自動にドアが閉り、引き込み線へと入っていく、どこでそれを判断しているのか、ここでも駅員はいないので、自動判断なのか、遠隔管理なのか、わからないけど、大した運行管理であると感心させられる
ここが終点であり、スカイレール最高地点駅の「みどり中央駅」です
出る時はこちらの自動改札を通ることなく専用のボックスに切符をいれて終わりとなります
改札正面にはスカイレールの絵がおかれていた
ここでも券売機は2台並んでいます、降りると同時に再び、切符を購入、そして改札へ!
華麗なるUターン!
きれいな景色、その中にあるニュータウン、そしてその中央を走るスカイレール、
自然と人工とのアンバランスの中にあるバランス性を感じる、この景色、まさに異質であり、それが人の関心を惹きつける
下りの便(みどり中央駅~みどり口)もほぼ満員でいきます、
おそらくは、大部分が観光客と思われる
みどり坂中央公園で遊ぶ子供たち、その中を走るスカイレールの影
道路の真上を走るスカイレール、ある意味芸術的に昇華しようとしている
中間駅・みどり中街駅に停車、ここで人が乗ってきました、おそらくは観光客だろう、廃止すると決まってから、私のように興味本位でやってくる客が増えたに違いない、最後にスカイレールさんには大いに稼いで頂きたい
ついに眼下には山陽本線が見えてきた、先ほどホームから見ていた場所はここだったのだろう
瀬野駅が近づいてきました、こんどは高度を一気に下げていく、スカイレールからの景色はただの景色を絶景へと変えていく、そんな魔法をひめていた
ターミナル中央に停まっているのが、スカイレール廃止後の住民の脚となる電気バスです、あと3週間と迫っています
そして、私はすぐに3回目のスカイレールに乗ります!