NATURE DIARY (original) (raw)
20130825 夏の終わりの里山散歩:雨上りのクロヒカゲモドキ
2013年 08月 30日
**▊Diary #542 :
日曜日。朝からの雨も昼過ぎにはあがったので、台場クヌギが点在する雑木林を散歩。
クヌギの幹の縦長の穴は癒着木の証かな?。
-▶ Sawtooth oak (Quercus acutissima)
---- Olympus Stylus TG2 tough
盛夏にはカナブンやオオムラサキで賑わったクヌギ酒場も今は静か。
それでもクワガタのペアを見つけることができました。
初めはコクワガタかなと思っていたが、よく見るとスジクワガタでした。
-▶ Stag beetle
---- Canon EOS 60D + Sigma10mm + 外部ストロボ
林の中の小道を進むと、目的のクロヒカゲモドキが飛び出しました。
どうやら翅の形はオスのようです。
このチョウとの出会いは雨上りが多い------ように思う。
-▶ The Marginalis Treebrown
---- Canon EOS 7D + EF100mm Macro
さらにメスも飛び出しました。
さすがに8月も終わりなので、翅は色褪せ、傷も見て取れます。
しかし、クロモはクロモですね。
-▶ The Marginalis Treebrown
---- Canon EOS 7D + EF100mm Macro
**▊Postscript :
里山の雑木林の減少とともにクロヒカゲモドキも少ない蝶になりました。僕の知る限りでもクロヒカゲモドキが好んで棲息するクヌギ混じりの雑木林は年々減少しているようです。人が便利さを求めれば自然の破壊は必至だし、人の生活と自然との完璧な共存なんて基本的にはかなり難しいと思いますが-----。僕はまだ日陰者(ヒカゲチョウの仲間が好きな人のこと)の域に達していませんが、このチョウの何とも言えない曲者的な雰囲気はとても好きです。雑木林の曲者たちの行く末が心配ですね。
Nature Diary vol.8(53): #542
Date: August-25 ( Sunday) /2013
Place: Yamanashi
Photographic Adventures for Insects and Flowers
by 虫林花山
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