NATURE DIARY (original) (raw)

20220312 梅の花咲く散歩道:ミヤマセセリ初見

2022年 03月 16日

▊DIARY Vol.16 (796): #07, 2022 ▊🔍 虫眼鏡ノート

本日は暖かくなり、気温は20℃に達するらしい。この時期、スギ花粉の飛散が最盛期で、花粉症をもつ虫林は、くしゃみ、鼻水、目の痒みに悩まされる。でも、こんな春の日に家の中に蟄居するのはウィークエンドナチュラリストの名がすたるというものだ。雨にも負けず、風にも負けず、コロナにも花粉症にも負けず-----中略-----褒められもせず、苦にもされず、そういうナチュラリストに私はなりたい。

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▶スギ林
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

▊ ミヤマセセリ初見 First look of Spring flat

「ミヤマセセリの小径」と勝手に名付けているコナラ林の中を抜ける道。今年はどういうわけか花がない(タチツボスミレが見当たらない----不思議)。

でも、足元から飛び出すテングチョウを目で追っていると、突然、黒っぽい小型の蝶が飛び出した。ミヤマセセリに違いない。その後もミヤマセセリは何度も飛び出したが、静止することなく飛び去ってしまった。まあ、今日は今年初めてのミヤマセセリを観察できただけでよかったなと諦めかけた時、1頭が地面に静止したので何とか撮影することができた。

ミヤマセセリは里山の春を告げる蝶だ。

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▶ミヤマセセリ♂
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

▊ 梅の花と蝶たち Nectar-sucking butterflies on the plum flowers

池を見下ろす丘の満開の梅、多くのタテハチョウ(ルリタテハ、テングチョウ、キタテハ、アカタテハ)が吸蜜に訪れていた。特に梅の花でのルリタテハの撮影は初めての撮影になった。この散歩道では、まだスミレの花も咲いていないので、梅の花が唯一の吸蜜植物になりそうだ。

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▶梅の花
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

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▶梅の花で吸蜜するルリタテハ
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

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▶梅の花で吸蜜するアカタテハ
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

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▶梅の花で吸蜜するテングチョウ
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

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▶梅の花で吸蜜するキタテハ
山梨県Fujifilm X-T4, XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

▊ 日光浴するヒオドシチョウ Nectar-sucking butterflies on the plum flowers

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▶日光浴するヒオドシチョウ
山梨県Fujifilm X-pro3, XF16mmF1.4 R WR

Written by 虫林花山

Photographic Adventures for Insects and Flowers

by 虫林花山

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