NATURE DIARY (original) (raw)
20220515 谿間にて:クモマツマキチョウ
2022年 05月 25日
▊DIARY Vol.16 (805): #16, 2022 ▊
🔍 虫眼鏡ノート
神奈川県の海辺で育った虫林には、クモマツマキチョウ(クモツキ)は文字通りの「高嶺の花」ならぬ「高嶺の蝶」で、その清楚にして鮮やかなオレンジ色に長いこと憧れてきた。時は過ぎ、大人になってやっと出会うことができたが、そのこだわりは以後も変わることはなく、日本国内ばかりか英国や米国でもこの小さなシロチョウを撮影してきた。虫林の個人的な印象では、日本のクモマツマキチョウが世界で最も美しいと思う。
今回、クモマツマキチョウの撮影で、北アルプスの「谿」を訪れた。天気が悪く、気温が低かったが、なんとか虫友たちのおかげでクモマツマキチョウが撮影できた----「持つべきものは虫友」だね。
▶北アルプスのドラマティックトーン
長野県白馬村 Olympus Tough TG-6
▶熊の糞
長野県白馬村 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro
▊ クモマツマキチョウ
天気が悪く、気温が低いのでクモツキは飛べない。
そこで、近接撮影も含めて、ゆっくりと撮影できた。
▶クモマツマキチョウ
長野県大町市 Olympus Tough TG-6
気温が上がると、ふらふらと飛び、ニリンソウに静止した。
▶クモマツマキチョウ
長野県大町市 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro Olympus Tough TG-6
翅裏の唐草模様はこの蝶だけの特徴。
▶クモマツマキチョウ
長野県大町市 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro
▶クモマツマキチョウの開翅
山梨県大町市 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro
▊ ギフチョウ
この時期はオスはボロ。
まだ開いていないカンアオイの葉での産卵シーンを撮影した。卵を産んでいる腹端がしっかりと撮影できるように地面に這いつくばって撮影した。あまり格好が良いものではないが、この情熱を失ってはいけないなと思う。
▶ギフチョウの産卵
長野県白馬村 Fujifilm X-T4, XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macro
Written by 虫林花山
Photographic Adventures for Insects and Flowers
by 虫林花山
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