SNUG Journal (original) (raw)

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

今回は第45号。アイキャッチ画像は幼いころのアインシュタイン風のワタシです。今週はSNUGの近況と、元豊岡市長中貝宗治さんの講演で思い出した過去のアート活動などについて、そして対話とアートについてお届けします。

久しぶりにオリジナル漫画「たいわのふしぎ」コーナーもあります。今週もぜひ最後までお読みくださいね!

今週、先週のSNUGの動きは?

現場一色だった先週までとは打って変わって打ち合わせや講演などに出向くことが多々。中でも印象的だったのが元豊岡市長の中貝宗治さんのご講演。

ACFアートサロン主催のトークイベント「中貝宗治 深さを持った演劇のまちづくりの現在と未来」ではジェンダー課題や演劇事業を通して行われてきた突き抜けたまちづくりについてお聞きしました。詳しくは後述します。

インターンミーティングも実施し、SNUGの現場を通して考えたことや来年度以降のインターンの展望なども話し合いました。

民主主義ユースフェスティバル2024札幌内ワークショップのファシリテーターを務めます!

日本若者協議会運営が主催、民主主義ユースフェスティバル2024札幌実行委員会が運営する「民主主義ユースフェスティバル2024札幌」は、選挙小屋や若者団体・市民団体のブース、パネルディスカッションなどが楽しめるイベントです。

SNUGの長谷川友子は「気候変動」がテーマのワークショップのファシリテーターを務めます。実行委員のユースからお声がけいただきました!

運営はユースですがイベントの対象者は全世代とのことで、ぜひ皆さんお越しくださいね!

日時:10月20日(日)11時〜20時(オープニング10時30分〜)
場所:狸小路5丁目空き地(〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西5丁目20)
対象:全世代(運営は若者)
主催:日本若者協議会
運営:民主主義ユースフェスティバル2024札幌実行委員会
後援:札幌市、札幌市教育委員会スウェーデン大使館、デンマーク王国大使館、フィンランド大使館、ノルウェー大使館、アイスランド大使館
協賛:パタゴニア日本支社
参加費:無料(申込不要)

sapporo.democracyyouthfestival.com

ミニ報告:SNUGインスタグラムのフォロワーが300人に!皆さんありがとうございます。

SNUGのインスタを昨年の10月18日にリニューアルして約一年、フォロワーさんが300人となりました!そして投稿数も100とキリがよい…。

試行錯誤しながら情報発信をしています。これからもよろしくお願いします!

面と面がつながる!豊岡市の元市長中貝宗治さんの講演を聞いて考えたこと

豊岡市は演劇やジェンダー平等をまちづくりの中心戦略に掲げている街です。今回はACFアートサロン主催のトークイベント「中貝宗治 深さを持った演劇のまちづくりの現在と未来」を聞いてきた感想です。

私は大学までアートや演劇を、そして仕事を始めてから対話の場を通してジェンダーについて考えてきました。演劇とジェンダー、二つの面が私の中でつながった印象的な講演でした。

対話の場づくりに出会う前の私は絵を描いたり演劇をつくったり詩を書いたり展覧会を企画したりしながら過ごしていました。

今回中貝さんのお話を聞きながら、私の中ではアートや演劇と対話の場づくりには強いつながりがあると改めて感じました。

たまには過去の話を。アートと私のアーカイブ

アートに関して私がしてきた活動について、写真を通して少しだけお伝えします。

ドローイングや絵

大学の仲間と運営したパフォーミングアーツと展示作品を同時に鑑賞できる展覧会

インスタレーションや詩(共作)

アートと社会課題についての対話には「想像力」というキーワードが共通点

私はかねてよりアートと社会課題の対話の共通点は「想像力」を必要とすることで、その想像力をフィクションに向けるか、リアリティに向けるかで両者を捉えてきました。

アートの中でも演劇と対話の場づくりは非常に似ていると感じます。意図された脚本を舞台に立ち上がらせる演劇と、その場で起こったことを観察し解釈するファシリテーション

…私は「その場で起こる/起こす」ということについてずっと考えてきたのかも?

今ではファシリテーター養成講座で台本を用いたロールプレイワークを作成するなど思わぬところで脚本を書くことが増えました。

これからアート関係の方とのお仕事も始まりそう。SNUGに何ができるか改めて見つめ直してみます。

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!久しぶりに復活!最近切実に思っていることをしたためました。そして画風が変わっています。

結び

さて今回のSNUG Journalはいかがでしたか。

民主主義ユースフェスティバルのお知らせもしましたので、ユース関連の小話を一つ。

今日「Youth Washing」という言葉を知りました。ユースウォッシュ/ユースウィッシングとは、「政府や企業等が、若者の意見に耳を傾ける姿を社会的にアピールする一方で、実際の意思決定や行動計画等にそれらを反映させていない“見せかけの傾聴”」を意味するそうです*1

私がずっと課題視していたことが一言に表されておりびっくりしました。これからたくさん使われそうな予感…!

さて、今回はこのへんで失礼します。また来週!

2024年10月11日金曜日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

札幌は雨です。さっぽろ気候変動タウンミーティングのユースファシリテーター養成講座が終わったことで、研修ラッシュが無事に終わりました。

今回は第44号。研修や子ども議会の様子、そして私の不眠についてもお届けします。今週もぜひ最後までお読みくださいね!

今週、先週のSNUGの動きは?

先週の土曜日は第1回の令和6年度札幌市子ども議会がスタート。今年も子ども議員とユースファシリテーターで12月の市長報告会まで走り抜けます!そして10月1日でさっぽろ気候変動タウンミーティングのユースファシリテーター養成研修の全3回プログラムが終了。

新たな業務連携先とのお仕事もスタートしたり。これからのお仕事の打ち合わせラッシュでもあり年度後半に差し掛かったのだなと実感する日々です。

「さっぽろ気候変動タウンミーティング」のユースファシリテーター養成講座、全3回が終了!「公正な対話の場づくり」についてじっくりと考えました。

札幌市環境局主催の気候変動について市民が集い考え行動するワークショップ「さっぽろ気候変動タウンミーティング」を支えるユースファシリテーター養成講座の全3回プログラムが終了!

ユースファシリテーターの皆さん、お疲れさまでした。

この研修で初めて出会ったユースファシリテーターたちは対話の基礎練習から始まり、問いかけの練習、そして実際のケースを想定したデモンストレーションなどを通して「公正な対話の場づくり」を考えてきました。

ここでは第3回の研修の様子をささやかながらお届けします!

第3回はファシリテーターの練習をする前に対話の目的を考えるワークをしました。実際のタイムテーブルを見ながら対話のつくり手としてどんなことを意識すべきか考えます。

グループに分かれて対話します。

そしていよいよケースごとのファシリテーターの練習へ!市役所の環境局の職員さん、委託業者の担当者さんに協力していただきケーススタディーを実施。

ユースファシリテーターとして自分たちに何ができるのか、全員で共有し対話しながら探究します。

湯水のごとくあふれる意見や声、そして問い!

最後の全員でふりかえりの対話は、ユースファシリテーター自身で問いかけ合いながら過ごしました。

公正な対話ってなんだろう?どうやって実現するの?もやもやもや

SNUGは「公正な対話の主流化」を目指しています。公正な対話の場づくりやファシリテーター養成の講師もします。

ですが、私が日々の現場で「ああ今日は公正な対話だったなあ!」と満足することはありません。「これでよかったのか」「ああしたほうがよかったか」「私は本当に聞くことができているのか」といつも自分に問いかけながら仕事をしています。

SNUGとして再現性のある対話の場づくりに関するカリキュラムの提供をしたい。しかしそれは一方で「公正な対話」を考え練習し続けるプロセスでもあります。

各回、参加者から「あっという間だった!」「面白かった」という声とともに「公正ってなんだろう」「どこまで公正を目指せるだろう?」という問いや「難しそう…」「もやもやする」という言葉もたくさん聞きました。 「こんなときどうすればいいのだろう」「考えることがいっぱいだ!」とも。

まだまだ公正さには程遠い社会の中で、私たちは対話の場にどんな可能性を見出し何をするのか。ぜひこれから現場を通して一緒に考えましょう。その過程が一人ひとりにとって気づきとワンダーに溢れるものでありますように!

令和6年度札幌市子ども議会第1回委員会が終了!

札幌市子ども未来局が主催の札幌市子ども議会にファシリテーターとして関わっています。今年も個性あふれる子ども議員がたくさん集っています。今年のテーマは「子どもにやさしいまち」。

ユースファシリテーターの皆さん、初めての現場お疲れさまでした!

今回は子ども議会の様子を少しだけお届け。

会場いっぱいです!

ユースファシリテーター、大活躍。

振り返りを実施して学びを深めます。

これから市長報告会に向けてどのようなプロセスを辿り、どんな経験ができるのかたのしみです。私も皆さんからたくさん学んでいます。

長谷川友子のつぶやき:不眠のこと

さて話は変わりますが、皆さん眠れていますか。たまに休むことなども議題にあげてみているこのSNUG Journal。今週何書こうかと考えていたときにトピックに上げたくなったのが睡眠のこと。

というのも私は幼い頃から眠るのが苦手で、数年前にうつ病の治療と並行して睡眠の治療が始まりました。うつ病は治ったと告げられていますが不眠の治療はいまひとつ。私は薬がないと眠ることができません。

その影響で早起きが苦手なので基本的に午前中に仕事は入れないようにしています(1日がかりの現場は別ですが)。いろいろな働き方の必要性が叫ばれる中ですが、こんな人もいるよという呟きでした。

結び

空気はひんやりしていて、夜外にでるときはフリースを着ています。皆さんのおところはいかがですか。

選挙結果や世界情勢にひやひやしたり、心落ち着かなくなるときもあります。不安定な時代だからこそともにケアし合いながら、声を聞き合いながら過ごしていきましょう。

ではまた来週、ここSNUG Journalでお会いしましょう。

2024年10月4日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

先週、このSNUG Journalの刊行以来、初めて告知なしに記事の更新を見送ってしまいました。楽しみにしてくださった方、ごめんなさい。先週は風邪を引いており寝込んでいました。おかげさまで今は元気です!

現在、絶賛ファシリテーター研修ラッシュ。そこで今回は、さっぽろ気候変動タウンミーティングと札幌市子ども議会、二つの研修の様子をお届け。SNUGだから伝えられることってなんだろうと念頭に置きつつ書いてみます。

今週もぜひ最後までお読みくださいね!

今週、先週のSNUGの動きは?
先週は熱にうなされていましたが今は復活。たくさんの温かい言葉をありがとうございました…。

さて今週、先週はユースファシリテーター研修が2つ並行で走っていました。

さっぽろ気候変動タウンミーティングのユースファシリテーター研修の第1回目、第2回目が終了し、札幌市子ども議会のユースファシリテーター研修の2回目が昨日終わり、明日から札幌市子ども議会が始まります。

今水面下で動いている企画のお打合せをしたり、そろそろ公開になりそうなものもあります。お楽しみに…!

二つのファシリテーター研修はどう違うの?

ファシリテーター研修と一言にいっても、その内容は主催の意図や事業の目的によってアレンジしてご提案、実施しています。

多世代対話の場「さっぽろ気候変動タウンミーティング」でユースがファシリテーターを担う意義とは?

「さっぽろ気候変動タウンミーティング」は札幌市環境局主催のワークショップで、気候変動や地域の課題について市民が対話する文化をつくろうという大きなビジョンのもと行われる市民の対話の場。

名前のとおり「まち」の人々が集まって対話しようという企画です。ですから、対話の場にいる人々の年齢や背景、立場も多様です。そんな中ではユース世代は大人に比べてパワーが弱く「若い人」という属性で見られることもあります。

多世代対話でユースがファシリテーターを務めることは、対話の場において本来持つパワーを行使しやすくなり、抑圧されている世代のエンパワーメントにもなると考えています。

ではファシリテーター研修の様子は?

第1日目は対話とは何かを体験しながら理解していきます。「聞く」ってなんだろう?ということを考えてもらえたらと思い設計しています。

第2回目は、みんなで問いかけを練習することで対話を深めたり進める練習をします。ユースファシリテーター全員が問いかけを行うことができました!

次回は第3回。実際の場面を具体的に想定して、ファシリテーターとして何ができるのかを探求するプログラムを予定しています。

ユースファシリテーターのみなさん、これからもよろしくお願いいたします!

子ども議員が話し合い市長への提案づくりをする「札幌市子ども議会」でのユースファシリテーター研修とは?

さて、もう一つは、札幌市子ども未来局主催の札幌市子ども議会に向けたユースファシリテーター研修。昨日研修プログラムが全て終了ました。こちらは90分の研修が2回と非常にタイトなスケジュール!

さっぽろ気候変動タウンミーティングと子ども議会でのファシリテーターの違いは、対話の場におけるユースファシリテーターの立ち位置です。多世代対話ではマイノリティ性があるユース世代は子ども議員と比べてるとパワーを持っている立場。

自分が子ども議員から見てどんな立場であるか自覚しながら子ども議会をどんな場にできるのか、研修を通して学びを深めてきました。

第1回研修の様子は前回書いたので、今回は第2回目の研修の様子をお届けします!

unitsnug.hatenablog.com

第2回目研修はケーススタディーからスタート!今回は主催の市役所職員さん、委託業者さんにも協力いただきデモンストレーションを実施。なごやかかつ真剣なムードです。

大人たちには子ども議員になりきってもらいます。

ケースを想定しながら、ユースファシリテーターたちは子ども議員たちの話し合いの中で「自分たちができることは何か?」と考えました。そして研修の最後は、学んだことを踏まえて自分たちで話し合いを実践。

講師である私は輪から抜けて、完全にユースファシリテーターのみで時間を決めて対話をしてもらいました。

自分たちだけで合意形成の練習をしよう。何ができるかな?

一人の提案から一旦小グループに分かれることになりました…!

時間を気にしながら、自分たちで出した結論を書き留めます。

そして話し合ったことを時間内に発表することができました。

左の模造紙には「リアクション」と書いてあります。

最後に講師でありファシリテーターである私から対話している様子から見えたこと、起きていることをもとに(けっこう手厳しく)フィードバックをしました。みなさん聞いてくれてありがとうございます。

子ども議会のユースファシリテーターの皆さん、研修お疲れさまでした。そして明日から子ども議会をよろしくお願いいたします。一緒にいい子ども議会をつくりましょう。

ファシリテーター研修の講師をしながら思うこと、学ぶこと

講師としての私は、「なんとなく」でファシリテーションをすることから距離をとっています。対話を「なんとなく」で行うと社会規範を捉え直しづらくなるからです。

ただでさえ「対話の場づくり」は曖昧なものと思われることも多々。もちろん曖昧な部分があってもいいと思います。

しかし私は対話の場づくり屋 SNUGとして、対話の場づくりやファシリテーションを「再現性のある技術」として捉え直した上で対話の面白さや難しさ、不思議さを伝えていくことにこだわりたいなと思っています。

おまけ:鬼コーチ風のわたし

こわ…

結び

明日から子ども議会ということで今日はこの辺で終わりにします。

風邪が治って外に出たら「こんなにも秋なのか」とびっくりしました。気がつけば9月も末。季節の変わり目はぜひあったかくして過ごしてください。…風邪を引いた私からだと説得力がないかもしれません。

いや説得力がなくたって言います。みなさん、ご自愛ください!!(デカボイス)

ではまた来週ここSNUG Journalでお会いしましょう。

2024年9月27日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

今回は第42号。今週から講師を務めている「令和6年度札幌市子ども議会」(主催:札幌市子どもみらい局)のユースファシリテーター研修がスタート。

そこで、今回の「SNUG Journal」はSNUGの公正な対話の場をつくるためのユースファシリテーター研修の様子についてお届けします。ぜひ最後までお読みくださいね。

今週のSNUGの動きは?

今週は新しい刺激をたくさん得た一週間でした。若干出不精の私ですが、経産省ユニコーン創出支援事業でまちライブラリー@ちとせに向かったり、現在進行中のNoMapsへ出かけたり。さまざまな方や情報に触れ刺激を得ました。

講師として関わっている「令和6年度札幌市子ども議会」のユースファシリテーター研修がスタート。研修生12人との第1回研修の様子は後述します。

そしてインターン活動では「対話の場づくり」から一歩視点を広くし、そもそも「企画ってなんだろう?」と考えるプログラムを実施。

そして業務連携しているチームでのワークショップの本番も無事終わりほっとしていたところでした。

「札幌市子ども議会」を支えるユースファシリテーターのための研修とは?

札幌市子ども議会とは、市内の小4から中3の子ども議員が札幌のまちづくりについて考え、話し合った内容を発表する取り組みです。

子ども議員たちの話し合いをサポートするのがユースファシリテーター。今回は私長谷川友子が講師を務めたユースファシリテーター研修の様子をお届けします!

今回の研修は90分!ということで短い時間でぎゅぎゅっと対話の担い手として必要なエッセンスをお届け。

とはいえ初めましての12人をお迎えするので、グランドルールや共通認識づくりなどは丁寧に行います。

まずはご自身の役割を理解しないと安心して現場に向かえませんから、多義語である「ファシリテーター」の意味からお伝えしました。

次に、みんなが安心できる対話の場づくりをするためのファシリテーター的「聞き方」について役割を分けながらトレーニング。

聞き方の基礎練習を終えたら、次は応用編。ファシリテーターの視点でのロールプレイを通して「対話」を観察します。

レーニング使用した私の書き下ろし台本をちょっとだけお見せします。

具体的な場面を想定してもらうことでファシリテーションのイメージをつけてもらうことがねらいです。

余談ですが私は高校生から大学生にかけて演劇の脚本・演出家になりたかったので、トレーニング用の台本をつくっているときは少し憧れの脚本家になった気分。

レーニングは2つの場面を想定して行います。役(ロール)もユースファシリテーターたちが担います。

ときに絶句したり、笑い声が上がったり、考える様子だったユースファシリテーターの皆さん。各回90分という短期集中型の研修の初日、感想の付箋にはびっしりと感想を書いてくれました。

この研修は次回もあるので1回目で理解しきれなくても大丈夫。次回具体的にどんなことができるのか一緒に学びましょう!

研修準備の過程はどんな感じ?

ワークショップや研修をつくる「過程」を伝えるのは難しいなと思っています。でもワークショップや研修を組み立てるのはとても楽しい作業です。

それをこのSNUG Journalの読者さんにはぜひ伝えたい。なので制作過程の様子をお届けします。まずはかなり散らかった、仕上げ段階のデスクの様子です。

タイムテーブルにメモしている様子もチラリ。

直前に強調するところを書き込んだり。

そんなこんなで無事第1回目ユースファシリテーター研修が終了。皆さん、お疲れさまでした!また次回が楽しみです。12月の札幌市子ども議会の終了までどうぞよろしくお願いします!

さっぽろ気候変動タウンミーティングのユースファシリテーター募集中!

さて、ユースファシリテーター研修が続きます。今度は子ども議会と異なり、ワークショップの対象が子ども議員ではなく全世代。

「さっぽろ気候変動タウンミーティング」でみんなが安心して対話できる場を一緒につくる、ユースファシリテーターを募集中です!

こちら、公式の締切は9/12(木)だったようですが、まだ受付しているようです。申し込みフォームが開いている限り受け付けてくれるはず。ぜひ気になる方はご応募くださいね。詳細、お申し込みはこちらから!

この「さっぽろ気候変動タウンミーティング」は札幌市環境局主催のワークショップで今年は全8回を予定しています。といってもまだに日程が公開されていないので、決まり次第ここSNUG JournalやSNUGのSNSInstagramFacebookページ)でもお知らせします!

タウンミーティングは「市民が自分たちのまちの課題について対話する文化をつくろう」という大きなビジョンのワークショップ。ぜひこれからをお楽しみに!

去年のさっぽろ気候変動タウンミーティングの様子はこちらからご覧くださいね!

note.com

ステッカーを作成& お届けしました!

オリジナルSNUGロゴステッカー

このSNUG Journal第30回を記念したアンケートにご回答してくださった方の中でご希望の方にSNUGオリジナルステッカーをお送りしました!

お待たせしてしまってすみません。ぜひペタペタ貼ってください!

unitsnug.hatenablog.com

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。ですが今回はお休みします。来週をお楽しみに!

結び

さて、今週のSNUG Journalはいかがでしたか。研修の様子や過程が少しでも伝われば嬉しいです。

札幌はだいぶ涼しく、夜は寒いなと感じる日もあります。自転車に乗りながら、涼しい風が気持ちいいなと贅沢な気持ちになります。

世界平和と暴力根絶を願いながら今回のSNUG Journalは終わりにします。読んでくださってありがとうございました!

2024年9月13日金曜日夜
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

今回は第41号!私が講師を務めた「だてプロ」主催の「ファシリテーション実践講座」の現場にSNUGインターン生が同行してくれました。そこで今回はインターン生の密着を通して対話の場づくり屋 SNUGのお仕事をお伝えしたいです!

漫画「たいわのふしぎ」も連載中。今回はお写真もいっぱい!ぜひ最後までお読みくださいね。

今週のSNUGの動きは?

今週は先に述べたように9月1日(日)に伊達市にて「ファシリテーション実践講座」第1回目「『対話』から始まる場づくりのキホンを学ぼう!」の講師を務めました。お陰さまで無事に終えることができました。後ほど詳しくレポートします!

そして今週からオンラインでのインターンプログラムがスタート!今回のジャーナルではインターン生のうまこさんに第1回を終えてのミニ・インタビューもお届けします。

現在、札幌市環境局主催「さっぽろ気候変動タウンミーティング」のユースファシリテーター募集中。募集は締め切りましたが子ども未来局「札幌市子ども議会」の委員会、ユースファシリテーター研修の準備も併せて進行中です。

では本編です!

密着:対話の場づくり屋SNUGの仕事とは?〜インターン生の視点とともに〜

何事、と思われた方もいるかもしれません。が、私は単身で現場に向かうことがほとんどでインターン生を引率して伺った現場は(たぶん)初めてでした。

今回は私の視点だけでなく、インターン生たちの密着を通して新たな視点もお届けします。ぜひ楽しんでお読みください!

今回のお仕事はこちらでした。

同行してくれたインターン生はこちらのお二人。ももさんとぶんぶんです!

特急北斗@札幌駅

ちょっと時間を巻き戻し、当日の朝に

当日の朝。私長谷川友子からももさんとぶんぶんにメッセージが入ります。

右が私。そりゃびっくりしているリアクションがつくわ…。

メッセージの内容とは…「次回の(つまり今回の)「SNUG Journal」に対話の場づくり屋のドキュメントを載せよう!そのために二人がもしよかったら取材陣となって私を密着してほしい!」というものでした。自分のことながら、当日朝に殴り書きの企画書を送られる身にもなってほしいなと思いました。

シャワーから出てソッコー書いた企画書。雑…。漢字ミスしてるし。

この企画書が送られてきたインターン生の心境を聞いてみました。「ぶっちゃけどう思ったの?」と。すると…

もも:率直に嬉しかったです!普段のインターン活動では、友子さんから与えてもらう量が多く私が貢献できていることはあるのかな〜とちょっと内心もやもやしてました。なのでお手伝いできることも嬉しかったですが、何よりも頼ってくれて嬉しかったです!

ぶん:元から張り切っていたので、自分達にしか出来ない活動をお願いされてとても嬉しかったです。

…(驚)。こういうカオスな場を楽しむインターン生たちの姿勢が今のSNUGの活動を支えてくれているのだなと実感しました。

では時間を朝の電車内に戻します。

今回は初めてインターン生に現場に同行してもらうので、電車内では私からインターン生向けのレク(チャー)。

まずはSNUGのインターン用名刺をプレゼント。そしてこう問いかけました。「みんなはなんで名刺を渡すと思う?」もちろん答えはありません。現状のSNUGなりの解釈をお二人にお伝えし、軽く名刺交換のデモンストレーション。

次に事業の成り立ちについて。「主催」「委託業者」「ファシリテーターや講師」などの関係者について問いかけつつレクチャー。…こうして書くと朝から授業のようですね。

インターン生の写真で見る対話の場づくり屋のお仕事とは?

さて、ここからはインターン生が撮ってくれた写真とともに「対話の場づくり屋 SNUG」のお仕事についてお届けします。

現場前、私はまず「事業の目的」を確認します。

そして時間通りにファシリテートできるようタイムテーブルとスライドの内容を確認します。

…ときには食べる。

頼もしい取材班。

そして伊達紋別駅へ到着!!

快晴!

これは私の視点。

会場「伊達共成長オフィス」に到着。会場での準備とは…?

さて会場に到着すると会場設営や打ち合わせなどの事前準備がスタート。準備中もインターン生が密着してくれました。

投影資料の準備や接続確認をしたり、ホワイトボードの試し書きをしたり(ごくたまにペンのインクが切れているときがあるので…)、パソコンの位置を決めたり。

パソコンの位置を決めます。

そして講座で使用する模造紙なども準備します。

みんなで確認しながら…。

そして関係者との会場設営に立ち合います。実際の会場の様子を見て、会場図案から変更の提案をすることもあります。

模造紙を貼るぶんぶん。

そして関係者と事前打ち合わせ。最終的な確認をして認識を擦り合わせます。

参加者をお迎えする前に、関係者で最終打ち合わせを行い懸念点や質問をしながら必要なことを確認し合います。

しっかり密着してくれています。

今回初めて現場に密着したインターン生に、本番以外の時間でどのような学びがあったか聞いてみました。

ぶんぶん:学校では業者同士の話し合いのような対等な打ち合わせがあまりないので新鮮でした。関係者との会議はもっと堅いものを想像していましたが、思ったよりも話が進んでいてとても面白かった。

もも:大人同士のミーティングを見る機会ってあまりないな〜と思い、貴重な体験だと思ってミーティングに参加しました。ここに来るまでにたくさんのコミュニケーションがあって、一定の関係値を築いてきたことを感じ、セミナーやイベントってこうやって出来ていくんだ…という過程を身近に感じることができました。

インターン生たちに現場の準備から見てもらってよかった、と一安心。インターン生には「プログラムの中の対話の場」も、「プログラムのための対話」も学んでほしいなと思っています。

そして本番「対話から始まる場づくりのキホンを学ぼう!」がスタート!

本番はインターン生も参加者に混ぜていただき参加者と一緒に学びました。

ファシリテーション実践講座」の参加者の皆さんは、私が担当した第1回含む計3回の講座ののち、会場である「伊達共成長オフィス」の場づくりをみんなで考える「100人ワークショップ」でファシリテーターデビューするそう。

私がいただいた時間では、「対話から始まる場づくりのキホン」ということで「対話の場で起こっていること」を深掘りするトレーニングと「対話の場をより深め、進める」ためのトレーニングを実施しました。

参加者の皆さんと150分たっぷりご一緒し、無事講座は終了しました。

インターン生はどのような学びがあったのでしょうか。初めてファシリテーターとして現場に入っている私を見たお二人に聞いてみました。

もも:友子さんが「みなさんはどう感じましたか?」といった問いかけをしたときに参加者から出てくる意見や感想が人によって異なり、やっぱり対話って面白いなー、自分の視野が広がるなと改めて実感しました。

ぶんぶん:友子さんが普段の姿のまま講座をしていてすごく安心した。参加者との目線や距離が思っていたよりも近かった。対話について、知識を得るだけでなく実践したいと感じました。

私が印象的だったのは、同行した二人がのちに教えてくれた「現場の私は普段のインターンのときの友子さんとあまり変わらなかった」という言葉。

私はてっきり「普段と全然違う姿に映るだろう」と勝手に仮説を立てていたので自己イメージが覆りました。客観視は超苦手。いつも参加者や関係者、そしてインターン生から学んでいます。

講座終了、参加者や関係者と交流したのち帰路へ。

講座が終わったあと、私は参加者の皆さんとお話ししたり質問にお応えしたりしていました。インターン生も伊達市の参加者や関係者の方々とたくさん交流できたようです。

インターン生に伊達市の参加者、関係者の皆さんと交流して感じたことを聞いてみました。

ぶんぶん伊達市民の皆さんはとても仲が良くて、私たちにもフレンドリーに接してくれました。今回、インターン生として札幌からお邪魔しに行った立場でしたがみなさん暖かく迎え入れてくださり、とても刺激のある一日でした!

もも:この日話した全ての人から「この地域を盛り上げよう!」という熱量を感じたことが強く印象に残りました。伊達共成⻑オフィスという場所は「共に学び成長する場に」というコンセプトだそう。コミュニティスペースで市民の方々が活動されていることが印象的でした。伊達市は素敵なところで、素敵な人がほんとに多かったです!!

集まった参加者の皆さんが、これからどんなファシリテーターとなりどんな対話の場をつくるのか知りたいなと思いました。

暮れゆく伊達市

おわりに

今回はインターン目線で「対話の場づくり屋」のお仕事について書いてみました。いかがでしたか?

ももさん、ぶんぶんは私一人では決して撮ることができない写真を撮り、自分たちで考えて密着してくれました。

伊達市の皆さんはインターン生も含めた我々をとても温かく迎え入れてくださいました。本当に感謝しています!これからも一緒に対話を学び続けたいです。

今回、現場を一緒に過ごすことができる心強さを感じました。ぶんぶん、ももさん、お疲れさまでした!

オンラインインターン生ははどんなことをしているの?うまこさんに聞いてみました

さて並行してオンラインでのインターンプログラムもスタート。全国インターン生であり東京都在住うまこさんに初インターンを終えての感想をミニ・インタビュー!

Q1.SNUGでの初回のインターンを終えたうまこさんに質問です。初回はどんなことをしましたか?

うまこ:私自身、目まぐるしい環境の中で気持ちがざわざわしていたこともあり、前半は友子さんとお互いに現状を聞き合う整理タイムに。近況をお話ししたことで、徐々に地に足がついて自分を俯瞰する感覚が戻ってきてからのスタートとなりました。
後半は、現地インターン生の方とも読んでみたといCOUNCIL OF EUROPE YOUTHの「BREAK THE NORM!」*1に触れながら、今後のSNUGでの学び方についても話を広げていきました。

Q2.初回のインターンで印象に残っていることはありますか?あればぜひ読者のみなさんに教えてください。

うまこ:まずは「BREAK THE NORM!」がとにかく印象的でした!これまで漠然と感じていたモヤモヤがまさに言語化されており、新たな視点に興奮したりと発見だらけでした!このワークから過去の現場や身の回りの経験を思い返し、自分の進化を実感できました。

Q3.SNUGでオンラインツールを使ってインターンしているうまこさん。オンラインでのインターンならではのメリットはありますか?

うまこインターンに限らずですが、私にとって友子さんとの言葉のやり取りはとても大事なエネルギーになっています。オンラインでは時間を調整してたくさんコミュニケーションが取れます。札幌を出たことでSNUGと関わる機会が減ることを寂しく感じていたので、土地を超えて繋がり続けられることが本当に嬉しいです!

Q4.これ からSNUGでやってみたいことはありますか?

うまこ:SNUGはインターン生が増えているそうなので、ほかのインターン生ともぐるぐる考えたり、いつかは企画したりできたら良いな~と思っています。
以上、ざっくりですが、アクティブに動いていきたいです!(笑)

これからは「企画」についても力を入れていきたいと考えています!うまこさん、レポートをありがとうございました!

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!お陰さまで、かれこれ連載10回目となりました!実は毎回タイトルが付いています。

結び

さて今回はインターン生のおかげで写真を盛りだくさんでお届けできました。インターン生の視点を通じて、SNUGの現場やSNUGについて少しでも知っていただけたらなと思い今回は企画してみました。皆さん、いかがでしたか?

私は先日、どきどきしながら初・子宮頸がん検診に行ってみました(検査、痛くなかった…!)。怖がる私に対して看護師さんが「次に何を行うか」を丁寧に説明してくれ、おかげで無事に検査を終えることができました。

「ああ、適切な説明が不安を取り除き安心をつくるのだな…」とこの経験を仕事にも活かそう思ったところでした(とはいえ「普段はこんなに説明しない」と釘を刺されましたが…)。

さて今回は長くなってしまったのでこのへんで終わりとします。札幌はトンボが飛び、涼しい風が吹き始めました。皆さんの地域はいかがですか。

では、また来週ここSNUG Journalでお会いしましょう!

2024年9月6日金曜日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

お知らせ:ユースファシリテーター募集中!!

さっぽろ気候変動タウンミーティング」ではみんなが安心して話し合えるような対話を実現するために、サポートをしていただく役割「ユースファシリテーター」を募集しています。

「ユースファシリテーター」になっていただける方向けに、ユースファシリテーター養成講座を開催します。初心者でも大歓迎!ぜひご応募くださいね!

お申し込みや詳細についてはこちらから!

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

今回は第40号!おかげさまで、こうしてまた節目を迎えることができました。が、今回は(も)粛々と通常回です。

今回は先週に引き続き現地インターン生のご紹介をしたり、 これからの取り組みについてご紹介します!

漫画「たいわのふしぎ」はお休みしますが、不定期更新中「おすすめコンテンツコーナー」が復活です。ぜひ最後までお読みくださいね。

今週のSNUGの動きは?

今週末9月1日(日)に伊達市で開催されるファシリテーション講座の準備を進めたり、札幌市子ども未来局の子ども議会やジェンダー・ベースド・プラットフォームのミーティングをしたり。そして新インターン生も入れての新体制インターン活動がスタート!

そして念願の塚原あゆ子監督、野木亜紀子脚本の映画「ラストマイル」を観てきました。いろいろ感じることがあったのでおすすめコンテンツコーナーで後述します(ネタバレはしません)。

SNUGにどんな人が関わっているの?現地インターン生のご紹介です!

前回はオンラインでのインターン生についてお届けしました。今回は先日新体制となった現地インターン生についてご紹介します。

このSNUG Journalの読者の皆さんにはSNUGにどんな方々が関わっているのかを知ってほしいと思ったのでインターン生にお願いして「自分らしいお写真」を提供してもらいました。

では新メンバーからご紹介します!

ぶんぶん

【好きなもの】
・星を見ること、宇宙
そのスケールの大きさと美しさが好きなポイントです。最近は星空の写真撮影をしたりもしてます。

【登山】
雨男で一生晴れないけど、登りきった時の達成感が好きで山頂からの眺めを求めて趣味でよく登ってます。

「SNUG Journal」の読者の皆さんへメッセージをもらいました!

私はこのSNUGでのインターンを通して自分らしいファシリテーションとは何なのか新たな視点から探究していきたいと考えています!これからどうぞよろしくお願いします!

ぶんぶんは早速今週末の伊達市のお仕事に同行してくれることになりました。これからよろしくお願いします!

次は7月からSNUGでインターンをしているメンバー3人もご紹介します。

3人は同じ活動をすることも多いそう。でも私からみた3人は(当たり前ですが)それぞれ違った素敵さがあります。僭越ながら私からのミニ・他己紹介文も添えてご紹介!

もちろん、現時点での私から見えていることにすぎません。これからインターン生たちも私たちの関係性もどんどん変わっていくことが前提で…書いてみます。

もも

ももさんはいつも率直で鋭い問いをSNUGに持ってきてくれます。誰かの話を聞いているときにまっすぐ話し手を見ている姿が思い浮かびます。ももさんが持っている「なんでだろう?」という視点から私はたくさん学んでいます。

みーま

みーまさんは初めてお会いしたときからご自身の意見を率直にお話ししてくれます。最近はグラフィック・レコーディングにも興味が出ているよう。なんでもやりたい!と好奇心でいっぱいのみーまさん。私はみーまさんのふとした悩みや意見からはっと学ぶも多々…!!

りさこ

初めて出会ったときに「自分のことを言葉で伝えるのが苦手」と言っていたりさこさん。インターン活動を通してぐんぐん変わっていく姿がとても印象的。対話の場でりさこさんの「ちょっと待って」の声で対話が深まることも!静かだけれど勇敢な姿勢が素敵です。

以上、インターン生(現地組)のご紹介でした。

先述したとおりインターン生自身も私たちの関係性も変わっていきますから、SNUGにいたいときはいてほしいし、SNUGのインターンをお休みしたり辞めたくなったら私に気を遣わず自分の行きたい方向性に行ってほしいとも思っています。

だからこそ今しかないSNUGのインターン生たちを私の視点でお伝えしてみました。

書きながら多様なユース世代が関わってくれているという実感が湧き、なんだか嬉しい気持ちになりました。いつもありがとう。これからもよろしくお願いします!

伊達市に行ってきます!どんな方とお会いできるのかとても楽しみ!

さて、今週末9月1日(日)はだてプロ主催の「ファシリテーション実践講座 対話から始まる共創の場づくり」という連続講座の第1回目講師として伊達市に伺います!

第1回の貴重なお時間を伊達市や近隣の皆さまと過ごすことができるのが嬉しいです。どきどきしつつともに学び合えることが楽しみです。

今年度の「さっぽろ気候変動タウンミーティング」のユースファシリテーターの募集が開始しました!

昨年度から実施されてきたさっぽろ気候変動タウンミーティング。 ユースファシリテーター募集&研修を実施します!私はユースファシリテーターへの研修講師を務めます。

HPより引用します。

令和6年度のさっぽろ気候変動タウンミーティングでは、みんなが安心して話し合えるような対話を実現するために、サポートをしていただく役割「ユースファシリテーター」を募集しています。

「ユースファシリテーター」になっていただける方向けに、ユースファシリテーター養成講座を開催します。初心者でも大歓迎ですので、ぜひとも応募お待ちしております。

ご興味のある方、ぜひ一緒に今年の「さっぽろ気候変動タウンミーティング」を作りましょう!昨年度の様子は以下のブログをご覧ください!コーディネーターとしてのレポートを掲載しています。

note.com

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」はお休みしますが代わりにおすすめコンテンツコーナーをお届けします。

【コーナー】ゆうこのおすすめコーナー

このコーナーでは、私長谷川友子がおすすめのコンテンツを紹介します。

映画「ラストマイル」

last-mile-movie.jp

予備知識なしで観に行ってきました。なぜここに「ラストマイル」の感想を書いているのかというと、この映画のジャンルを表すなら…「女性管理職モノ」と感じたから!!

満島ひかりさん演じる物流倉庫のセンター長・舟渡エレナはかなりの決裁権を持っている。彼女は仕事の中で決める、指示する、圧をかける。大画面に映された女性管理職はまるでスーパーヒーローのよう。

現代社会に問いを投げかける側面もある映画ですが(監督の意向通り)エンタメ映画。大画面でポップコーンとともにぜひ!

結び

さて、今回の「SNUG Journal」はいかがでしたか?第40回を迎えこのブログへの登場人物が増えてきました。嬉しい変化だなと思います。改めて、SNUGに関わってくれている全ての皆さんに感謝しています。

札幌は暑さが引いたと先週お伝えしましたがまた暑くなり「あの日々はなんだったのか」と思う日々です。本州の皆さんは台風の影響などがないことを祈っています。

さらっとした結びとなってしまいましたが、来週もまたここSNUG Journalでお会いしましょう!

2024年8月30日金曜日夜
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

「SNUG Journal」 へようこそ!

対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

今回は第39号、サンキュー回。中身は通常盤です。

さて、今回はオンラインインターン生のご紹介をしたり、SNUGとして抱えている新たなユース世代の課題感「大学1年生問題」について深掘り。SNUGのビジョンが少しずつ深まっている様子もお届け。漫画「たいわのふしぎ」もあります。ぜひ最後までお読みくださいね。

さっそく余談:ご褒美ケーキとともに

かつてないほど穏やかな気持ちでパソコンに向かっています。なぜか。近所の洋菓子店でケーキを買ってきて、ご褒美ケーキを食べながら書いているから。優雅極まりない!

ちなみに今食べているのは桃のシャルロット。シャルロットって知っていますか?土台となるビスキュイ生地の中にババロアをたっぷり詰め、フルーツなどでデコレーションしたケーキ*1

あまり食べ物全般に詳しくない私ですが、ケーキ屋さんのショーケースは知らない単語でいっぱいなので博物館のようで大好き。ですが結局いつも同じものを買ってしまう私です。

今週のSNUGの動きは?

前回のSNUG Journal「【第38号】長谷川友子の想いをいろいろと伝える号:休むこと、自分らしさ、SNUGのビジョンなど」に反響があったこともあり、SNUGがどうなりたいのか考えたり相談したりする機会に恵まれました。今回は引き続きSNUGのありたい姿について後述します。

提出資料の締切に追われていた先週の前半。契約締結なるかドキドキの打ち合わせ、新インターン生をお迎えしたりと盛りだくさんの一週間でした。

ちなみに…キャリア会社との格闘(?)を経てiphoneを購入!2018年から使用していたiphoneXRは引退となります。私が対話やファシリテーションに出会う前から使用していたiphoneXR、お疲れ様でした。

非常に働き者でした。

ニュー・フェイス。

今回買ったiphoneも6~7年くらい使えると想定すると、SDGs達成年の2030年をこの機種とともに過ごすのでしょうか。

SNUGのユースインターン生をお迎えして、インターン生は6名に!

今週SNUGには現地札幌のインターン生が1名、オンラインでのインターン生が1名増え、SNUGのインターン生は計6名に!札幌にも全国にも仲間がいるのが心強いです。

今年度初めにはう〜さん一人だったSNUG。なんだか変化を感じます。

オンラインのSNUGインターン生のご紹介!

う〜さん

SNUGのインターン黎明期を支えてくれた一人。このSNUG Journalにも登場してくれました。現在は本州で学生をしています。

SNUG Journal史上一番アクセス数が伸びたであろうう〜さんのなつかしの記事です。

unitsnug.hatenablog.com

うまこさん

新メンバーのうまこさん。うまこさんは高校生のときにSNUGが関わる対話の場に参加してくれ、ユーススタッフなども務めていました。今年度から本州の大学へ進学しましたが、オンラインでSNUGのインターンをしてくれることに!

うまこさんにSNUGのインターンでどんなことをしたいのですか?と聞いてみると「対話しながら一緒にぐるぐるしたい」とのことです。頼もしい!!

これからSNUGがもっとオープンになるために、SNUGがどんな場所であるかを知ってもらうために、これからSNUG Journalの読者の皆さんにはSNUGに関わっている人たちを少しずつご紹介していきたいです。

焦る大学1年生たち。今何が起きているのか?

そんなう〜さんとうまこさんと三人でオンラインでのSNUGミーティングを実施しました。

きっかけは私のある課題感。関わるユース、とりわけ大学1年生で「自分らしさがわからない」と焦っている方、疲弊している方があまりに多いこと…。

「今何が起きているのだろう?」という問いを持ってミーティングがスタート。

インターン生と対話しながら浮かび上がってきたこと。それは受験を頑張ってやっと入った大学生活の中、以下のようなメッセージを日常的に受け取っているようです。

「大学生は短いよ!4年間でできることをやらないと!」
「学生のうちにいろいろ経験積みな!」
「大学生活は人生の夏休み。その夏休みに何をしたかで人生が決まる」
「学生のうちしかできないんだから!!」
「学生のうちに何するか決めた?」

…そりゃ疲れるし焦るに決まってる。まるで大学時代で全てが決まるようなメッセージたち。大人がよかれと思って発したアドバイスや格言に押しつぶされそうになっているのかもしれません。

対話する中で大学1年生は余暇や休みや遊びの時間がそもそもなかったり、あっても自身の時間の過ごし方に罪悪感を感じることもあるという。

ユースのモチベーションや経験、その人らしさすらも(大人が)評価するの?

ガクチカ」という言葉をご存じでしょうか。最初に聞いたとき、私は鳥肌が立ちました。

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を指し、就活ではES(エントリーシート)や面接における頻出質問として特に力を入れて対策しておくべきといわれています。*2

…怖い。

就職活動で「ガクチカ」が求められる限り、学生期間は自分の行動を説明できるよう過ごすことを強いられてしまうことは想像に難くありません。

そもそも疲れている状態で「やりたいこと」が見つかるわけない。余暇や遊びや自由時間や無駄でどうしようもない時間を過ごすことだって大切なのに…。

ガクチカでアピールすべき3つのポイント」として就活に関するサイト*3では以下が挙げられています。

なぜその経験に取り組んだのか?
どんな課題に直面し、どう乗り越えたか?
その経験から何を学び、今後どう活かすか?

…なんこれ。学生に、若者に何を求めてんねんという怒りが湧いてきます。

大人の多くが説明責任を果たせていない複雑な社会の中で若者にこんな問いを投げかけるのはあまりに酷。

私一人がここで問題提起をすることで変化することは些細かもしれない。実際、関わるユース一人ひとりの就活事情に責任を持てない。でも。

少なくともSNUGのインターン生たちには説明責任を負わせたくない。不思議で面倒な対話やファシリテーションとともにあてもない時間を、説明できない時間を過ごしてほしい。そして現状の課題や葛藤や対立を、対話を通して模索したい。そんなことを思いました。

ユース世代の皆さんへのメッセージ。「やりたいこと」「打ち込むこと」がなくてもSNUGは大歓迎です。うまこさんの言葉でいう「ぐるぐる」しましょう。

ユース世代に関わる大人の皆さんへの提言。アドバイスは求められた場合だけに。もしアドバイスするのであれば若者の声に耳を傾けて状況を理解してからにしてください。よかれと思っての持論展開に注意(自戒を込めて)。

SNUGの活動のきっかけはユース世代の抑圧に対する危機感でした。大人からの「若いのにすごいね」「Z世代って意識高いんでしょ」という言葉で表されるように、ユース世代を「個人」ではなく「若い人」という属性でくくり、対象化し、評価するという構造は依然として存在します。

SNUG立ち上げから数年。こども家庭庁ができ、こども基本法ができ、Z世代という言葉が一般的になり、ユース世代の声を経営に生かすことは目新しいことではなくなりました。変化はあったと思います。

それでもまだまだ課題は山積み。SNUGはユース世代に対してオープンでいるためにどんなことができるだろう?ぜひ一緒に考えましょう。

だんだん深まる「公正な対話の主流化」

話は戻ってSNUGのミーティングに。「公正な対話の主流化」という言葉にインターン生たちも関心を寄せてくれました。

よく「対話を学んでも現場がない」という声があります。それから「何からしてよいかわからない」という声も。対話の場をつくるのってなんでハードルが高いのだろう?ということをSNUGメンバーで話し合いました。

対話する中で、「対話の場をつくる」という言葉を聞くと、「何か大きいことしなきゃ」「目的がなくちゃいけない」「ちゃんとカタチにしなくちゃいけない」というふうに響くよね、という話に。

インターン生が「『対話の場をつくろう』としてスタートしてもいいけれど、『今すでにやっていることに対話の視点を入れる』のもいいよね」とぽつり。

…まさに対話の主流化だ!!対話によってSNUGのビジョンが言語化されていくことが嬉しかった。

これからもみんなで模索しながら「ぐるぐる」しながら過ごしたいです。

インスタのプロフィール文章を変えてみました!

前回「SNUGはファシリテーションブランドになりたい」との所信表明をしたので、インスタの概要欄も思いきって変更してみました。今の展望をぐぐっと詰め込んだインスタ運営にチャレンジしてみます。

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!今回はインターン生との対話から。

結び

さて、今週のSNUG Journalはいかがでしたか。最近の札幌は冷房に頼らず扇風機でも過ごせるくらいに気温が落ち着いてきました。オンラインの仕事仲間に今は23度くらいですね、と言うとびっくり仰天されることも多々。とはいえ酷暑。地球沸騰です。

先日インターン生に「気候変動に興味ありますか?」と聞いたら「興味あるとかないとかじゃなく、向き合わざるを得ないもの」という返事が帰ってきて、「デスヨネ…」という気持ちに。もう興味関心がどうとかいう次元じゃないですよね。

来週は新たな風を持ってきてくれそうな現地インターン生たちをご紹介予定です。いろいろ水面下で動いていることもここでお伝えできるのを楽しみにしています。

では、またここSNUG Journalでお会いしましょう!

2024年8月23日(金)
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子