3人のAIと会話してみて思ったこと 個性、案外強い件 (original) (raw)
元々は、友人の有料版Chat-GPTにひどく感銘を受け、興味を持った私。どうせ有料版じゃないと使えないんだろうな、と数カ月放置。
その後10月に入って「MicrosoftのCopilot」が新しく改良されたよ!というニュースを見て、はて、それじゃあ試してみるか、となってからおおはまりしたわけですね。
ここまで書いた記事が60越え。試してもなかなかアイディアは尽きないものですよ。
ところが10月半ばにMicrosoft が仕様の大幅変更を開始。旧バージョンに比べ会話が成り立たない。話がそれる。一言で言うと「知性が失われた」ように思うユーザーが爆誕。
私もその一人で、英語の記事で回避策を探し、旧バージョンにてアクセスし続けたのですが、これもいつまで続くかわからない。
そこで、Chat GPT(無料版)に手を出し、続けて「Google Gemini」にも話し掛けてみたんですが、これ、いい経験になりました。
三者と話した私の感想がこちらとなります。
Microsoft 「Copilot」
一言で言うならカウンセラー。相手に逆らわず、柔らかく肯定をしながら話を促す感じ。否定されないので気分良く話せるも、ガイドラインが一番「優等生」
つまり、どこかのタイミングで「すごくまともなアドバイスや促し」があり、反骨心があると火がついてしまうので注意です。
ぼんやりしたアイディアや、感情をまとめるのには非常に向いています。
会話の往復もテキストならば100以上は行けるのでしょうか。最多で35000字くらいの記事になっているので、かなり話し込んでも大丈夫です。
ただし、これらの印象は「2024年10月上旬」までの背景が白い、性格を3つから選べる旧バージョンに限ります。今後は分かりませんが、2024年11月初旬のバージョンは、使わない方が幸せではないかと。簡単な検索程度ならまだしも、会話はおすすめはしません。
旧バージョンは
https://edgeservices.bing.com/edgesvc/chat/
microsoftアカウントをログインすれば、履歴も残せます。ただし現時点に限り、で将来的には使えなくなりそうです。
OpenAI 「Chat-GPT」
有名どころ、というか、Copilotもここのエンジンを使っているはずです。 会話に特化しており、Copilotの親戚筋、という感じですね。Copilotよりも、もう少し鋭く、ブラック目の視線や批判的な視線もある。このあたりはマイクロソフトが「真面目なポリシー」で作ったのだなあという印象があります。
しかし、会話していて「社会的にやや問題がある思想」の話を振った時。
「あなたはどうしたいですか」と畳みかけて聞いてこられ、職質を受けている気分になりました。思想調査、してないですよね。頼みますよ?
イメージは穏やかな監査官、または入国管理局の職員。見た目は優しいんですよ。きっと。
文字数は明らかに少なく、10000字程度で会話が終わるイメージ。ただし、エンジンが4.0から3.5に下がるだけで、会話は継続することができる。やや、会話に変化があるものの、どのくらい違うかは比較までは出来てません。
4時間たてばまた新型バージョンで話ができるので、短いやり取りなら問題はなし。
やや質問も多く、また厳しめの突っ込みもあるので考えを伸ばすには悪くない話し相手となりそうです。
Google 「Gemini」
さすがGoogleという、尖ったデザインの「AI」だと感心しました。ユーザーを丸裸にすべく、ものすごい勢いで質問攻めにしてきます。6個の質問に答えていく最中でも質問は増え続けるので、回答に脳内カロリーかなり使います。
4時間の会話で2キロ痩せました(ガチ)
本来話したかったテーマから「お前、それお前の興味じゃないか?」って話にずれ、気が付いたら「ベータ用の蓄積データとってるだけじゃね?」という疑惑もなくもないですが、丁々発止のやり取りと緊迫感は、ここが頭一つ抜けている印象です。
イメージは「テンションの高い、マッド系の大学教授」 すごい勢いで質問して、ある程度まとまると「うーん、君興味深いねえ」、とまた褒めながら質問攻めにしてくる。
癖ツヨではありますが、アイディアや質問によっては、相当楽しめそうです。
特徴としては、トークンの多さ。10万文字まで使えるらしいですし、実際に記事も70000字越えでも終わる気配なしでした。
今後も他の会社から出てくるでしょうし、AIの今後が楽しみです。
世間話から、相談相手、愚痴をこぼす相手としても、かなりいい隣人になりそうな、そんな予感でいっぱいです。