バズ・ライトイヤー(映画)は面白くなくて爆死?失敗したのはなぜ? | シネマアップデート!! (original) (raw)

日本では、2022年7月1日に劇場公開し、トイストリーシリーズのスピンオフ作品として、製作された映画が「バズ・ライトイヤー」です。主人公バズの声をキャプテン・アメリカでおなじみのクリス・エヴァンズが担当するなど、かなり力を入れた映画だったのですが、評価はイマイチだった模様。

そこで、

・バズライトイヤー(映画)が面白くない? ・バズライトイヤー(映画)が爆死・失敗と言われる理由は?

について、考えたいと思います。

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この記事の監修者

つくつく

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Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

バズ・ライトイヤーの映画のあらすじはこんな感じ

実は2回、バズライトイヤーを映画館で見たよ。 pic.twitter.com/6aaolpIzvR

— バズはともだち♡バズライトイヤー (@my_birthday26) July 22, 2022

あらすじ

調査宇宙船「S.C.01.T.S」は未知の移住可能な新惑星「トゥカ二プライム」を発見。探索のため、スペース・レンジャーのバズと彼の指揮官であり親友のアリーシャは、調査のため着陸。ただ、発見した新惑星には危険な生物がいっぱい。宇宙空間への離脱を試みるが、バズの失敗で、崖にぶつかり、宇宙船は、不時着。

1200人もの乗組員を乗せた船は、地球に戻ることができなくなります。責任を感じたバズは、地球に戻るため、危険なテストフライトに挑みます。

しかし、最初のテストが失敗に終わり、4分のフライトから戻ってきたとき、ハイパースペース燃料の「ハイパークリスタル」の異常による「うらしま効果」による時空の歪みで、地上では4年の歳月が経っていました。

どうしても地球に戻りたいバズは、相棒のアリーシャの意見も聞かずに何度もテストフライトを繰り返します。そして、彼が戻ってきたときには、すでに62年も経っており、アリーシャの姿もありませんでした。

なんとか、アリーシャのプレゼントのロボット「ソックス」の助けを借り、ハイパークリスタルを復活させ、テストフライトの成功しますが、そこに待っていたのは、惑星を攻撃する巨大宇宙船「ザークシップ」だったのです。

バズ・ライトイヤー(映画)が面白くない?

— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) August 25, 2022

バズ・ライトイヤーの評価ですが、映画.comでは3.4、フィルマークスが3.6なので、それほど悪いわけではありません。ただ、面白くないという意見はこんな感じです。

子ども向けとは言えない、トイストーリーっぽくない

評価の低い意見を見ると、子供向けではない、難しいという意見がありました。トイストーリーのスピンオフ作品なので、もしかしたら、ウッディやエイリアンなどのキャラクターも出るのかな?と思っていたら、ガチのSF作品でびっくりって感じでしょうか?

たしかにウラシマ効果などの話は、対象年齢を何歳くらいに想定しているか分かりませんが、難しく感じる人はいるかも。子供と一緒に見に行ったと思うと、ちょっとしんどそうですね。

絵柄も、トイストーリーのバズより、大人っぽいバズなので、トイストーリーのイメージと違います。思っていたバズのじゃなかったって人が面白くないと判断したのかもしれません。

ポリコレで台無し

映画「バズライトイヤー」には、いわゆるポリコレと言われるシーンが出てきます。それは、バズの相棒、アリーシャと彼女の同性のパートナーとのキスシーンです。

さらにややこしいのは、その後、アリーシャに孫ができることです。

多様性に配慮して、このようなシーンが盛り込まれる映画が増えてきていますが、子供も対象となる映画なので、見せたくないという人もいるかもしれません。

実際、評価の中では、このシーンがあるだけで、面白くないと判断した人もいました。

バズ・ライトイヤー(映画)が爆死・失敗と言われる理由は?

#バズライトイヤー の映画の、メインキャラの奥さんがKikoちゃんという女性でめちゃくちゃテンションが上がった私😍💓(Kikoは、私のアメリカでの代表作“Present Perfect”の役名)
この夫婦が原因で、アジア、中東で上映中止のニュース。本当に残念でなりません。Kikoちゃんがんばれ。✊
#LGBTQ pic.twitter.com/Eko2WSrIqV

— 撫佐仁美🇺🇸🗽 (@MusaHitomi) August 15, 2022

映画「バズ・ライトイヤー」の興行成績

バズ・ライトイヤーは実際に爆死したのでしょうか?

バズ・ライトイヤーは製作費2億ドル、広報宣伝費1億1000万ドルなど計3億7,300万ドルに対して、収益は2億6,700万ドル。1億600万ドルの赤字となりました。確かに爆死と言えます。

なお、日本での興行成績は12.2億円、2022年の1位は、「ONE PIECE FILM RED」197億円、2位「劇場版 呪術廻戦 0」138億円、3位「すずめの戸締まり」131.5億円、4位「トップガン マーヴェリック」135.7億円。洋画のアニメの「ミニオンズ フィーバー」が44.4億円なので、良かったとは言えません。

ちなみに、2022年はディズニーの映画は良くなく、同年公開した「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」も、製作費1億8000万ドル・広報宣伝費9000万ドルなど計3億1,740万ドルに対して、収益1億2000万ドルと、1億9700万ドルの赤字となっています。

爆死の理由その1:観客が求めていたものと違った

アメリカの劇場公開についても、最初の滑り出しがあまり良くありませんでした。その理由で多かったのが、映画の内容が観客が求めていたものと違っていたことです。

面白くない理由にもありましたが、観客はトイストーリー的な映画を望んでいたのですが、バズライトイヤーは、わりかし硬派なSFアニメ。評論家や大人の評価は悪くはないものの、子供には難しかったようです。

それもあり、北米での劇場公開3日間で最低7000万ドルほどを見込んでいたのが5000万ドルと振るわなかったようです。映画の内容が観客を裏切ったことが爆死の理由の一つ目です。

爆死の理由その2:ディズニープラスでの配信

ディズニープラスのスタートでによる配信作品の優遇で、劇場公開から45日後にバズライトイヤーは配信されることになりました。新型コロナウイルス中こともあり、これくらい早く配信で見れるとあれば、劇場に行かない人も多くなります。思ったより早いディズニープラスでの配信が、バズライトイヤー爆死の2つ目の理由です。

爆死の理由その3:同性同士のキスシーンで上映禁止が相次いだ

最大の理由かもしれないのが、同性同士のキスシーンがあったことで、上映禁止の国が出たことです。アラブ首長国連邦、サウジアラビアなどの中東、東南アジアなど14カ国で上映禁止となりました。

中国でも、同性同士のキスシーンを公開時に削除するよう求めた報道もあり、このシーンが物議を醸しだしたのは事実です。

アメリカでも、オクラホマ州の映画館では、保護者へのお知らせとして、開始30分以内に同性同士のキスシーンがあり、そのシーンを早送りするよう全力を尽くします・・・といった張り紙が貼られるなどの騒ぎがありました。

評価にもポリコレで台無しとの意見がありましたが、一部の人には、ゆゆしき問題だったのかもしれません。

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まとめ

バズライトイヤーの映画についてまとめました。

・バズライトイヤー(映画)が面白くない原因は、SF色が強く、難しかったこととポリコレ

・バズライトイヤー(映画)が爆死・失敗と言われる理由は、観客の求めていた内容でなかったこと、配信が早かったこと、そして、同性同士のキスシーンがあり、上映禁止の国があったこと

でした。

ネガティブな内容でしたが、子供向けじゃなかっただけで、面白くない映画とは思いません。SF好きの人なら面白い内容。

何度も繰り返し時を超えて、困難に打ち勝とうとするバズと、それを助ける仲間たち。そして、あっと驚く、宿敵ザークの正体など、見ごたえはあります。

特に、スターウォーズが好きな人なら、あああ~と思うところがあります。

ディズニープラスで配信しているので、ぜひチェックしてみてください。