Hitoshi Tanakaさんオススメのお店 - Retty 日本最大級の実名型グルメサービス (original) (raw)

旅先の楽しみの一つは、地元の食材と地元民の会話である。とらふぐの握り(写真#1)や筋子の巻き物(写真#2)なんてのは初めて食べた。隣席のお客さんのランドローバーを買い替える話などが面白くて良いひと時を過ごせた。 東京銀座8丁目の支店の前は数えきれないほど歩いているが、本店が函館にあるというので行ってみた。全てのメニューが価格付きで壁に貼ってある。握りのセット10貫の後に、握り4貫と筋子の巻き物、サッポロクラッシック中瓶で、合計¥9990でった。 なお、銀座の店は2024年10月現在、営業していないようだ。

行列の出来る店だが平日の午後四時台ならすぐに入れた。江戸前の胡麻油を使った天ぷらなので、ビジュアルが宜しくないがこれが本当の江戸の天ぷらである。写真#4のメニューにあるように天丼には二種類あって、海老天が2本入っている高いほうを頼んだ。揚げたての天ぷらをツユに浸して、まだツユがしたたりおちている天ぷらをご飯に載せると、ご飯にもツユが掛かる。この甘辛に油が混じったツユが小悪魔の女のような魅力があるのである。天ぷらを食べずにツユだけを掻き込んでしまう誘惑に駆られるのである。 さて、コロモが白いのは関西風である。昭和の終わり頃までは、東京ではどこの店も茶色の天ぷらであった。但し、胡麻油100%の店はこの店も含めて残っていないのではないだろう。この店の天ぷらも胡麻の香りは感じなかった。(個人の感想です。) 胡麻油の色が問題だけでなく、揚げた胡麻油の匂いがきつく、腹にズシンと重い(食べ応えがある)という問題点があり、さらに胡麻油そのものが高騰したのが致命傷となったのであろう。少し脱線するが、寿司のお酢にはもともと「赤酢」が使われていたのであるが、寿司飯の色が悪いということで、「白酢」に切り替わった時期があった。ところが、令和の時代に入った頃からか、本物志向の寿司屋が赤酢を使うようになってきた。今では寿司種との相性によって赤と白を使い分けている寿司屋もある。私には赤白の味の区別は判らないけどね。

浅草雷門に向かって左側にある東京観光土産で有名な「雷おこし」を買ってみた。 米、麦芽糖、水飴、砂糖、ピーナッツのハーモニーが懐かしい。でも、昔はもっと固かったような記憶がある。 店員さんに、沢山あるフレーバーの中から一番伝統的な味のものを下さいと頼んだら、少し首をかしげてから白砂糖味を選んでくれた。なるほど、彼女は昭和の時代を知るよしもない。 ちなみに、写真#2,#3にあるフレーバーを書き出してみる。 コーヒー、ミルクティー、白砂糖、黒糖、海苔、さつまいも、アップルハニー、つくね、キャラメルアーモンド、メープルココナッツ、味六宝、鶯舞、風塵、雷鳴、ミルクピーナッツ。 製品戦略でいうところの、ワイバリ(ワイドバリエーション)だが、客の方が迷ってしまうのではないか。

GINZA SIX6階のイタ飯コーナーで、中が三店舗に別れていて、軽食、パスタ中心、そして今回は窓際のピザもパスタも出す店で軽くランチ。個室もある。高級ではないが、良い場所である。 生パスタの湯むきしたトマトとそのソースが甘くて宜しい。 ハシタナイが、隣席女子の恋バナに耳ダンボ。同じサークルで別れた後も同じサークルで顔を合わせ続けるとはね。おりしも、BGMに映画「男と女」の女性ヴォーカルが流れてきて、そこに重なるように「こじらせオンナ」なる言葉が出てきてじろぐ。そして「We are all alone」がジャジーなハスキーヴォイスで流れてきた。 コーヒーも頼んでまったりした。

伊勢崎町に本店があり、本店ゆずりのメニュー「戸隠連山」を頂いた。卵黄のとろろ、なめ茸、刻み海苔の三種の具を載せた鉢に、蕎麦つゆ徳利から蕎麦を注いで楽しむのである。昼下がりで、客の半分がアルコールを摂取している心地よさがある。キープのボトルも並んでいる。 新横浜の穴場である。新幹線を降りてタクシー乗り場までエスカレーター移動して、大阪方面に歩いて線路を潜るように左折、突き当たりをまた左折するという経路を辿る価値はある。