roadrunner0369's blog (original) (raw)

最近インプットができないという話をこの前の記事で話したが、これは要は自分自身の欲を振り返る暇がないということでもある。そして欲を振り返る暇がないと、そもそも欲そのものが湧いてこなくなることすらありうるのが恐いところだ。

知識を蓄えるということ自体、そもそもが欲を中心に置いた行為である。どこまでその欲に基づいて知識を得られ続けるかは、その欲の深さに依存するが、知識を得るとその分だけ欲は深まっていく。知識は渦のようなもので、その渦が小さいうちは腕がそれほど外側に伸びず、結果的に自分の他の欲に振り回されて自然消滅するということもしばしばあるが、継続的に知識を蓄えていくと、ある地点で腕が外側に伸びるようになる。そうすると、知識の深まりとともに欲もどんどん深くなり、最初に知りたいと思っていたことなど突き抜けて、やがて知ること自体が目的と化すことすらある。そういう状態になれば、知識を得ること自体がむしろ自然な行為となってきて、何をするという意識もなく手元に様々な情報が集まってくるようになる。

面白いのは、そうした知識欲のきっかけそのものは別段何か高尚な動機に基づいているわけでもなく、私生活上のしょうもないことがきっかけとなることがしばしばあること。しかし、そうした自分のメンツや下心なんかが動機となっていること自体をいかに早期に喝破し、そのような自分の行為を自然なものであると受け止めるか否かで、知識の腕がうまく渦を巻いてくれるかどうかが決まる。そこに気づくことができないと、腕や渦が歪み、偏った知識しか得られていないこと自体にも気づけなくなる。そうなると、いつまでもそこに自分が残り続ける。

知識欲を“欲”として正しく機能させ続けるには、そこに自分が残らないことが肝要だ。

世間的にはこうした振る舞い方を“客観化”と言ったりするようであるが、何のことはなく、要は欲が自律してうまく機能してくれるかどうかまでの面倒を見る、ということに過ぎない。自分が何をやりたいのか、ということが気になるような段階ではまだ“主観”が残っているはずであり、それに照らせば上記の“客観”なるものがどういう意味であるのかも分かるだろう。

つまるところ“客観”とは、相手(知識を得る対象)の都合に合わせることでしかない。あるいは、私がこうしたい、こう見たい、ではなく、向こうがそうさせてる、向こうがそう見せている、ということに合わせて自分を動かすことだ。「欲」という言葉で知識の話を始めたが、その言葉に合わせるのであれば、知識「欲」とは自分の欲ではなく、知識そのものが欲望であり、その欲に自分がまきこまれている、と言った方がよいだろう。

ただし、この“客観”化は、自分というものから知識を切り離すことでもあり、つまり相手(=知識)がどのように自分を突き動かそうとするのかも見えてくる。その時点において、それでもなお自分がその渦に巻き込まれようとするかどうか、どこまで付き合うのか、という点は一つの選択のしどころであって、インプットができない、という話はつまりこの地点の話だ。

自分から切り離されたものはやがて、パッケージ化されつつ徐々に忘却される。そうすると、それが自分の欲をきっかけとして生まれたものであったことすらも忘却される。“客観”化は、それに伴って自分自身の現状を突き付けてくる。いっそ自分のもののままであった方がよいとも思えるが、そのまましておくと情報は知識でなくなっていく。

知識欲との戦いは常に撤退戦である。

最近思い立ったので、毎日1枚程度、アニメのレイアウトを模写するという作業を進めている。

いま模写の対象としているのは『スタジオジブリ・レイアウト展』図録。たまたまレイアウト展を見に行った際に購入していたものを引っ張り出してきた。

https://amzn.asia/d/b3IRl9L(中古価格でも高騰してますね)

特に何か特別な目的があってレイアウト集を選んだわけではないが、レイアウト絵が基本的には鉛筆の線で絵が描かれているので、アナログで製図の用のシャープペンシルを使った模写の対象としてはわりとよい題材だと思う。

基本的には、自分で絵を描く際に迷わず立体の線を探すことができるようにするということを第一の目的として模写を続けているが、そのためには結局のところ、普段から自分が描こうと思っている対象の質感をどれほど具体的に観察できているのか、という点が何より重要だということを再確認した次第。

線を選ぶためには、線が決まっているかどうか、という判断そのものの精度が問われることになるが、その判断自体は線を引く技術では得られない。アニメの線は基本的には人の目を騙す線であり、そのためのごまかしが技術と呼ばれるわけだけど、何をどう騙すのか、という根本的な部分の判断ができるかどうかは、世界をどれだけ具体的に見ることができているのか、という部分に直接的に影響を受ける。

引く線が多ければ、その分だけ一本の線の精度を落としてもそれほど気にならなくなる。当たり線をたくさん引けば、その線の中から消しゴムでより良い線を削り出すこともできる。しかし、その削り出しをおこなうにせよ、自分の中でそれが“良い”と判断できるようにするための判断基準が必要となる。

割りと恐ろしいのは、“良い”と判断した線が、実はあまり立体を描けていない場合。私の場合、絵ばかりを見ていると気づけないので、散歩に出かけるなどして自分の身体とモノとの距離を意識してからもう一度絵を見ると、気づくことのできる場合が多い。

人によって異なると思うが、自分の場合にはモノの形を測る尺度が自分の身体との距離感であることを、線を引き始めてから自覚した。だから遠景になればその分だけのっぺりする。模写をする中で、遠景を描ける人はいったい何を尺度として持っているのだろうかということが意識されるようになってきた。

学習というのは人を知ろうとすることなのだろうなと思いながら、日々自分の線を模索している。

このブログを始める前に、数年前までほとんど毎日書いていた別のブログがあったのだが、数年経ってしまうと毎日こうしたことに取り組むということ自体が非常に億劫になってしまっている。

別段、今更毎日何かを書くこと自体に異議を見出すということもないのだが、しかしそれでも以前続けていたブログの記事を読んでみると、インプットしていた情報の整理をおこなっていたり、割合精力的に日々の活動をしていたことがうかがえる。

翻って、いまこのブログで書くことが億劫になっているのは、インプットそのものが減っていて、書く内容があまりないということも大きな原因となっているように思われる。

数年前と比べれば趣味が増えたので、日々得たい情報が増えているのだが、それらの情報は鮮度というか、速報性が非常に大事になってくるもので、それらを追いかけていると日々が忙しなくなってくる。以前のブログ記事でまとめていた内容は、基本的には読んだ一冊の本の内容や、それに関連した数冊の文献、ウェブ情報などだった。それらは速報性は特に重要ではなく、むしろ時間をかけて正確に読むべきものだった。

もっと具体的に言うと、例えば、今、自分はメカニカルキーボードにはまっていて、いくつか過去に記事も出しているが、今手元には筐体がすでに10個前後あるような状態になっている。そして、これに加えてすでに3つほど購入予約をしており、これからさらに筐体が増える予定だ。手元にあるキーボード一つ一つに対して簡単なレビューを加えようと、いくつか実際に下書きとして残してあるものもある。しかし、この記事自体に自分として何か価値があるようには思えない部分があるので、結局お蔵入りとなっている。

それは、もちろん自分がまだメカニカルキーボードについての知識が浅く、それらのキーボードを比べる際に何をどのように伝えるとよいのか、という点の取捨選択の基準を定めることができない、ということも理由となっているが、もう一つ大きな理由として、手元にある筐体をここで紹介したとして、1年も持たずにあっという間に市場から消えてしまうこの筐体を紹介し、その記事をアーカイブすることに一体どれだけの価値があるだろうかと疑っているという点もある。

他にも自作PCのパーツについてもレビューを書こうと思えば書けるのだが、同じような理由で結局表に出ていない文章はいくつもある。ただPCパーツについては、アーカイブをすればそれが20年後ぐらいには歴史を追う上で貴重な資料となったりすることもあるのだろうが、その価値は記事の内容そのものというよりは、むしろ骨董価値に近いものであって、その価値は自分がどのように記事内容を精査するかどうかということとは全く別の価値基準によって測られるものである。

……というような言い訳を並べて、延々とブログ記事を更新しないことを正当化しようとしているが、この正当化を一体誰に向けておこなっているのかと言えば、それは紛れもなく自分だ。

そしてその言い訳の根幹には、インプットをさぼっているということへのぬぐい切れない罪悪感がある。しかし、この罪悪感もまた、言ってみれば根拠のないものであって、別にインプットをしなくてもだれからも怒られることはないし、損をするのは自分だけである。

ならばなぜ、と思うことしきり。

しかし、外側から要請される必要性とは別に、こうした自分自身の行いに対する倫理的な正否の判断が自分の行動に対し課せられるという経験は、その大小にかかわらず誰にでもありそうな気がするし、結局は誰かから要請されたり強制されたりしている中でも、その自らの持つ倫理的判断が最終的には物事を前に進めるための唯一の原動力となると思われる。

言ってみれば、そうした自分自身の行いに対する自分自身の疚しさの感覚が、唯一無二の原動力となる。そしてその疚しさ故に吐き出される文章を、日々書きつけることに意味があるとすれば、日々頭を擡げてくるその疚しさを何とか宥めて、お布団でストレスなく寝られるようにする、ということにあるのだろう。

とりあえず、閑話休題、みたいな感じの記事を一つだけ公開して、明日以降の自分がどのようにこの場所を構築していくのか、期待せずに眺めることにする。

NuPhy Gem80のライラック色・ラズベリーキーを購入したので、使った所感を書いてみる。

ほれ、美しかろう?(キーボードを愛でるハグリッド)

0.総評

いきなり総評となるが、打鍵音・打鍵感や各種機能をすべて含めて、現状私の環境的にこれ以上の製品を望めないだろうと思うぐらいには満足している。

まず、打鍵音にストレスを全く感じず、かといって静かすぎずに作業をしているという自意識を保つことのできる程度の音を立ててくれるという点が、テキストを多く書く身としては非常に助かっている。

そして打鍵感だが、購入時に選んだラズベリーキーだと入力が軽すぎず重すぎず、数時間キーを叩き続けたとしても全く手に負担がかかっているような感触がないという点が、やはりテキスト書きにとって何よりよい印象。

唯一、人によっては気になる点があるとすれば、筐体自体に高さがある点。スペースキー側の最も低い位置でも、実測値で20mmあった。この高さは、私自身今までリストレストを導入したことがなかったぐらいには手のひらが大きいにもかかわらず、初めてリストレストの購入を決意したぐらいの高さであると言えば多少は伝わるだろうか。

それでも、リストレストがなくとも打ち込む際のストレスはあまり感じないのだが、手のひらの小さい人にとっては大きなデメリットになりそうだなと思ったのでここに記しておく。

しかし、それ以外には現状特に不満が出てくることはないので、私的な総評としては、自宅環境でテキストを多く打つような人にとって私がお勧めしたいキーボード、ということになる。

以下は、導入の経緯や各項目ごとの詳細レビュー。

1.導入

今年2024年の3月にLofree Flowを購入して以来、このキーボードの打鍵感や打鍵音が気に入ってしまった。

これに似た打鍵音、特にコトコトとした粒立った入力音がするキーボードをいくつか眺めていた中でも最も惹かれたのが、表題のNuPhyから出たNuPhy Gem80という機種だった。

もう一つ惹かれたのが、WOBKEYから出ているRainy 75という商品。

こちらもまた商品の名前にもあるように、まるで雨音のような(?)コトコトという音が売りのキーボードで、独自開発のキースイッチによる独特のキータッチもまた売りの一つであるとのことだったが、この両者のレビューをなるべくたくさん参照したうえで、最終的にはキーキャップの形状の好みからGem80を購入した。

購入先は海外のNuphy直販ショップ。

私が購入しようとしたタイミングでちょうど日本市場向けにも販売サイトがオープンしていたのだが、サイトを覗いたら、Nuphy本国の直販サイトの値段よりも1.6倍ぐらいはするような値段(5万円強)で売られていたので、海外から取り寄せることにした。

海外から取り寄せるときに気を付けるべきことは、無線付きのモデルに技適がついていない点。Gem80はBluetooth接続で3台まで接続先を記録しておけるので、その機能が使えないのが少々痛いところ。その点は下の使用感でももう一度触れることにする。

注文は5月29日で、そこからたったの5日、6月3日には自宅に到着した。個人輸入としてはかなり到着が早い印象を持った。

2.使用感

① 送付されたものや状態

送付されてきたのは、

の3箱で、普通のキーボードの大きさをイメージしていると面食らうような体積になる。

また、普通のキーボードと違って、キースイッチ、キーキャップは自分で装着する必要があるので、買ってからすぐに使いたい人向けではない点は留意するべきだろう

……が、わざわざGem80という機種に行き当たった人が心配することでもないはず。

残念ながらキーキャップやキースイッチを装着する前の筐体の写真を撮り忘れてしまったので、キースイッチのついていないむき出しの筐体がどういう状態になっているのかをお見せすることはできないが、面白いことにリターンキーとスペースキー、ESCキーの三つには既にキースイッチが装着されている状態で、しかもリターンキーはラズベリースペースキーはレモンESCキーはミントと、この機種向けに用意されている3つのキーがそれぞれ別個に用意されていた。これのおかげで、私の手元でスイッチの押し心地やキーの音を確かめることができたので、これはいい販促だなぁと思った。

私自身はこの3つのキーを比べた結果、事前リサーチからの想定通りラズベリーキーの感触が最も気に入ったが、人によっては購入したのとは別のキーを別途購入するみたいなことも十分ありうるだろう。それぐらいには3つのスイッチはどれもそれぞれに良さがあった。

② 打鍵音

以前、Lofree Flowのレビューでやった通り、20秒ほど打鍵音を録音したものを以下に掲載する。

参考として、Lofree Flowの打鍵音も並べて置いておく。

こうして聞き比べてみるとわかるように、Lofree Flowよりもさらにコトコトとした小気味のいい音が聞こえてくるのがわかると思う。あと音声からだとあまり伝わらないかもしれないが、Gem80の方が音が単純に大きい。

Lofree Flowの方が静音性という意味では良い分、いくらか音が滲んでしまっている部分があると思うが、これは良し悪しだと思う。

Lofree Flowはロープロファイルの75%キーボードという括りなので、どちらかというとノートPCを使っている人が持ち歩いたり外出先で普段使いするといった用途が視野に入ってくる。そのような用途を考える場合、Gem80のように粒だった音が聞こえてくると、自分自身は気持ちよくても周囲の人が普通に煩がるだろう。

そういう意味ではLofree Flowの音は非常に絶妙な辺りで調整されていると言える。外で作業をおこなっていても周囲の人を気にするような音とはならず、かといって全く静音であるわけではなく、コトコトと私だけに聞こえる程度の静かな音、と言えばいいのだろうか。

これ以上の話はLofree Flowのレビューとなってしまうので控えるが、Lofree Flowのそうしたバランスのよい音と比べると、Gem80の方は完全に自宅、ないし自分だけが作業するような環境で使用するものだと言える。一応、内蔵プレートに装着するためのシリコンがいくつか製品に同封されており、それを交換することで静音性をいくらか高めることは可能だ。

また、これは海外向けの直販サイトでの注文時に限られるが、オプションで内蔵プレートを追加注文することができ、アルミニウムやPC、POMなどの種類が用意されている。加えて注文時のキースイッチの選択肢の中に、静音性に特化したスイッチが用意されているので、そちらを選ぶことで静音性を高めることも十分に可能だ。

総じて言えば、カスタマイズ性は抜群でスイッチの交換も可能だが、基本的には自宅環境で作業をするためのキーボード、となるだろう。

③ 打鍵感

これは文字で起こすしかないのでわかりやすくお伝えするのが難しいが、自宅で主に使っているLofree FlowやRealforceのR3との比較で言えば、これらのキーボードの中で一番打鍵感が軽いキーボードとなる。

公称値で言えば、Gem80のラズベリーキーの重さはoperating forceで46±5gf、end forceで50±5gfとなっていて、Realforceの標準である45±5gfとほぼ変わらない重さだが、恐らく使用されているスプリングの違いによって感触が異なっている。具体的には、キーを押し込んでから底を打つまでの重さは、Gem80の方がとても軽く感じる。キーの戻りについてはRealforceの方が強く、その分押し込む際の反発もGem80に比べれば強い。どちらが良いかは個々人でかなり違うだろうし、キースイッチの特性が全く違うので、何なら両方とも好きで使い分けをするという人すらいるだろう。

あと、これはタイピングの仕方によると思うが、基本的にキーの押し込みが強めの人であれば、キーの戻りについてはあまり気にせず使えると思う。私自身が強めにキーを叩く人だと思うが、強く叩く分、キーの戻りもそこまで気にするものでもないという程度の印象。リアフォなどと比べてしまえば弱さに気づくが、普段から使用していればほとんど気づかないだろう。

むしろキーを押す際の抵抗がなく、運指の際の引っ掛かりが取れたおかげでタイピングの速度が任意に上がったと言える程度にスムーズになったので、これはうれしい誤算だった。

④ 通信機能

「1.導入」でも言ったが、私が購入したのは海外通販だったので、手元にある筐体には技適が付いていない。そのため、Bluetoothの機能を使えないのだが、本来であれば3台の接続先を記録しておくことができ、パソコンを複数台使用するような環境であってもGem80一台で用事を済ませることができる点は利点だと思う(最近の無線キーボードでは割とよくある機能だが)。

これが使えないと、例えば自宅環境で、据え置きのデスクトップと持ち運び用のノートPCの両方を自宅環境で使用するような人によっては困ってしまうだろうが、私自身は持ち運び用のPCとデスクトップで完全にキーボードを切り替えて使用するつもりなので、そこまで困ることはない。

そもそも私はGem80を基本的に有線接続で使用しようと考えていた口なので、技適の有無はあまり気にならなかった。

もし海外通販での購入を検討している人であれば、このBluetooth周りの制約について自分の使用環境とよく引き比べたうえでどうするか決める方が良いと思う。

ちなみに有線接続は、最近は標準的となったUSB-C接続。

⑤ カスタマイズ性

特に海外直販サイトの注文時に選べる項目の多さ、オプションの多さを見ればわかるが、カスタマイズ性は割と高めで、公式もそれを一つの売りにしていると思われる。特に上記のように、マウントするためのシリコンや機械要素が付属しているので、それらを付け替えることでより自分の好みに寄せることが可能だ。

またスイッチプレートも交換可能で、Gem80に使用されている星形ネジ専用のドライバーが付属している点も非常にありがたい。

3.雑感

これまで特にキーボードについてのこだわりがあったわけではない中でのレビューとなったので、色々とかゆいところに手が届かないような書き方になっているかもしれないが、注文から到着までの早さも含めて、今回はとても良い買い物ができたと思う。

ちなみに生産数が追い付いていないのか、私の第一候補であったモカ色の筐体とキーキャップが無線機能付きでは売り切れていた。トップの画像のように、いま私の手元にあるのはライラック色(これもモカと同じぐらい好きだったので検討当初は悩んでた)だが、こちらも私が購入した直後に売り切れたので、特に無線機能付きの在庫はあまりないと思われる(2024年5月現在)。

ピンク色として売られている筐体だけは残っていたはずなので、日本向けの直販サイトの値段が気になるようであれば、早いうちに購入を検討したほうが良いかも。

1.導入

少し前にGPUをRX7600に変えたが、続けて白い電源が購入できたので、2年間分の掃除も兼ねて底面のファンも変更した。

前の構成は以下。

2.構成

ガバイト製のソフトの挙動が怪しいのでライティングも消せず、
パリピみたいなライティングになってる

基板も電源ケーブルもホワイトになったのでケースのケーブルが惜しい

<パーツ構成>

電源自体は750Wでも十分すぎると思うが、自分の感覚として、割と短期間で他の構成に付け替える可能性もあったので余裕をもって850Wにしておいた。

これとは別に超花製の1000Wの電源もあるので、今回交換した750Wも併せれば予備としては十分だろう。

底面ファンについては買ってから使いどころのなかったディープクール製のパステルブルーのファンに交換。個人的にドスパラのディープクールコラボ製品は割と良いものだと思ってるけどさすがにこれ以上自分の部屋にケースを増やしたくないので購入を控えている。

1800rpmほど回るが、マックス付近だとかなりうるさいので、1100rpm付近で固定して使用しようと考えている。

1.導入

以前の構成は以下。

メイン1と中身を入れ替えて、こちらはミドルタワーのCorsair 5000Dに入れた。

2.構成

やはり4070Tiの大きさ的にはこちらの方がしっくりくる

<パーツ構成>

ちなみにこちらの7800X3Dの方をX670Eにして、7950X3Dの方をB650にしているのは、もともと前者の方に7950Xを搭載していたからということと、近い将来販売されるZen5のCPUを搭載する予定であるから。

3D-Vcacheを搭載しているCPUはそもそもOCを目指したものではないので、VRMについては7950X3Dであっても12+2で60Aものを載せていれば十分だという判断でB650の方に7950X3Dと4090を搭載してメイン1として使用している。

USBの数も私の用途であれば十分だった。

マザーボードに関しては現状、2万円以上のものであればVRMに関してはほとんど必要十分なので、どちらのチップセットを選ぶかの判断基準としては、PCIeのレーンをどの程度、どのように使うのかを考えればよいと思われます。

1.導入

以前の構成は以下。

今回はメインPC2とケースを交換し、メイン1をフルタワーの方に丸ごと換装した。

その他細々と変わっているので、記録する。

2.構成

GPUの大きさとケースの大きさがぴったり

<パーツ構成>

以下が以前のメイン2の構成だが、

ケースの中身を入れ替えるにあたって、ケースファンとCPUクーラーは残した。なので、7950X3Dと7800X3Dの両方で、使ってる簡易水冷の性能を比較できるいい機会だと思って、恒例のFFXVベンチやFFXIVベンチを回してみたら、リキフリⅢに付け替えた7950X3Dは3‐5℃ほど低い値が出た。

また、ケース全体のエアフローも強くなったのでGPUも温度が同じぐらい低くなった。

やはりエアフローの暴力は正義。

水枕の大きさやホースの出どころの関係で、グラボ上のファンが搭載不能となった代わりにフルタワーになってケースのPCIeスロットが下に一つ増えたので、15mm厚のファンが搭載可能となった。
これのおかげで、マザボの下部のPCIeスロットに搭載している10GBASE-Tが冷却できるようになった。