くたばれおすすめ欄!Twitterはアプリじゃなくてブラウザでやろう (original) (raw)
アプリ版がダメな理由1:おすすめ欄
おすすめ欄はゴミです。本当にゴミです。
おすすめ欄のいいところはたまにいいツイートが流れてくることです。
追っているジャンルのファンアート。なんかうまそうな料理のレシピ。ちょっと行きたくなるような観光スポット。
そんな楽し気な話題が指をシャカシャカするだけでやってきます。
ですが、おすすめ欄にはよくないものが混ざる可能性が高いのです。
インプレ数稼ぎの焼き増しツイートやデマ、顔も知らない夫婦の揉め事、地雷ネタ、憂国、責任を取らない問題提起、愚痴アカのツイート、見たくもないような炎上……。
地雷ネタはまあ自衛しろってワケですが、なんか巧妙に入ってくるんですよね。
たとえば自分がカレーライス大嫌いで、目に入れたくもないので自衛のためにミュートワードにしても「無印のバターチキン美味しかったよ」「ココイチ行ってきた!」みたいなツイートを流し込んでくるわけです。
Twitterに一度でも「この人、カレーライスに興味あるのカナ……?」と思われたら負けのようです。なめてんのか。
また、おすすめ欄はフォロワーのふぁぼを表示する傾向にあります。
※一応言っておくと、ふぁぼとはいいねを指します。死語。
今は他人のツイートを見てそこから誰がいいねしたのかを見ることができませんが、それが見れる時期に確認したところ、特定のフォロワーのいいねがやたらおすすめ欄に表示されていることに気づきました。
で、試しにそのフォロワーをミュートしても表示されています。どゆこと?
フォロワーも人間なので、自分と意見が合うツイートをいいねすることもあれば、合わない意見・もしくは地雷をいいねすることもあります。死んでしまいます。
アプリ版がダメな理由2:おすすめ欄を見せつけてくる
おすすめ欄が嫌ならおすすめ欄を見なきゃいいじゃない。当たり前です。
ですがアプリ版Twitterはおすすめ欄を見せつけてきます。
なぜかって? おすすめだからじゃないかな。HAHAHAHAHA。
アプリを起動したり、アカウントを切り替えたりするとフォローしているユーザーのTLよりも先におすすめ欄が顔を出すのです。
これが中々厄介で予測可能回避不可能。こちらがタップ操作できるようになるよりも先におすすめ欄のツイートが表示されるのです。
で、おすすめ欄に「最近のこのアニメは~」とか「旦那が揉め事を~」って出たら、まあ気になるのが人間じゃないですか。
ここでぐっとこらえきれずにおすすめ欄をスクロールしたが最後、見たくもないツイートを目の当たりにすることになります。ぎゃー!
アプリ版がダメな理由3:おすすめ欄を見てしまう
おすすめ欄ばっかりじゃねーか!
いや、散々酷評したのに見てしまうのって、それこそどういうことよ案件じゃないですか。
でも人間、見ちゃうんです。見てしまうんです。
具体的には理由2と同じ。
ただしシチュエーションは退勤時の電車や寝る前などの頭がぼんやりしている時。
アカウントの切り替え時にうっかり見てしまって、そのままついスクロール。
判断力の鈍った脳は手を止められず、最初は楽しめるようなツイートが出てきつつも最終的にはよくない話題を見てしまい……ぎゃー!
実際、おすすめ欄は時間つぶしとしてはかなりレベルが高いのではないかと思っています。
指をしゃかしゃかしてるだけであらゆる話題が出てきて、自分の守備範囲外から刺激を入れてくれます。時間的拘束もほぼなし。
「うわー、嫌なツイート見ちゃったなあ」と思った10分後にはおすすめ欄をしゃかしゃか見てまた嫌な気持ちになっているので、自分がわからなくなります。
スマホゲームは作業感あったりスタミナ切れるとやることなくなったり、動画サイトは通信料や回線速度の問題があったり、漫画アプリは何回も読み返せるような漫画がないと満足できなかったりするので、ローコストで新鮮な刺激を楽しめるTwitterはかなり優秀な娯楽であると思います。娯楽なのに不快になりやすい時点で失格かもしれませんがね。
なんか、こう。きわめて平易に娯楽を得られるようにすることで大衆の感覚をマヒさせるって、SFでよくありますよね……。
アプリ版がダメな理由4:知らん奴の通知
アプリ版では1,2日程度ツイートしてないアカウントに謎の通知が来ます。
そしてその内容はおすすめ欄以上に関係ないことが多いです。
最近作ったアカウントはUber配達員の内情ばかりを通知してくるし、別のアカウントは野良猫の保護を訴えかけるツイートばかりが来ます。
スマホが鳴り、「お、誰かがいいねしてくれた? それともリプライ?」と思っていたら、縁もゆかりもないアカウントのただの日常のつぶやきの通知です。これをどうすればいいのでしょうか。
ブラウザ版にした
おすすめ欄がゴミとわかっているのに手放せず、明らかにネット依存しており、時間を無駄にしている感が流石に隠せなくなってきました。炎上してるアカウントを上から目線で説教するか捨て垢で説教するかが時間の問題だと思いました。
ですが流石にTwitter自体をやめると多くの繋がりを絶ってしまうため、「アプリ版の利用時間を減らそう」と思いました。
より具体的に言うと、ROM専のアカウントを1つ作り、アプリではそれのみでログインすることにしました。
好きなイラストレーターのイラストや追っているジャンルの最新情報くらいはしっかりと追いかけたかったのです。
こうすることでアカウントの切り替えもしなくなったばかりか、開こうと思わなければTwitterを開くこともなくなったので、おすすめ欄を見る頻度が劇的に下がりました。
自分が所持していたアカウントは8つ、そして普段からツイートしている使用頻度の高いアカウントは3つ。
ブラウザ版でもアカウントの切り替えをした時におすすめ欄が表示されるのではないかと危惧したので、1つのブラウザで3つすべてにログインせず、Webブラウザアプリを3つ用意してそれぞれでログインする生活にしました。残り5つは断捨離。
その結果……
・ブラウザ版は起動時にTLが先に表示されるのでおすすめ欄がほとんど目につかなくなった。(環境などの差があると思われます)
間違えておすすめ欄を開いても、微妙に読み込みが遅いので見ずにやり過ごせることができるようになった。
・アプリ版に入れているのはアカウントは完全にROM専。
ということはツイートもしてない。よって謎通知自体が来ない。
・操作していていい感じに不便。イラつくことはあれど、Twitterを触って時間つぶしすることが減った。
・画像をアップする時のトリミング機能が弱い。ただ、写真アプリでやればいいので問題なし。
また、画像へのスタンプ機能は使えない。
・通知への反応は少し鈍くなる。でも普段からしっかりTwitterを見てれば取りこぼしにくい。炎上した時が心配ではある。
・スペース機能は使いづらい。マイクをオンにしているのに声が聞こえなかったり、退席扱いとなってしまう。
でもスペースは元々使わないので問題ない。
・Twitterのアプリ内ブラウザでリンクを開き、そのリンク先でTwitterアカウントのログインとかを求められても、逐一ログインする手間がなくなった。
アプリ内ブラウザ自体、なにかと些細なことで閉じられてしまうのでストレスになっていたが、それもなくなった。
あれっ、これいいことずくめじゃないか。
これまで「課金してやるからおすすめ欄を消してくれ」とイーロンにお願いしていたのはなんだったんだ。
おすすめ欄で地雷を踏んでむかつくことも、おすすめ欄に流れてきた社会問題で気が滅入ることも、おすすめ欄に流れてきたしょうもない炎上案件を叩きたくなる衝動に駆られることもなくなりました。
おすすめ欄シャカシャカができなくなったので、退勤時は別のアプリを使ってなんらかの栄養を得たり、寝る時間も少しだけ早くなりました。やったね。
これ自分がTwitter依存しすぎてただけじゃないのか……?